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カブキのすすめ

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2018年11月の記事一覧

きっかけは“ただ観たこと”それだけvol.26

なんで歌舞伎を好きになったかって良く聞かれるのですが、やはりきっかけは実際に歌舞伎を観に行ったことなんですよね。

私はすべての日本人に、そしてとくに若い人に歌舞伎や伝統芸能を観てもらいたいと思ってます。ですが、その機会はあまりにも少ないと思います。

歌舞伎側がいかに素晴らしい芸をしようとも、歌舞伎に誘う“誰か”が居なければ、難しいものです。

とはいえ、全く歌舞伎を観たことがない人に歌舞伎を観

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東京で役者を近くで観られる歌舞伎があるってよ!〜vol.25〜

東京で役者を近くで観られる歌舞伎があるってよ!〜vol.25〜

歌舞伎好き歴?4年目にして初遠征!

私が今回訪れたのは博多座。何を隠そう、今月は私の大好きな…“あらしのよるに”がやっている!(あらしのよるにと言えば、歌舞伎初心者におすすめするナンバーワンの演目です。)

あらしのよるには、絵本が原作で、わかりやすく、しかしながら歌舞伎の要素が詰まった、すごい演目です。初めて観た2年前の歌舞伎座の時もそうでしたが、最後の幕切れでは割れんばかりの拍手が起こってい

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歌舞伎について発表してきた〜vol.24〜

歌舞伎について発表してきた〜vol.24〜

こうやってここ数ヶ月、noteに歌舞伎についてのことをアウトプットしていると歌舞伎や伝統芸能についてより詳しくなった気がします…ね…いやたぶんそうなった。

そんなこんなで先日、ゼミの発表でも歌舞伎のことをテーマにしてしまいました…(経済学部…)先生が自由すぎる人なので…。

noteでアウトプットしてたお陰で、ほとんど用意することもなく、発表を終えることができました。今回はそこでゼミ生から出た質

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清元栄寿大夫初お目見得〜vol.23〜

清元栄寿大夫初お目見得〜vol.23〜

いつからか不定期の更新になっていたのですが、今回からは毎週の投稿にしていこうと思います。続けることに意味がある!ということで。

本日すごく雨が降っていたのですが、暇だったので幕見に行きました。観たのは「十六夜清心」。なんと言っても、今月は清元栄寿大夫の初お目見得なんです。

清元栄寿大夫さん、又の名を尾上右近丈は歌舞伎役者でもあり、清元でもある二足の草鞋を履いている、とても珍しい方です。

歌舞

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わかっちゃった。毎日続けるのは難しいから、毎週にしよう!じゃあ今日火曜だから、毎週火曜にカブキのすすめを更新する!

伝統芸能を失くさない鍵〜vol.22〜

伝統芸能は観るだけではダメ、やってみて本当の芸がわかる…

こんな未熟者の私が言うのも難ですが、前から思ってたことです。先日、私の教わってる日舞の師匠とこの話をして、自分の思ってることは当たっていたのかなと思い、ノートに書いてみようと思いました。

えー、私は2年前から日本舞踊を習っています。週に一回、マンツーマンでお稽古をつけて頂いております。きっかけは学生歌舞伎をしていて、自分には難しいお役を

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