まーしゃ

カメラで街と犬と猫をよく撮る。アコーディオンを弾いたりもする。

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マガジン

  • ちゃんとしてない話たち

    いつかちゃんとしたものになるかも知れない、ゆるっとした日記のようなもの。

  • 金曜日の女の子

    金曜日にアップしているちょっと不思議な女の子の話。短編集。

  • カナグリカキナグリ

    ただただ書きまくるところ。小説や映画に触れて思ったことが載る気がする。

最近の記事

ここ1ヶ月くらいの発見をぽそぽそと

「似合うメイク」の存在がわかって、とても嬉しい。 似合うメイクがなんなのか、まだ理解はしてないけど、それが「ある」ことはわかった。新しい星を発見したような気持ちだ。その星は、どんなサイズで、地面は何色で、生き物がいるのかいないのかもまだ分からないけど、少なくとも宇宙にあることは確かなのだ。 アイライナーって、色によって顔の雰囲気が変わるんだー!と感動した。それまで一度黒を買ってみて、しっくりこないから使ってこなかったけど、ブラウンは似合うとわかった。休日にペンシルをいそいそ

    • 神戸旅ふたたび プロローグ

      ※冒頭チェンソーマンのネタバレがほんのりありますのでご注意ください お正月休みが長めに取れたので隙をつくように旅行に行きました。 大好きな神戸。日々Googleマップを胸に抱きしめて歩くわたしでも、山と海に囲まれた、なんかいけそうな気がする場所。何度でも行きたいところです。 益田ミリさんのエッセイ『今日の人生』を読んで、突発的に遠出したくなり、ゲストハウスを予約。新幹線も予約。余談ですが「予約の悪魔」がいたとして、チェンソーマンに食べられちゃったらこの世はかなり大変なこと

      • もちもち妄想

        今日、道を歩いていたら、変な白い箱が落ちてて、なんだろなーってよく見てたんです。よくっていっても止まらないで横目にじっと見る感じで、時間にしたら2秒とかそれくらいなんですけど、とにかく考えながら注目してたんですよ、その白い箱に。ぼこっとした丸いでっぱりが2つある箱。 そしたら、ピンときました。雪見だいふくの容器がひっくり返って落ちてたんです。 そんで、もう、この時点で容器から足は遠ざかってるわけなんですけど、雪見だいふくの容器が外に落ちてるってことはですよ、可能性としてまずひ

        • 額縁ラプソディ

          ポストカードサイズの写真立てを、二つ持っている。フライングタイガーで買った黒いものと、高円寺の雑貨屋で買った焦茶っぽいもの。 以前から美術館や小さな本屋・雑貨屋さんでポストカードを買うことはよくあった。はじめはそれらを「いつか誰かにあげる用」に買っていたけれど、一向にその「いつか」は来なかった。ああいったカードに文章を書くスペースはあまりないし、何を書いても印刷された内容を損なう気がしてしまう(宛名の面にメッセージを書いたこともあるけれどしっくりこなかった)。どうもわたしは

        ここ1ヶ月くらいの発見をぽそぽそと

        マガジン

        • ちゃんとしてない話たち
          17本
        • 金曜日の女の子
          4本
        • カナグリカキナグリ
          2本

        記事

          楽してこうぜ

          このままではいけない、とわたしはついにおもった。 高校生のときはいい大学に入ることが正解で、大学生になったその次は、いい会社に入ることが成功。 「次は結婚」と、ようわからん目標をどなたかが設定してくださっていて、わたしと同年代の人は大なり小なり、それに振り回されている。わたしもふくめ。 でもですよ。 たとえ結婚したとして、この「次は〇〇」というお化けは絶えずやってくる。 つぎはきっと子ども。産む産まないの決断あり、子どもが産まれる産まれないの運あり、産まれるともし古い考

          楽してこうぜ

          27の好き

          爪を切る、口笛をふく、心配事をする。 夜にやってはいけないこと。 どうせなら愉快なことを考えて眠りにつきたい。けど 無理やり愉快さを捻り出すと、あとでみる夢がゴチャゴチャ騒がしい気がする。 というわけで、夜は穏やかに、好きなこと、好きなものを考えよう。 好きなこと、好きなもの。寒い日のココア。パソコンを閉じた後のコーヒー。旅先で買ったネックレス。文鳥の甘えた声。セーター。ZOZOTOWNからくる「発送しました」通知。ジブリ。高円寺の本屋、古着屋、そこに行くまでの道のり。

          誰にも負けないもの

          「犬派ですか猫派ですかって聞かれるより嫌い」 ドラマで耳にし、苦手な質問を思い出しました。 「これだけは誰にも負けない、というものを教えて」 ってやつです。小学校の自己紹介で「好きな食べ物は」みたいなテンションで聞いてくるけど、オリンピック選手じゃないんだから、「誰にも負けない」なんてもんを求めるなよ、と思っていました。 小学生の私は、ピアノが弾ける、読書が好き、作文が得意、など教師垂涎の特徴(多分)をいくつか持っていました。でも、たかが知れています。ピアノのコンクール

          誰にも負けないもの

          犬とわたしとお正月

          お正月が好きです。 親戚がわいわい集まり、駅伝にやいやい言って、栗きんとんの栗を虎視淡々と狙う。 そういうお正月をいつも過ごしていて、いつも楽しみでした。 だから、今年の寂しさに戸惑っています。 トランプも、おしゃべりも、時間を持て余して遊びに行く田舎のイオンも、割愛。親戚の他にも、いろんなところに会いたい人がいて、でも不安の大きさも形も人それぞれ違うから、うかつに誘えない。2021年はメランコリーなお正月です。 だからこそでしょうか。マイペースな我が家の犬にほっとしま

