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自然の中に身を置く大切さ〜言葉では表せない感覚

1、GW中は自然と触れ合う


GW中はちょっと足を伸ばして、自然が溢れている場所にお子さんを連れて行きませんか?

自然の中で遊ぶことは、私たちの五感を研ぎ澄ませる絶好の機会です。自然とのふれあいを通じて色の変化を感じ取り、鳥の声や風の匂いを感じることで感覚が豊かになります。


この感覚の研ぎ澄ましは、子供たちが大人になったときに物理的な現象や自然の理を深く理解する助けとなります。

例えば、川の流れを感じることで水の動きやその影響を学ぶことができます。

また、このような経験は学びにおいても非常に役立ちます。自然の中で体を動かすことで得られる体験は、学校で学ぶ理論や概念を実世界に適用する際の基盤となります。

実際に体を使って学ぶことで、ただの知識としてではなく体験として学びが身につきます。

さらに、五感を通じて得た体験は、言葉には表現できないような微妙な感情や直感を理解する手助けともなります。

自然の美しさに心が動かされたり、自然現象に驚いたりする感情は言葉で説明するよりも体験することで真価を発揮します。


  2、人工物だらけの都会


もしも私たちが体を動かすことなく、ただ座って勉強するだけの生活を送っていると、どうでしょうか?

おそらくテレビやネット、本、新聞、音楽といった人工物に頼り切った生活になるのではないでしょうか。


東京などの大都会で幼少期から受験勉強に没頭している(させられている?)子供たちは、人間が作り出した人工的な価値観の中にどっぷり浸かって生きています。

家、学校、習い事を行き来している道中は、地面はアスファルトで覆われ、目に映るものはモルタルとコンクリートの建物がほとんど。


あらゆる虫は害虫として殺されて、都会を飛びかうカラス、スズメ、ムクドリ、かつてペットだったインコたちを害鳥と見なす。

そして誰かが作り上げた受験というシステムの中で(手のひらの中で)コロコロ転がされていることに気づかないまま、それが立派な大人になるための登竜門だと思い込んでいます。


便利だと思っている生活。

合理性があると思っている生き方。

複雑であることに価値があるという考え方。


人は自然な生き物でありながら、そういった人工的な価値で埋め尽くされていることに気づきにくい。


皆さんはこの状況をどうお考えでしょうか?


  3、私たちを取り囲んでいる世界


学校の成績や偏差値という価値観も人間が作り出したものであるにしろ、部分的に利点はあります。

貧困家庭の子供でも頑張って勉強して優秀な成績を収めれば、それ相応の仕事が見つかり、将来的に収入が安定します。


受験勉強はあくまでも利用の仕方が大切で、その点では受験にメリットがあります。

ですが、多くの人たちが勘違いしているのは、受験で成功したら人間的にも優れていると捉えている点です。


実際には違います。


勉強ばかりやってきてた人が、他人気持ちを察するのは難しいですよね。

南海トラフ大地震が起きたら、どれだけ人を助けることができ、どれだけサバイバルできるか、それも難しいと思います。

何もないところから想像力を働かせることも、きっと難しいでしょう。


私たちを取り囲んでいる世界は、学校で習うことだけではなく、むしろ目に見えない心や意識、素粒子を動かすようなバイブレーション、さらには未だに解明できていない謎で溢れかえっているのです。


ですから、学校の勉強の他に、それらを知覚するための五感と第六感と言われるインスピレーションを研ぎ澄ませる体験も重要です。


つまり、双方を生活の中にバランスよく取り入れるべきなのです。



  4、自然の中に身を置く


日常生活の忙しさに心を奪われていると、心配事や悩みがどんどん増えます。

子供も同じで、学校の勉強に追われて、成績が良いだの悪いだのと、あれこれ評価されると心がすり減っていきます。


そんな時は、海へ行きボ〜ッとするのも良いですし、山へ行って森林浴をするのも良いです。

自然の中に身を置くことで心に元気を取り戻せるのは科学的にも証明されており、自然と触れ合う時間を増やすことは実はメリットが多いのです。


私の教え子たちにも言えることですが、外で遊ぶのが好きだった子は大人になってから賢くなってます。


感覚も鋭いですし、発想力もあり、自己肯定感も高い。


勉強は後からでも追いつきますが、子供の頃でしか育たない感覚があって、それは本を読んだり、テレビを見ても身につきません。


簡単な例を挙げるならば、子供の体は小さくものを見る大きさは、大人のそれよりも大きく目に映るはずで、手に取るものも重く感じるはずです。


視線が低いおかげで、地面の様子もよく観察できています。


自然の中で色々なもの(草木、石、作物、果実、虫、動物など)に触れたり見たりすることで感覚が養われて、これが大人になった時に子供の立場になって物事を考えることができるようになったり、動植物の視点からも考えられるようになります。

この感覚は勉強にも大いに役立つので、受験勉強に没頭することだけが、良いわけではないことを知っていただきたいです。

GW中はしっかり体を動かして、いつもとは違うことをたくさん体験してもらいたいです。

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