見出し画像

移植、そして陽性判定

2019年末の流産(四度目)を受けて、2020年は不育症検査から始まり、採卵、転院、採卵、採卵、採卵、採卵、、、と連続治療。
振り返れば五回の採卵のうち移植可能胚を得られたのは8月の一回のみで、一年弱という短い期間(?)ながら溶かした費用は300万円。

「こりゃあかん。二人目なんぞ一人目が授れてからだわ」

と目標を変更し、次は移植と心を定めたのが10月。
その頃、不妊治療の助成金拡充が取り沙汰されていて、なにがどうなるのか詳細はさっぱりながら、どうやら年収上限は撤廃されるらしい。貰えるものなら貰いたい。それには年を越した方がよさそうだ…と二周期丸々治療を休むことに。

この間、ただでさえ薄い子宮内膜がクロミッドの影響でさらに薄くなっていたのを危惧し、ビタミンEやアルギニン、ショウキ等のサプリを追加したり、ウォーキングを取り入れるなど移植への身体作りを意識して過ごした。

あわよくば…と期待したタイミング法での妊娠は当たり前のように叶わず、迎えた2021年。

クリニックから受診指示されていたD11が元旦にあたり、祖父の仏壇にお線香を上げに行ったその足でクリニック詣で。
自然周期に不安を感じていたけれど、ホルモン値・内膜厚ともに問題なく、また卵胞も育っているとのことで、この一度の通院で移植日も決定。

移植は一日掛。
朝イチで受診し、採血。ホルモン値を確認。
胚を融解する間、二時間ほど外出し舞い戻る。
胚が無事に融解されたことを確認。
移植、会計。

8時に行って、すべてが終わったのが15時。
私の通っているクリニックは安静時間が設けられていないのだけど、お会計のあと空いていた待合室で30分ほど自主安静。

帰り道でマックのポテトをつまみ、鍼灸へ。
夜は渡蟹のパスタを食べ、トツキトオカのアプリもダウンロードして、やりきった満足感をもって就寝。

が、ここからは気が気じゃなかった。

移植翌日のBT1には薄らとした出血があったり、ひとつひとつの症状に気持ちが揺れる。
私の場合、腹痛・吐き気・胸の張り・目眩・眠気などはすべて生理前症状として毎回あるので何もアテにならない。
それでもいちいち検索をかけては悶々として過ごした。
移植日から服用することになったデュファストンが症状に拍車をかけている印象。

BT5、我慢しきれず夫の反対を押しのけてフライング検査。
薄く反応。
数値はわからないし、このあと何が起きてもおかしくないけれど、「妊娠していると思って過ごしていいんだ」と気持ちが落ち着いた。
不確定要素で振り回したくなかったので夫には言わなかった。

BT7、判定日。
血液検査のみ。
「ホルモンもしっかり出てますね」と言われ、デュファストン終了。

BT18、胎嚢確認。
私にもわかるくらいしっかり確認できた。
先生にはなにも言われなかったけれど、あとからエコー写真を見たら卵黄嚢も映っていた。
この日の夜と翌日、薄ら出血。内診の刺激によるものと言い聞かせる。

次はBT32(こんな風に数えるのか?)、心拍確認。
私の場合、四度のうち二度は心拍確認後の繋留流産なのでまだまだこれからという緊張感があるけれど、まずはここまでこれたことに感謝し、一つ一つのステップを踏みしめています。

D11
 E2: 621 pg/mL
 LH: 12.1 mIU/mL
 P4: 0.2 ng/mL
 内膜厚: 8mm
 卵胞: 22mm
*この日の夕方スプレキュア点鼻→翌日排卵の見立て
D17 | BT0
 E2: 465 pg/mL
 P4: 20.6 ng/mL
 内膜厚: 8mm
 3CB, 6日目胚盤胞, 190μm, 総合評価C, AHA有
 PGT-A正常胚
*デュファストン内服開始(6T/分3)
D24 | BT7
 E2: 654 pg/mL
 P4: 35.6 ng/mL
 β-hCG: 54.0 mIU/mL
*結果用紙のP4欄に"H"の記述あり。口頭ではなにも言われなかったけれど、基準値を超えていたのかも。
*デュファストン内服終了
D35 | BT18
 β-hCG 希釈100倍: 10807 mIU/mL
 胎嚢: 9.7mm
*4w6dだと思っていたが、5w2dだと聞かされる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?