自然妊娠からの初期流産を4度繰り返し、2020春より着床前診断(PGT-A)を伴う体外…

自然妊娠からの初期流産を4度繰り返し、2020春より着床前診断(PGT-A)を伴う体外受精へのチャレンジを始めた39歳 現在進行形の記録

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4度の流産 どうすりゃいいの (1/3)

2020夏現在、体外受精による不妊治療真っ只中の私たち(夫40歳、妻39歳)。 記録と情報収集、そして同じように情報を求めている方のお手伝いになればとnoteを始めました。 現在のお話の前に、まずはこれまでの経緯を少し書いていきます。 --- 私(妻)にとって現在の夫は二人目の結婚相手。 4度の流産のうち3度は、前夫との間に起きたことでした。 それぞれ妻20・25・26歳での出来事で、いずれも胎嚢確認〜9w未満の初期流産。 初期流産については一般的に、「1度はよくある

    • 移植、そして陽性判定

      2019年末の流産(四度目)を受けて、2020年は不育症検査から始まり、採卵、転院、採卵、採卵、採卵、採卵、、、と連続治療。 振り返れば五回の採卵のうち移植可能胚を得られたのは8月の一回のみで、一年弱という短い期間(?)ながら溶かした費用は300万円。 「こりゃあかん。二人目なんぞ一人目が授れてからだわ」 と目標を変更し、次は移植と心を定めたのが10月。 その頃、不妊治療の助成金拡充が取り沙汰されていて、なにがどうなるのか詳細はさっぱりながら、どうやら年収上限は撤廃される

      • わかりあえない

        先日、某SNSで、 「エコー写真を持って診察室を出たら、近くの女性に睨まれた」 という投稿を目にした。 投稿主は流産の宣告を受けていて、エコー写真は出血痕を写したものだったそうで、「敵視する相手間違ってますよ」と続けており、リプライ欄は「睨むなんて酷い」「想像力が足りない」という言葉で埋められていた。 確かに、悲しい思いをして打ちひしがれているときに、的外れな敵対心を向けられるなんて踏んだり蹴ったりだったろう。 だけど。 睨んだ女性からしたら投稿主の状況など知る由もな

        • 着床前診断 - 結果#3

          10月に採卵し、培養中だった5個の受精卵は、2個が胚盤胞まで育ってくれて凍結。 そこから6週かかってやっとPGT-Aの結果が届いた。 B:準適が1個、C:不適が1個 厳しい。 せめて1個はA:適(正常胚)であって欲しかった。 そして、今回はB:準適の詳細を説明するからとクリニックに呼び出され、昨日その面談を終えてきた。 こちらからも質問を用意して臨んだので、その回答も併せて記していく。 とても長く、記録と割り切って書き殴っているので、ものすごく読みにくいと思う。 それ

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        4度の流産 どうすりゃいいの (1/3)

          想いを描くということ

          最近、立て続けにひとから指摘されて気づいたのが、私にはポジティブなイメージが足りないということ。 子どもは何人ほしい? 性別は? 順番は? 子どもとどんなことがしたい? どんな家族になっていきたい? …答えようと口を開くけれど、言葉が続かない。 一方で、 子どもを健やかに生み育てることができるだろうか 産後鬱や育児ノイローゼは大丈夫だろうか 夫は思うような協力をしてくれるだろうか そんな不安はきりがないほど挙げることができてしまう。 ふるわない体調とままならない出

          想いを描くということ

          移植に向けて

          現在の貯卵は、8月に採卵したBCとCBの二つ。 いずれもPGT-A正常。 それでも、移植がうまくいくかは五分五分であるということと、第二子の可能性も見据えて採卵を継続。 卵子は一日でも若い方がいい、という焦りゆえの方策。 続く9月の採卵で得られた5AAくんは、大本命ながらPGT-Aで撃沈。 現在は10月採卵の受精卵5個を培養中(結果は明日)。 胚盤胞まで育ち凍結できたらPGT-Aにまわし、その結果が出るのは数週間〜2ヶ月後。 夫と話し合い、移植する胚はこの培養中のたま

          移植に向けて

          着床前診断 - 結果#2

          採卵から二日目の今日、OHSSになっていないかの確認でクリニックへ行ってきた。 「状態によっては他の病院に行ってもらうことになるから、なるべく早い時間に来て」などと脅されてドキドキしたけれど、血液検査も内診も問題なし。ホッ。 「次は移植ですよね。生理が来たら11-12日目に来てください」と言われ、いよいよだー!と意気込んだ帰り道。 ランチでお腹いっぱいになり、電車の中でウトウト… 最寄駅に着いてスマホを見たら、PGT-Aの結果メールを受信しているじゃないか! 先月採卵し

          着床前診断 - 結果#2

          五度目の体外受精#2 受精結果

          昨日、五度目の、そして最後となる予定の採卵をしてきました。 五度目  内服: クロミッド /D3より12日間  注射: ゴナールF皮下注150 /D8,10,12,14  点鼻: スプレキュア /D15  坐薬: ボルタレンサポ /D16昼・夕・深夜、D17(採卵日)朝  採卵: D17  → 成熟卵5、未成熟卵MI期1(卵胞10、空胞4) 今回は卵胞の成長がいつにも増して遅く、これまでのスケジュールと比べると二日延ばしての採卵となり、その分クロミッドの内服期間と注射の回

