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幼少期の心の安全と不安の反芻思考は深く関わってる ストラテラ服用日記935日目

発達障害の方とお話ししていると、幼少期につらい思いをした方が多い。すごく多いといっても良い。

できないことが多くて、すぐに他人と比較する日本では尚更良い思いをする確率は殆ど無いといっても良いかもしれない。

その中で、家庭の中でつらい思いをした方もとても多い。一概にそれを「アダルト・チルドレン」とか「愛着障害」と片付けようとは思わないが、心の傷が残っている場合は何かしらのケアが必要なのだと思う。

不安が強い方や、不安な思考から抜けだせない方、不安の反芻思考に陥ってしまうような方は、幼少期に自分の心の安全を感じられずに必要以上におびえて生きていた方に多いように感じる。

幼少期に常に何かの危険・クライシス、例えばいつ親から叱られるか、夫婦喧嘩、家族内での喧嘩が起きないか、何かしらの虐待行為を受けないか、びくびく過ごしていた方が多いと感じます。
(虐待の本来の意味は、社会通念上の虐待よりはるかに広い。知らず知らず子供の心を虐待行為で傷つけている可能性はとても高い。これは、あとで一つの記事にしようと思っています)

こういった環境にさらされると、常に嫌なことが起きないか先読みして身構えようとしてしまいます。何か起きた時にすぐに対処できるよう、被害を最小限にするためにどうすればいいかが常に頭の中に渦巻いている状況になります。

こうなると知らず知らずのうちに、自分の心を守るために不安を先読みして常に最悪の状況を考えて身構えているのが常態化します。

こういった思考がベースになってしまうと、大人になってもそれが染みついてしまって抜けられないのかなと思う。

幼少期に培われてしまったこういった基礎心理はなかなか抜けない。一気に抜けるときもあるかもしれないが、基本的には少しずつ認知の癖を直していく必要がある。

こういった思考の癖が抜けると、必要以上に警戒することがないことが心も体も分かって、かなり生きづらさが減るように見受けられます。
幼少期の体験がどれほどそのあとの人生に影を落とすかが如実にわかる事例だったりもします。

必要以上に警戒しなくていいし、世界は意外と自分を受け入れてくれるし、あなたはもっと自由です。

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