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夏休みが延びたので。

ことしも故郷で夏休みを過ごしました。

毎年、帰省するようにしていますが、コロナ起因の移動制限で2年半くらい帰れなかったこともあり、あらためて地元の魅力を見つめ直せるようになった気がしています。


🌀台風がやってきた

そんなこの夏の帰省、ちょっといつもと違うできごとがありました。そう、台風です。

子どもの頃、台風は秋にくるものだと思っていたのですが、ここ数年、夏前から台風の話題がニュースになり、そして真夏にも影響を受けている気がします。

そんな台風がことしは夏休みの終わり、帰省や旅行の移動が多い日を直撃。8月15日は新幹線が運休する形になりました。

数日前から、台風の進路を気にして過ごしましが、実家の辺りは進路からはすこしそれて、おかげで雨風の直接の影響はあまりなくて、ほっとしたのですが、その翌日。

朝から故郷を離れる準備をし、新幹線に乗るべく実家をあとに、駅へと移動したのですが…。

💻️いこか、もどろか。

静岡県の大雨の影響で、新幹線が運転を見合わせているとのこと。

台風一過のこんなにいいお天気でしたが、たくさんの人で溢れる駅で待機することに。

結局、雨の時間が長くなるにつれ、運転見あわせの時間も延びていきます。最終的に乗るはずだった列車は運休になり、どうしようもないので、実家に戻ることになりました。

さて戻ったものの、どうしたものか。明日からは仕事再開、でも混乱がいつ解消するのか、その時点ではまったく様子が見えず…。

🏠️あの選択のおかげで

結果的に翌日も移動はあきらめ、実家でリモートワークをすることにしました。コロナ禍で、出勤しなくても仕事ができる環境が整ったおかげで、そういう働きかたも選択できるようになったんだなぁと、なんだか感心というか、ちょっと感慨深くもあるような。

実際、さらにその翌日も新幹線のダイヤはけっこう乱れていて、実家で仕事をしながら見るTVには、そのニュースが何度も映し出されていました。もし移動を強行していたら、通常より長い時間かかったのは間違いなく、スムーズに仕事をスタートするのは無理だったでしょう。

テレワークという選択肢に思いいたり、その選択のおかげで、2日間なんの問題もなく働け、そして故郷にも長くいられて助かりました。

実家で目覚めて、朝から1時間ほど懐かしい風景を見ながら散歩して、シャワーを浴びてPCを立ち上げる。こんな感じだと、気持ち的にもなんだかゆとりが生まれます。実際にはフルタイムで仕事をしているので、オフィスにいるのと変わらない平日を過ごしたはずなのですが、夏休みが延びたような、不思議な気分になりました。

🌴実家のおうちランチ

そんなこんなで、昼休みも実家のおうちごはん。本当なら、故郷を離れてひとりで食べていたはずのランチを家族と一緒にとれるのは、ちょっと得した気分でもあります。

そんなお昼休みの時間を使って、お手軽なランチを作ってみました。母もふだん自身が作らないメニューに興味津々、喜んでくれていたみたいです。

🍴冷しゃぶ定食

夏といえばこれ。

子どもの頃、実家にあったメニューのはずなのですが、母がよく覚えていないというので作ってみました。

記憶にあるレシピは市販の青じそドレッシングを使っていたはずですが、いつもの自分のレシピでタレも手作り。

豚肉をさっと茹でます。

玉ねぎが紫色でした。なんでも、近所で畑をやってる知り合いからたくさんもらったとのこと。羨ましいですね。

タレにつけて氷もいれてしっかり冷やします。

サラダスタイルにするので、生野菜もたっぷり用意します。

実家近くのスーパーには、なぜかいつもロメインレタスが売られているので、それにしました。あのしゃきしゃき食感、好きなんですよね。

彩りに青ねぎをパラパラ。ねぎが青いのって懐かしいです。

お椀がわりにひと口かき揚げそばを添えて、ランチ完成です。

🍜かき揚げたくさんの秘密

ちなみにかき揚げそばを作った理由はこれ。ランチに家族一同集まった際、大人数になったので、おそばを茹でて、セルフ方式のかき揚げ天ざるにしたからです。

天ざるは揚げてしまえば、あとは天ぷらも麺も大皿盛りで、それぞれ好きなだけ食べればいいので、便利なメニューです。

🍴ジーロー飯ランチ

そして、今回の帰省中に作ったメニューの中でも、特に好評だったのがこちら。

台湾風の屋台メニューというのが、珍しくもあったのかもしれません。

まずはタレ作り。玉ねぎをみじん切りにしてたっぷり入れるのが、旨味と甘味のポイント。

この時点で美味しそう。

味玉は茹で時間は約8分ほどで、醤油と砂糖、水のタレに30分ほど漬けました。ふだんはひと晩冷蔵庫で漬けるので、どれくらい漬かるのか不安だったのですが、見た目的にはけっこういい色になってよかったです。

続いて鶏胸肉。厚みのある部分は、身を開くように包丁を入れてから茹でます。ねぎと生姜をいれて沸騰させたお湯に入れて、3分ほど。火から下ろして蓋をして茹で汁の中冷まします。

冷めたらフォークを使ってほぐします。包丁でスライスするのではなく、こうしてほぐすことで、ごはんとの絡みがよくなるのがポイントです。

ちなみに鶏肉の茹で時間ですが、ふだん作ることの多い鶏ハムは2分ほど。今回はしっとり食感よりも、きれいにほぐせることを優先したので、3分にしてみました。

🍗鶏だしラーメン

今回もスープ系のなにかを添えようと思って、ふと思い付いたのが、これでした。

鶏の茹で汁を使って、インスタントラーメンを作ります。

最初は茹で汁でチキンスープにするつもりでしたが、せっかくの屋台風台湾ごはんなので、なんとなく麺があるといいなぁと思って、このスタイルを選択。

ごはんに載せるメンバー勢ぞろいです。

味玉もちょうど1人前1個使えていいかんじ。

タレの甘辛い味に、さっぱり風味の鶏肉、彩りとアクセントになる青梗菜とたくあん。母がレシピを教えてほしいといったので、かなり気に入って食べてくれたようです。作ってみてよかったなと思いました。

☀️夏の故郷

帰省するのは、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆。そうなると、夏の地元の風景が見られるのは、まいとしこの時期だけ。

学生時代の夏休みの想い出が浮かぶからか、真夏の故郷の風景は、懐かしさがすこし特別な気がします。

夏休みが延びたような気分になったのは、やはり地元の景色に囲まれ、親の声が聞こえる環境だったからですが、仕事をしながらもなんとなく精神的にゆとりがあるような気もしました。

たまにはこんなテレワークがあってもいい気がしますね。そんな選択が、非常時に限らず、いつでもできるようになれば、もっといいのにと思います。

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