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フランス風とろとろ卵料理を作ってみよう。

卵って食卓には欠かせない素材だと思います。シンプルに焼いてよし、茹でてよし、生や半熟でも活躍します。

ひと口に焼くといっても、目玉焼きにしたり、玉子焼きにしたり、炒め物に加えたりとバリエーション豊か。

そのまま主役にする以外にも丼の定番卵とじに、すき焼きの溶き卵、はたまた縁の下の力持ち、フライの衣にもなります。ほんとに日常の食事と切り離せない素材ですよね。

そんな卵は和食だけでなく、洋食でも大活躍。オムレツにウフフリ(揚げ卵)、はたまたパンケーキやクレープの生地にもなる万能っぷりです。

🥚今回はフレンチ卵料理

今回、そんな万能選手の卵で作るのがこちら。

フランス、ブルゴーニュ地方の郷土料理“ウフ・アン・ムーレット”です。

メインが卵のフレンチというと、モン・サン・ミシェルのふわふわオムレツが有名です。

それに対してあまり知られていない気がするメニューですが、実はこれがなかなかのごちそう。黄身をとろとろ半熟に仕上げたポーチドエッグに、たっぷりの赤ワインソースとトーストを添えていただく、食べ応えのあるひと品です。

🥚材料はシンプル

ベーコンはできればブロック感のある厚切りがおすすめですが、薄切りでも大丈夫です。マッシュルームは今回は水煮缶を使っていますが、もちろんフレッシュでもOK。薄切りにしておいてください。

小鍋にバターを入れて熱して、溶けてきたら玉ねぎとベーコンを入れて炒めます。

玉ねぎがしんなりしてきたら、マッシュルームを投入。

軽く炒め合わせて、赤ワインソースを入れて煮込みます。

今回使用した赤ワインソースは、作り置きして冷凍してあった牛肉の赤ワイン煮込みのソースを使っています。

🥚ポーチドエッグが主役です

続いてこのメニューのキモになる、ポーチドエッグづくりスタートです。

お鍋にたっぷり水を張ってお酢を入れて火にかけます。

沸騰してきたら、お箸で時計回りにぐるぐるかき回して、水流を作ります。逆回りでも問題はありません。とにかく一方向に渦潮みたいなぐるぐるを作ります。

あらかじめボウルに割っておいた卵を静かに落とします。卵に直接触れないようにしつつ、その周囲のお湯をさらにぐるぐる回します。

渦を作ることで白身が散らばらず、黄身の周囲にまとわりつくようにまとまってきます。

白身がしっかり白くなったら網ですくいます。

引き上げた卵はキッチンペーパーにとって、しっかり水気を切っておきます。

🥚仕上げていきましょう

ここからは一気に仕上げです。

食パンの中央の部分にグラスを押し付けて、くるっと回して丸く切り抜きます。

トースターでこんがりと焼きあげます。

ソースたっぷりが美味しいメニューなので、スープ皿を使います。真ん中にトーストをセット。

その上にポーチドエッグをそっと載せます。

周りにソースをたっぷりと。

真ん中にたたずむ白い玉子がきれいです。

彩りに茹でた菜の花を飾って、上からあらびきのこしょうをパラリ。どうでしょう。卵が主役のフランス料理、ウフ・アン・ムーレットのできあがりです。

🥚とろける黄身が魅力です

食べるときはこのとおり。ポーチドエッグを崩せば、とろけ出す黄身もソースの一部。茶色のソースと緑の菜の花、白い卵から流れ出す黄身で一気に彩りも鮮やかに。ベーコンにからめたり、菜の花にからめたり。少しずつ、赤ワインソースとまじりあう卵のコクを楽しみつついただきます。

ウフ・アン・ムーレットの詳しい材料とレシピ、作るときのポイントと食べるときのアレンジはこのあとの有料記事で紹介します。よかったらぜひご覧ください。

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