          犬とわたしとお正月

          鹿児島たび日記

          10月の末、驚くほどノープランで鹿児島へ。九州は2回、福岡へ行ったことがありますが、鹿児島は初めて。 何年経っても思い出せるように。色褪せてなお浸れるように。そう思って書いていきます。 前日飛行機に一人で乗るのが初めてでした。しかも朝の7:45発。はやいよ。 前日から起床時間を何度も唱え、入念に備えました。朝の電車に乗れればもうこっちのもの、と気合を入れて眠る夜。そう、旅は前日からすでに始まっていたのです……どぅおーん…(銅羅の音) 当日不穏な銅羅のSEを入れましたが

          鹿児島たび日記

          ゆるりと好きな画家の話をしよう

          美術館へ行くのは、年に二、三回。多いのか少ないのか、よくわかりません。わたしはいいペースだと思っています。ちょうどよい。 最近、「たゆたえども沈まず」というゴッホに関する小説を読み、そういえばあの画家がわたしは好きだな、好きな画家について書きたいな、という気持ちがむくむくとわきました。知識は浅いので、「好き」に重点を置いて書いて参ります。 ホドラーこの人の一枚の風景画がとても好きです。 学生のときに美術館で出会い、穴の開くほど見ていました。薄いピンク色をした水辺、手前に

          ゆるりと好きな画家の話をしよう

          一冊で二度味わえる秋の本

          秋は欲ばりな季節です。食欲の春も、スポーツの夏も、芸術の冬も、あったっていいのに全部秋が独り占めしています。 暑さが和らいで、金木犀が香り、葉が色づくと、なんだかわくわくして、いろいろなことをやりたくなるのかもしれません。 さて、秋は「読書」が前につくこともありますね。そこで、音楽や絵画についての本なら「読書」と「芸術」どちらも楽しめて一粒で二度美味しいのでは?と思い立ち、そういった本をここに紹介することにしました。秋に負けじと欲ばりなみなさま、ぜひご賞味あれ。 「ピエ

          一冊で二度味わえる秋の本

          solanjill #02

          「植物興味あるって言ってたから」 次の日の放課後、その人は部活の勧誘と称してわたしの机までやってきた。 男子が女子を誘うシチュエーションにいっときざわついたクラスの空気は、「部活だってさ」とあっという間にしぼむ。わたしは目立つのが苦手なので、みんなこの5分だけ記憶喪失になればいいと願った。彼は、用務員用のロッカー前までわたしを連行した。 「ごめん、園芸部は部室とかなくて。体験入部という名目で一瞬付き合ってくれる。昨日の話のつづき」 そうか、この人は園芸部なのか。そして

          solanjill #02

          Twitter夏季休業をしてみて

          2020年8月8日(土)から8月16日(日)(の夕方)までの期間、Twitterをやめてみました。 スマートフォンからアプリを消し、パソコンのブラウザからも一切ログインをしないだけ。これだけなのに結構生活が変わりました。 まずなぜ始めたかといいますと。ただでさえ休日はTwitterを開く時間が多いわたし、お盆休みに突入したらとんでもない時間をあの青い鳥と過ごすことになりそうだったのと、最近Twitterでネガティブな情報に触れて頭を悩ますことが多かったという理由で、「一回

          Twitter夏季休業をしてみて

          安心しておやすみ

          (悲しいのと辛いのとにくいのとでごっちゃになっていた自分へのお手紙のようなもの) 私が、感じたこと。 これは、本当なんだ。私のなかで、生まれている感情なんだ。 どんな明るい過去も、どんな優しい言葉も、どんな事実も、そういうの、何があろうと、全部ひっくるめても、どうしようもなく、心から湧いた感情がある。きれいじゃないしかっこうよくないし、どちらかというととてもみっともない類の感情がある。 「いい人」に、なろうとしないで。 いいんだよ、良心的で、誰も彼も傷つけない、「いい人」

          安心しておやすみ

          お散歩が楽しかったので、

          いつもTwitterに写真をぽちぽちあげているのですが、なんとなく「今日撮ったもの」を並べてみたくなリました。夕方6時にお散歩して、GR2というカメラで撮ったものたちです。緑が多めです。 わさわさした木。斑模様がおしゃれでした。 最近壁の写真が気になっています。自分でもカメラを構えるのですが、直線的な写真はなかなか難しい。水平とか分割線とか、やたら気にしてしまう。そして、曲線を入れたくなってしまう。このおしゃれ植物の名前をご存知の方はコメントでご一報ください。 植え込みの

          お散歩が楽しかったので、

          追い詰められたときに出るのは本性ではなく「追い詰められたときの性格」に過ぎない。

          好きな日本語は「時と場合による」で、好きな英語は「case by case」なまーしゃです。 さて、 窮地に立たされたときって、立ち向かったり、誰かのせいにしたり、いろいろなパターンがありますよね。 で、それをハタから見た人が「あれがあの人の本性か」と言うシーンもありがちです。 普段は無口で無愛想で他人に無関心な人が、逆境にもかかわらず、他人のために働く。 逆に、 いつも温厚で面倒見がよく優しい人が、しんどい状況に陥ったら他人を切り捨てる。 そういうときにどこからともな

          追い詰められたときに出るのは本性ではなく「追い詰められたときの性格」に過ぎない。