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COLUMN コラム

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そのエリアのことを熟知している、東京ビエンナーレを開催する各エリアのご意見番エリアディレクターによるコラムです。
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記事一覧

COLUMN:「縄文からの歴史が層になって見える都市、東京の魅力」 吉見俊哉(社会学者)

東京ビエンナーレでは「見なれぬ景色へ」というテーマを掲げ、東京という都市に眠る記憶をもう一度浮かび上がらせようとしています。私は昨年、東京ビエンナーレと同じような考え方で、『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』(集英社文庫)という書籍を上梓しました。この本では、東京の街を歩きながら地史、歴史に潜り込み都市全体を考察しているのですが、今回の東京ビエンナーレが対象とするエリアと同じ部分が多いので、少し紹

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COLUMN:東京オリンピックのオルタナティブとしての東京ビエンナーレ/吉見俊哉(社会学者)

私は普段、社会学者として大学で教えていますが、市民委員会の委員として東京ビエンナーレにも関わっています。総合ディレクターの中村政人さんとは東京都心北部のまちづくりを目指す「東京文化資源会議」(https://tcha.jp/)で長年ご一緒しています。東京の未来、日本の都市の文化的未来について議論を重ねており、目指すところを共有している同志だと感じています。また、東京ビエンナーレが展開されるエリアと

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COLUMN:地元への愛着を生むまちづくり/橋本樹宜

COLUMN:地元への愛着を生むまちづくり/橋本樹宜

東京ビエンナーレはまちづくり。
地元に対する愛着が芽生え、
次回は皆さんが参加したくなる芸術祭に。

私は千代田区で協永ソフトエンジニアリングという不動産業を営む橋本樹宜と申します。東京ビエンナーレでは、リエゾンディレクターという立場で事務局やアーティストの皆さんとまちの人たちを繋ぐ役割をしています。

何故、私が東京ビエンナーレにかかわるようになったのかという話をする前に、少し自己紹介をさせてく

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COLUMN:都市と芸術祭/長谷川逸子(建築家)

 第二次世界大戦の終戦から76年が経とうとしています。そして今20世紀を通じて激しい新陳代謝を繰り返し、東京にある種の閉鎖感が漂っています。カンフル剤のような大規模開発があちこちに打ち込まれる一方で、老朽化するインフラ、増え続ける空き家、そしてコロナ禍による空洞化など、東京のあちこちに生まれる。さまざまな隙間から新しく次に向かう姿が吹き出しているのかもしれませんがなかなか見えません。
 私の仕事で

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COLUMN:伝統と発展の交差点にあるもの/道明葵一郎

COLUMN:伝統と発展の交差点にあるもの/道明葵一郎

池のほとりの池之端私は台東区上野で有職組紐 道明(ゆうそくくみひも どうみょう)という伝統工芸の組紐店を営んでおります道明葵一郎と申します。現在私で10代目となります。東京ビエンナーレにはエリアディレクターという立場で開催地域とアーティストを結び付ける役割として関わらせていただいております。私の店は上野で360年ほど組紐の製作と販売を続けておりますが、私たちがよりどころとする組紐についての技術や知

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