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迷惑をかけてはいけないというメンタルブロック ストラテラ服用日記544日目

発達障害は、生き様からたくさんのメンタルブロックを抱えている。
その中には、日本文化として美徳とされているものも多い。

迷惑をかけてはいけない、謙虚、出る杭は打たれる、礼儀正しく、真面目、清貧、時間を守るなどなど枚挙にいとまがない。

生まれたときからのこういったメンタルブロックがなければもっと生きづらさが少ないまま生きていられる発達障害は多いのではないかと思う。


迷惑をかけてはいけないということだけを拾ってみても、考えることはとても多い。

そもそも、迷惑とはなんだろうか?
困っている人を助けることは、自分にとって迷惑になるのか?
何を持って迷惑と判断するのか?
判断する主体は誰なのか?

そう考えると、迷惑と判断するのは迷惑を被った側の人ということになる。

そして自分が迷惑を掛ける側だとして、本当にその人が迷惑と思うか思わないかを事前に察知することは可能なのだろうか?

いや、そんなことはできない。
だとしたら、これは迷惑と決めつけて自分で抱え込むことはしないで、一度言葉に出して交渉してみるのも手だと思う。

迷惑をかけることは悪いことだと思うし、迷惑をかけないで済むならそうしたいと思う。
しかし、迷惑をかけてはいけない=迷惑と思われることを言ったりやったりしてはいけない、ということだ。

インドのことわざで
「あなたは他人に迷惑をかけているのだから、他人のこともゆるしてあげなさい。」
というのがある。

とてもいい言葉だ。
生きていて迷惑をかけない人はいないのだと思う。意図的でも意図的でないにしても、何かしら他人に迷惑をかけてしまうものだ。
迷惑をかけずに生きることは不可能なのだ。

自分が知らず知らずでも迷惑をかけているのだから、自分は他人のことを許してあげる。

これをするだけで自分の心が穏やかになる。
そう、自分のためにも人の迷惑を許してあげるという余裕が大切なのだと思う。

こういったら迷惑かな?これをやったら迷惑かなと考えすぎて自分の意見が言えなくなることは、自分の本心を見失うことにもつながる。

自分を大切にするためにも、迷惑をかけてはいけないというメンタルブロックを外してみよう。

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