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ともみの部屋 #2

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伊佐知美の、世界一周の旅とエッセイ。2016年10月〜
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2020年3月の記事一覧

「#旅と写真と文章と」 #2020Spring 新クルー募集をはじめました!

「#旅と写真と文章と」 #2020Spring 新クルー募集をはじめました!

こんにちは! みなさんいかがお過ごしですか?

今、東京にいますか? どこか違う街で過ごしていますか? 海を越えて、遠い異国の地で暮らしている、という方もいらっしゃると思います。

どこにいたとしても、みんなが元気に変わらず過ごしてくれていることを、心から願っています。

……って、お前誰やねん、なに目線か。というのは私も書いていて思っています(笑)。

さて! いろいろ考えたりもしましたが、今期

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綴らなければ手のひらからこぼれ落ちてしまう日々のこと

綴らなければ手のひらからこぼれ落ちてしまう日々のこと

陽の光で目が覚めて、家のことを済ませて自宅で仕事をはじめ、お昼ごはんを食べて仕事やらなにやらをしていたら空が暗くなって、そして眠ってまた朝の光に包まれる。

そんなことを繰り返していたら、3月が終わろうとし始めた。さっきまで3月3日くらいで、「そろそろ『3月9日』聴かなきゃな」とかって思っていたのに、いつの間に30日なんて数字を迎えたのだろう?

世の中が、大きく変わる音のした一ヶ月だった。

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「ひとはきっと、自分を助けてくれるものに」

「ひとはきっと、自分を助けてくれるものに」

「人はいつも、自分を助けてくれるものを探している」。

松浦弥太郎さんが本の中で言っていたことばが、頭からずっと離れない。たしか、『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』だったと記憶している。

花のある暮らしを、と声高に叫びたいわけではないと思う。けれど、きっと私を、私たちを。いま、軽やかに、けれど深く。助けてくれる存在が、花だったり、日だまりだったり、するのかな、と。

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アンテナを張って生きること、蕾咲きゆく美しさ

アンテナを張って生きること、蕾咲きゆく美しさ

『灯台もと暮らし』という媒体をつくっていた時、チームの中で暗黙のルールみたいなものが存在していた。それは、「3つ揃ったかどうか」ということ。

もとは、鈴木絵美里さんという、女性編集者の方をインタビューさせてもらったときに、話題に出たのがきっかけだったと思う。

「3つ揃ったか」というのは、生息地や価値基準の異なる(と思われる)まったく違う層に生きる人たち「3方から、同じキーワードを聞くようになっ

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制限があるからこそ、のクリエイティブ

制限があるからこそ、のクリエイティブ

昨日の夜、久しぶりに「どこか遠くへ行きたい」と感じる自分に出会った。

目を閉じてから眠りに落ちてゆくまで、数分の時間があったと記憶している。だから、頭の中で「では、どこへ行こうか」と考えてみる。そして、すぐに「今は、海は越えることができないのだ」と思い出し、少し悲しく不思議な気持ちになり、そして同時に「嬉しく」もなった。

「どこか、遠くへ」。この数年、私を強く突き動かし続けてきたその感情。

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