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#174 自分ではどうにもできない辛い状態でも『選ぶ自由』を私は持っている。

#創作大賞2024

家にはコザクラインコ、
 セキセイインコ2羽、文鳥がいて、

あるブリーダーさんから
    我が家にお迎えしてます。

ここ最近、コザクラインコのピピの調子が悪く
落ち着かない日々を過ごしてました。

そんな時、いつでも気軽に相談できるブリーダーさんがいる事はとても心強い!紹介していただいた動物病院へ行ってきました。

この動物病院で私は車椅子に乗ったおばあちゃん先生と玄関先にピピと同じ

頭は真っ白、体はブルーの
コザクラインコに出会いました。

はじめはこの方が先生だとは気づかず
《この病院のおばあちゃんなのかな?》
という印象でしたが

元気がなくクタッとして
点滴をしているネコちゃんに

『大丈夫よ!頑張って!必ず良くなるからね!』と抱っこしながらネコちゃんの耳元で優しく話しかけている姿に私が泣きそうになったり、

次から次へと診察に来る人が皆んなが
この先生を信頼して来てて
この先生に会いに来ていることが分かり

  『なんかこの人すごいかも!!』と
     ゾクゾクっとしました。

そんな中、私は皆んなが同じような事を
先生に聞くことに気づきました。

診察に来る人が皆んな
『先生お身体は大丈夫ですか?』と
会話が聞こえてきて
『あっ!この方が院長先生だ』と知ると同時に
病気で体が動かしづらい事も知りました。

ピピの診察中…
車椅子から取りたいものがすぐに取れない姿に

『私が取りますか?』と言いたくなったけど、
ここは私が手を出すところではない!と思って…

手ではなく口を動かそう!と
先生とおしゃべりしながら診察してもらった。

先生は3ヶ月前までは歩けていたのに今では一歩も歩けず、食事もだんだん自分の力ではで食べられなくなるようで…。

免疫異常で自分で自分の体を壊してしまう 
病気の事を話してくれた。

でも、そこにはちっとも悲しくなくて、
かわいそうという感覚もなくて

先生は『車椅子があるから何の問題もないの!自分がいつ死ぬかもだいたい分かるから、それまでこの仕事は出来るし、色んな準備ができるからいいのよ!』と言うその言葉に

私は今まで色んな本を読んできたけどその中で

『全てがここに在る』という
    本の中では理解できなかった

目には見えない掴みどころがないフワッとした
感覚を心と体で強く感じました。

生きていると色んなことがあるけれど

難病と言う
もう自分ではもうどうにもできない状態でも

どんなふうに生きるか?

私には選べるという自由があって

・何で私だけがこんなに辛いんだ!と
部屋にこもって泣いて過ごすこともできるし、

・この先生のように今の自分ができる事をしながらいつもの生活を止めずに生きることもできる。

ピピの診察に来たはずなのに

生きる智慧なるものをいただいたような?
私の方が診察を受けに来た気分でした。

帰り際に病院の玄関にいた
     コザクラインコの話になり…

話していくうちに

ピピと先生が飼っている
コザクラインコは兄弟だと分かり
これまたビックリ!! 

人とのご縁、繋がりは面白い!!

病院は一日ががりだったけど

とても良い一日でした!!

それでは今日も心穏やかに

ポジティブでありますように。

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