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4度の流産 どうすりゃいいの (1/3)
2020夏現在、体外受精による不妊治療真っ只中の私たち(夫40歳、妻39歳)。
記録と情報収集、そして同じように情報を求めている方のお手伝いになればとnoteを始めました。
現在のお話の前に、まずはこれまでの経緯を少し書いていきます。
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私(妻)にとって現在の夫は二人目の結婚相手。
4度の流産のうち3度は、前夫との間に起きたことでした。
それぞれ妻20・25・26歳での出来事で、いずれも胎嚢確認〜9w未満の初期流産。
初期流産については一般的に、「1度はよくあること、2度もまぁなくはない、3度は何か“原因”がある」という感じらしく、私も当時の担当医にそう言われました。
“原因”…
現在では不妊も不育も50%は父親側にあると言われていますが、当時の私たちはそれを疑うことはありませんでした。
理由の一つは、「不妊は父親側に原因があることもあるけど、あなたの場合、妊娠はできてるわけだから母親側でしょう」と担当医より言われたこと。
もう一つは、前夫が前妻との間に二児設けていたことです。
「3度連続はさすがにおかしい」。
私たち以上に心配した実母があれこれ調べて、不育症の専門クリニックを見つけてきました。
報道番組で知ったというだけあり業界では指折りの先生で、初診までに3ヶ月程を要しました。
不育症という言葉を知ったのもこのとき。
不育症の診断は、問診と血液検査。費用は15万円程だったでしょうか。
「流産3度は不育症疑い濃厚。原因を突き止めてしっかり治療していきましょう」と励まされ臨みましたが、結果はなんと、一項目でグレーだった以外はまさかの異常なし。
グレーの一項目に関しても、「数値としては微妙なところ。治療をするなら、妊娠がわかってから出産まで毎日の自己注射と服薬という内容になるけれど、正直、あなたの場合は治療しても上手くいくとは限らないし、しなくても大丈夫かもしれない」となんとも曖昧。
その日は「妊娠したら飲むように」と薬をもらって帰宅しましたが、とうとう服用することはありませんでした。
当時の私は子供をもうけることに今ほどの強い気持ちはなく、前夫も「任せる」というスタンス。
加えて、必要性・効果共あるのかどうかわからないと前置きされた、経済的にも身体的にも負担の大きな治療内容。
心の疲れもあり、やるかやらないか決断できず保留としたまま日常に流され、そうこうしているうちに夫婦関係が破綻し、数年後、離婚に至ったのです。
(2/3へ続く)
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