#160 サラリーマン、分析をする③「Pretender」
こんにちは。
今回は2月のコピチャレでコピーした曲の分析をしていこうと思います。
コード編の続きです。
↓↓ 前回 ↓↓
おさらい
コピーしたのはOfficial髭男dismの「Pretender」のBメロ。
そして成果物が以下。
今回はコードの分析の続きです。
コード分析
こちらが譜面です。(こちらのサイト引用)
前回一段目を見たので2段目以降を見ていきます。
2段目
ここは最大の変態ポイントですね。
前回同様わかりやすくキーをCにして説明します。
|D♭△7|D♭△7|C7|Edim・Fm|Fm・Fm|Edim・E♭m7|Ddim|Ddim・D♭△7|
↓
|F△7|F△7|E7|A♭dim・Am|Am・Am|A♭dim・Gm7|G♭dim|G♭dim・F△7|
書き起こすともはや何やってるかわかりませんね。とても2勝節の中で出てくるコードの量とは思えません。
ですが、前回同様こちらも細かい部分を除けば以下のように基本形のコード進行が見えてきます。
|F△7|F△7|E7|A♭dim・Am|Am・Am|A♭dim・Gm7|G♭dim|G♭dim・F△7|
↓
|F△7|E7|Am|Gm7|
つまりは1段目同様、Just The Two Of Us 進行に味付けされたものなんですよね。そう考えると分析は容易です。
・味付けポイント①(|F△7|F△7|E7|A♭dim・Am|)
ここは前回説明済み。
A♭dimがE7と構成音が似てて代理コードの役割を担ってるって話でした。
・味付けポイント②(|Am・Am|A♭dim・Gm7|G♭dim|G♭dim・F△7|)
こちらは大昔に遡りますが記事#14で学んだパッシングディミニッシュが2段階で使われています。
パッシングディミニッシュはその名の通り、通過点としての役割です。
例えば、C→Dmの1音上昇するコード進行の途中に、
C→C#dim→Dmのように半音ずつ上昇する形で入れ込んで動きを持たせることができます。
今回は基本系である|F△7|E7|Am|Gm7|F△7|...の|Am|Gm7|F△7|の部分が1音ずつ下がっていく進行になっているため、その間にパッシングディミニッシュを挟んだ形になりますね。うーん、テクニカル。
さらに単純に間に挟むだけではなく、リズムもシンコペーションを取り入れていやらしくなりすぎないおしゃれな響きにされていらっしゃいます。天才。
3段目
1段目と同じなので割愛。
4段目
こちらの部分のコード進行の基本系|F△7|E7|Am|G♭dim|。
今までの|F△7|E7|Am|Gm7|と最後のコードだけが違いますね。
このG♭dim、何かの代理コードでもパッシングディミニッシュでもなさそうなのでなにかしらのテクニックが使われてるはずです。
ということでめちゃくちゃ調べました。
結論から言うと、現時点でまだ勉強していないテクニックが使われてそうです。
それが「モーダルインターチェンジ」。
簡単に言ってしまえば、ある一部分だけモード(雰囲気)を変えるために使われるテクニックです。
例えば以下のように、「ドレミファソラシド」のスケールがあったときに、「レミファソラシド」と同じ並びで「ド 」を起点にスケールを並び替えることをします。
するとスケールは「ドレミ♭ファソラシ♭ド」へと変わり、少し通常の雰囲気とは違う響きを演出することができるわけです。
今回はこの考え方に基づいて、G♭dim(正確にはG♭m7-5)をモーダルインターチェンジコードとして使用しているわけです。
現時点で筆者は理論まで詳しく理解はできていませんがこんな感じだと思います。
モーダルインターチェンジについて、詳しくは以下。
5段目
こちらはキーがCで言うと|Dm7|G|。
普通にサブドミナント→ドミナントへの進行ですね。
ドミナントはトニックへと向かう性質があるので、ここの進行によって
サビ頭のコード(A♭)を強く想起させる進行にちゃんとなってますね。
さいごに
今回はコード分析編でした。
天才すぎてかなり勉強しないとついていけなかったです。
ただこれもコピーしなきゃわからなかったことなので大変勉強になりました。
次回は振り返りです。
ここまで見ていただきありがとうございました、
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