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獲得的、主張的セルフ・ハンディキャッピングについて ストラテラ服用日記561日目

今日でセルフ・ハンディキャッピングについての記事は3日目。これでとりあえず、終わり。また新しい事項が出てきたりしたら書きます。

今日は、セルフ・ハンディキャッピングの種類というか内容について。
セルフ・ハンディキャッピングには大まかに2種類あって、獲得的(遂行的という場合もある)セルフ・ハンディキャッピングと主張的セルフ・ハンディキャッピングというものがある。

○獲得的セルフ・ハンディキャッピングとは
例えば試験を受けるとき、試験を受けるときに本来なら体調万全、準備万端で受けるべきなのに、漫画を読んでしまったり飲酒したり別の用事をやって、意図的に準備を怠ること。(ついついやってしまうのは、自尊心が守られていないので、先延ばしとか現実逃避の部類)
時間いっぱい全力で勉強し、体調を整えたうえで臨んだ試験の結果が悪かったら、大きなショックを受けてしまうかもしれない。

本当はできるのにハンディキャップがあったからできなかったんだと言い訳できれば自尊心が守られる。試験に受かった時は、問題があったのにできたと自己の評価を高められる。

○主張的セルフ・ハンディキャッピングとは
試験を受けるときに、「体調が悪くて」「全然勉強してなくて」「自信がない」などの言い訳をしておけば、悪くて順当、結果が良ければすごい!という評価を自分にもできるし、他人からもそのように評価される。

自分は精一杯勉強した!と言ってしまうと試験に落ちたときに恥ずかしい。だからこそそういった恥は回避したいと思うのは人情でもある。
とはいえ、隣で「体調が悪くて・・・」とかの言い訳を聞いてても気持ちよくないし、本人にも何も生まれないよなとも思う。


というわけで、3日間に渡ってセルフ・ハンディキャッピングについて書いてきましたが、結局無駄な自尊心を守るために自分の成長を阻害するデメリットが大きいということはご理解いただけたと思います。

最後に問いかけたいのは、発達障害をセルフ・ハンディキャッピングとして使っていないか???
これに付きます。もし使っていたら要注意。苦しんでる特性に自分でしがみついてしまっていることになります。

自分の特性とどう付き合うか、どうやって回避するか、どこまで努力と工夫で対処できるかを前向きに考えてほしいなと思い書きました。

今すぐ直せというのではなく、こういう概念があってこれをやっても意味がないということを頭の隅においておいていただければいいかなと思います。

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