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ロコモコ気分な日曜日

ある雨の日曜日。土曜の夜から降りはじめて、明日のお出かけはどうかなぁと思っていました。朝になればもしかしたら雨はやんでいるかもしれない。天気予報が雨でも、予定があるとそんな期待をしてしまいます。

でもやっぱり起きても雨。それもけっこうな本降りです。ホントは朝から散歩して、その足でランチを食べにいこうと思っていたけれど、外に出るのもおっくうになるくらいの雨脚。

☔雨ならおうちごはんにしよう

それなら気持ちを切り替えて、この日のランチはおうちごはんにしました。

メニューはふと食べたくなって、ロコモコです。

ロコモコはハワイのご当地グルメ。少年が喜ぶように考えだされたというエピソードのとおりのわんぱくメニューですね。

ちょうど冷凍庫には作り置きしておいたハンバーグがあるので、手早く作れそうです。カフェのランチでも人気のひと品を作っていきます。

🍳ロコモコづくりスタートです

まずはトッピングの目玉焼きから。

小鍋に油を熱して、煙が立ってきたら弱火にします。そこに卵をポトリ。

鍋を傾けて油に深さを出して、揚げ焼きにする感じで焼いていきます。ときどきスプーンで油をすくって白身の上からかければ、白身は固まり、黄身はとろりと半熟に焼き上がります。このスタイルで焼くと、白身の縁がカリカリに仕上がるのも、食感のポイントです。

🥄ソースは和風でつやつやのアレ

ロコモコのソースの基本は肉汁をいかしたグレービーですが、いまではそのバリエーションとしてデミグラスソースや和風の照り焼きソースというのもカフェなんかで見かけますね。

そこで今回は、甘じょっばい醤油ベースの和風味に。京都の老舗の洋食屋さんのステーキソースをイメージしたこのレシピで作ります。

醤油とみりん、砂糖を合わせてこしょうをきかせたソースに解凍したハンバーグを入れて火にかけます。

味からんだらハンバーグを取り出します。

さあ、では仕上げていきます。

丼にごはんをよそったら、ハンバーグを載せるスペースを空けて、レタス系のサラダ野菜をふわっと盛り付けます。

ソースのからんだハンバーグを空き地にどどーん。

続いてソースを仕上げます。

火にかけて沸いてきたら水で溶いた片栗粉を入れます。

そのままとろみがつくまで加熱します。

ソースがとろっとしたらハンバーグの上からたっぷりと。

🍚ロコモコできました

目玉焼きを添えて、粗びきこしょうとバセリのみじん切りを散らしました。

食べるときは目玉焼きをいつ崩すかがポイント。まずは甘い照り焼きソースでハンバーグをパクリ。レタスと一緒にまたパクリ。半分くらい食べたところで、卵を崩すと黄身がとろりと流れ出します。

この黄身がからんだハンバーグ美味しいんです。

ソースが醤油味なので黄身と混じってごはんにからむと、お肉の旨味たっぷりの卵かけごはんみたいな味になります。サラダ菜にちょっとマヨネーズをかけて食べれば、照り焼きハンバーガーみたいな味も楽しめて満足度十分。

🍚食べたくなるのに理由はいらない

ところで、この日どうしてロコモコが食べたくなったのか。

雨で外に出かけるのをあきらめて、あえて選んだのが、太陽降り注ぐ常夏の島ハワイの人気グルメ。なんだかその日のお天気とかけ離れた印象です。

雨でなければ、お気に入りの公園を散歩してから、どこかでランチをしようと思っていた日曜でした。そのイメージはいいお天気で、お陽さまの下を歩くつもりだったので、そこから連想したんでしょうか。ふと現れる思い付きってどこからやってくるんだろうかと思います。

でも食べたいものを食べるとき、理由なんてなくてもいいのかもしれません。ただ食べたくなったこと、それが大事。もともとハンバーグ大好きですしね。

家でのんびりすごした雨の日曜。出かけられなかったのは残念でしたが、ランチは美味しくいただきました。


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