          五度目の体外受精#2 受精結果

          五度目の体外受精#1 採卵前日

          少し間があきました。 先月初旬に採卵・凍結した胚盤胞のPGT-A結果はまだ出ていません。 前回は三週間で出たので期待していたのですが、やはりあれはたまたまだったよう。 次の周期を移植にするか採卵にするか悩んでいましたが、タイトルの通りもう一度採卵することにしました。 卵巣刺激中に結果が出て正常だったら採卵中止にしてもいいかも、とも考えていましたが、音沙汰ないまま明日採卵日を迎えます。 そしてこの大事なタイミングで、夫の野郎が風邪を引きました。 このところ仕事が大変そう

          五度目の体外受精#1 採卵前日

          四度目の体外受精#3 培養結果

          通っているクリニックでは、定められた日時にメールで結果が届くシステムになっている。 毎度緊張の一瞬だが、回を重ねるごとにその度合いが増していて、今回は定刻の30分程前からは吐き気を覚えつつ、気を紛らわせるためずいぶん早い夕食の仕込みをしながらその時を待った。 メールの到着を知らせる音に心臓が跳ねる。 震える指で専用ページにアクセス。 薄目越しに見えたのは、二つの培養中止と、一つの凍結完了の文字。 一個か… 落胆と同時にすぐさま夫に報告。 すると、「一個できただけでもす

          四度目の体外受精#3 培養結果

          四度目の体外受精#2 受精結果

          三つすべて受精したとの連絡あり。 よかったーーー。 前回はここで一つ脱落していたので緊張した。 次は水曜日の培養結果だ。 がんばれたまごたち〜! ・・・ 話は変わって、おすすめの漫画をひとつ。 駒井千紘さんの「妊活夫婦」という電子漫画をご存知でしょうか? この手のテーマを扱った物語はいくつか読んだことがあるけれど、なかでもこれは、夫婦のすれ違いなど様々な人気関係に「あるある!」と共感できたり、妊娠のイロハから多岐に渡る不妊原因とその治療について勉強になったり、個人差

          四度目の体外受精#2 受精結果

          四度目の体外受精#1 採卵

          本日、四度目の採卵をしてきました。 四度目  内服: クロミッド /D3より10日間  注射: ゴナールF皮下注150 /D8,10,12  点鼻: スプレキュア /D13  坐薬: ボルタレンサポ /D14昼・夕・深夜、D15(採卵日)朝  採卵: D15  → 成熟卵3(卵胞6、空胞3) もう一声!という結果。 半分空胞はかなしい。 そして、翌周期を移植にするか採卵継続にするかを考える段になった。 現在凍結できている胚盤胞は、グレード3が二つ。 クリニック独自のラ

          四度目の体外受精#1 採卵

          着床前診断 - 結果#1

          三度目の正直(採卵)でやっと凍結に至ったものの、その数二個。 そして胚盤胞グレードはいずれも“poor”と分類されるもの。(poorって!ひどい!けどなんだか笑ってしまい、夫とは「うちのプアちゃん」と呼んでいます) いろいろと読みあさってみたところ、グレードと着床前診断(以下PGT-A)結果には相関性があるとの見方は一貫しているよう。 ある論文では、グレードが最高ランクの“excellent”の場合、PGT-Aで正常となる確率は52.7%だったのに対し、“poor”では17

          着床前診断 - 結果#1

          二度目、三度目の体外受精

          ここはダイジェストで。 二度目  内服: クロミッド /D3より7日間  注射: ゴナールF皮下注150 /D8  点鼻: スプレキュア /D10  坐薬: ボルタレンサポ /D11夕・深夜、D12(採卵日)朝  採卵: D12  → 成熟卵1(卵胞4、空胞2、変性卵1)  →→ 4日目に桑実期胚にて発育停止 ソフィアA 12日間 | 終了後5日目に月経開始 三度目  内服: クロミッド /D3より10日間  注射: ゴナールF皮下注150 /D8,10,12  点鼻:

          二度目、三度目の体外受精

          選択の正解

          ひとくちに体外受精といっても、刺激方法、受精方法、どこまで培養するか、自然胚か凍結か、等々あらゆる選択肢がある中で、私たちはまず「着床前診断(PGT-A)をする」「この病院で」を決めたので、他のことは病院(研究)の方針により自動的に決まりました。 具体的には、「低刺激」「顕微」「胚盤胞」「凍結」なんですが、やってみるとこれが実に悩ましい。 ⚫︎低刺激法の場合、身体への負担は抑えられるけれど、採卵数は伸びにくい ⚫︎顕微授精の場合、受精率が上がる一方で、見た目には良さそう

          選択の正解

          着床前診断 - 遺伝カウンセリング

          着床前診断(着床前スクリーニング)を取り入れた体外受精にチャレンジすることにした私たち。 診断自体は胚盤胞から一部細胞を採取して行われるものですが、そもそもの治療を始める前に「遺伝カウンセリング」なるものを受けなければなりませんでした。 すでに順番を待っている人がたくさんいるとの説明どおり、その日程が決まったのは申し込みから一ヶ月を過ぎてから。 この間に一度生理(=採卵に向けて治療を始められるタイミング)があったものの、カウンセリング前に開始したものは対象外になるとのことで

          着床前診断 - 遺伝カウンセリング