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世界一周記2 初ヨーロッパ

前回も書きましたが、フランスでの目的はブラジル🇧🇷のビザを申請すること。

そしてルーブル美術館。 ついでにエッフェル塔。

まずは在パリブラジル大使館に向かう事に。 地図で場所を調べて、地下鉄を乗り継ぎ、楽勝で到着しました。

しかし、フランス語もポルトガル語もできる訳なく、ビザ申請に苦戦。

特に、滞在先と滞在期間を決めないといけないらしい。。。そんなん決めれる訳ない!っと思いつつも、記入しない事にはビザも発行されない。

しかしながら、あまり公には言えない事ですが、僕は知っていたんです。

あの記入する住所は大して重要ではないって事を。。。

ので、一度外に出て近くに本屋さんに。そしてロンリープラネットでランダムに選んだ宿の住所を書き写し、また大使館に。

難なく申請完了😅 良いのか良くないのかは別にして、世の中こういうもんです。

そして5日間ぐらいで発行されるとの事。

その後は、シャンゼリゼ通りも行っとこうっという事で、シャンゼリゼ通りを歩いていると、何やらアジア系の綺麗なお姉さんが声をかけてきて、何だろうっと話を聞いていると、彼女は中国人でルイビトン本店で買い物がしたいけど、中国人には売ってくれないらしい。日本人だとたくさん買えるっとの事で、お使いを頼まれる。

特にする事もなかったので、良いよっと気軽に引き受けたら、急にポケットから札束がドーンっと出てきて、渡される。

そして買って来て欲しいもののリストを渡されて、このリスト見ながら買っちゃダメだよ!暗記してっと言われ、状況も分からないまま言われる通りに。。。(日本教育の完成形ですので)

そして店に入ってブツを探していると、何やら店員さんが怪しい目で。。。

今考えるとそれもそのはず、お金持って無さそうな小汚い若者が、ルイ本店で高級バッグ2つ、お財布1つ買おうとしているのだから。。。 誰がどう見ても怪しい。 当然周りはザ・セレブっという感じの人達しかいない。

当時はルイビトンが高いことは知ってたけど、数万円だと思ってた💧

お会計の時に、日本人を証明する為にパスポートを出せっと言われ、「はい。どうぞ。」っと思ったら、無い!!! 一瞬固まってしまったが、ただ今絶賛ビザ申請中でした。

っという事で、1つだけなら売ってあげるって事で、バッグ1つ買って外に出ると、すぐさまさっきのお姉さんが現れて、お釣りとバッグを渡したら、さっさと消えて行きました。。。

後で同じ宿の日本人にこの話をしたら、彼らはコピー商品を作る為に購入しているとの事。そして、通常お駄賃で数十ユーロから100€ぐらい貰えるそう。。。

差別を受ける中国人を助けたつもりが、無償で良くないことしていた。っという結果に。

世の中無知って怖いもんです。

翌日はルーブルに向かっていると、陽気なダンディーイタリアンが車の中から、「どこ行くの?」っと英語で声をかけて来たので、おっ英語だっと思い、ノリノリで「ルーブルだよ!」っと言うと、乗っけてってあげるよっと言われ、そんなに遠くないし大丈夫だっと断っても、車を停めたので、じゃあ乗ってくかっと思い乗せてもらう事に。

日本ではあり得ないって思うかもしれませんが、ニュージーランドの田舎じゃこういう事あり得るんです!買い物帰りに方向が同じだからっと乗せてくれたり、散歩してても、何処まで行くんだ?乗せてってあげようか?っと聞かれたり。

そういうノリに触れたせいもあり、ヨーロッパもそういうノリなんだっと、当時は思ってました。。。

そして、イタリアンの車に乗り、色々と話していると、彼はミラノでデザイナーをやっていて、昨日パリでのコレクションが終わって、今からミラノまで帰るとの事。そして後部座席にある残った2枚のジャケットをくれるっと言い出した。

何ていい奴なんだっと思って、何かお礼をしなくてはっと思いながら話を聞いていると、昨日のパーティーで現金を全部使っちゃったから、ミラノまで帰るガソリン代が欲しいっと言い出した。

まぁジャケット2枚も貰ったし、少しならあげようかなっと財布を開くと、ついさっきお金を下ろしたばかりで、300€近く入っていた。最初に50€でいい?っと聞くと、ミラノは遠いんだ。そんなんじゃ帰れないっと言い出して、100€?っと聞くと、もっともっと!っと言われ、結局220€払いジャケットを購入した感じになってしまう。

そして、ルーブル美術館は無駄に重いジャケット2枚を抱えながら、モナリザ、ミロのヴィーナス、エジプト展を見て、宿に帰ることに。

もちろん買わされた大きめのジャケットは2着ともフィットする訳もなく、しかし捨てきれず、この後の世界一周中もかなりのお荷物さんとして活躍してくれました。未だに実家のクローゼットに眠ってるかな。。。

っという事で、いち早くこの世の中がお人好しが損をしない世界になる事を祈っております。

この後も、手首にミサンガ付けられて20ユーロ請求されたり、写真撮って貰っただけで50ユーロ請求されたりっと、払ってはないけど色んな手口で外国からきた無知な若者からお金を奪おうっとされました!

こういう点では日本はとても素晴らしい国で、外国人からお金を騙しとってやろう!なんて考えてる人が少ない様に感じます。その代わりに自国の老人を騙して金を奪おうとする人は多数いますが。。。

なので日本は外国人旅行者からの評価が高いのだと思います。日本人からの評価はイマイチですが。笑

話は逸れましたが、ブラジルビザがスムーズに取れ、パスポートも戻って来たので、パリから離れる事にしました!

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