味玉をスパイシーにしてみよう。
ラーメンのトッピングで人気の味玉は、我が家では定番の作り置き。休日に卵4つほどを茹でて、醤油、砂糖、水の漬け汁に漬けて冷蔵庫で保存してます。
食べるのはもっぱら平日の夜。日が経つにつれ、味が染みていくのを楽しみながら、そのままおつまみにしたり、ラーメンに載せるのはもちろん、サラダのトッピングにしたり。フォークの背を使って、崩したものをマヨネーズで和えても美味しいです。
🥚味玉をスパイシーにしてみる
そんな定番の味玉もときには、ちょっと味変したくなります。今回は、スパイスをいろいろ使った、スパイス味玉作りのお話です。
きっかけは、カレーを食べたくなったこと。暑い日が続くと、無性にカレー食べたい欲が高まります。
🍛カレーに載せるなら
冷やし中華とか素麺は、冷たいからわかるんですけど、暑い日にカレーを食べたくなるのってどうしてなんでしょうね。
インドとか、東南アジアの暑そうな風景と一緒にカレーを思い出すからかもしれません。暑い国の定番だから、暑い日に食べることには、きっとなにかの意味があるんだと思います。
卵はそんなカレーの人気トッピングのひとつ。目玉焼きとかオムレツもある中、我が家ではなぜか茹で玉子にすることが多いです。ふだんは味玉ではなく、固茹でにした普通の茹で玉子ですが、今回は卵もスパイスで染め上げて、カレーに載せてみようと思い立ちました。
🥚半熟卵の茹で時間
まずは卵を茹でていきます。
お鍋に水を入れて火にかけて、沸いてきたら冷蔵庫から取り出した卵をころん。
ぐらぐら沸かしたまま、8分が目安。
卵のお尻にヒビを入れて、氷水に漬けて冷やします。こうしておくと、剥くときに殻が外れやすくなって、らくちんです。
といいつつ、剥けないときは剥けないのが卵というもの。聞いた話しによると、新しすぎると殻は剥きにくいということだったので、買い置きがあるときは、すこし日の経ったものを使うことが多いです。それでもやっぱり剥けないときは、剥けないんですけどね。
🍛スパイス漬け汁を作ります
今回の漬け汁のテーマはスパイシー。カレーを意識しているので、たまに作るスパイスカレーのときに使うメンバーを総動員します。
🍛スパイシー漬けダレの材料
・カレー粉…小さじ1
・醤油…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・水…適量
🧂パウダー系…いずれもひとつまみ程度
・クミン
・こしょう
・ターメリック
・チリペッパー
・カルダモン
🧂ホール系
・デイル…小さじ1/2
・クローヴ…3粒
我が家にも、けっこういろんなスパイスが揃ってるなぁと思います。ふだんの料理で使うものってこしょうくらいなのに、いつの間にか増えてるんですよ。
でも、その用意があるから、突如思い立った今回もばっちりです。
スパイスをよく水で溶きます。
この時点でカレーにあわないわけがない香り。
殻を剥いた茹で玉子をスパイスの漬け汁と一緒に、容器にいれます。
醤油と砂糖を加えて、容器一杯になるよう水を追加。スパイスはあくまで香りの要素という役割なので、香りが強い割に味が付くわけではありません。そこで、いつもの味玉に使う、醤油と砂糖もいれておくことにしました。
たっぷりのスパイスの水風呂の中で、卵を半日ほど、冷蔵庫で漬け込みます。
カレー色の卵ができました。
卵の形って、なんともいえない愛くるしさを感じます。
🥚縦切り、横切り
ところで、茹で玉子を切るときって、2つにパカッて切ることが多くありませんか。
そんなときいつも思うんですけど、縦に半分にしますか。横に半分にしますか。
どっち方向に切っても味に変化はないはずですが、ふと気になって今回は、両方試してなにが違うのかを比べてみることにしました。
こういうちょっとした気になることって、ついそのままにしがちでしたが、noteを本格的にはじめてもうすぐ2年。それを試すことでネタになることを覚えました。
まずは縦切り。
切り方とは関係ありませんが、茹で時間8分で、黄身はこんな感じです。
続いて横切り。
黄身がとろりと流れ出すくらいがお好みなら、茹で時間は6~7分がおすすめです。ただ、その場合、茹で上がりがやわらかめです。殻を剥くのがちょっと難しいので、慎重にどうぞ。
ラーメン屋さんぽいのはどっちかな。目の前にラーメンがないと、とっさにわからなくなります。でも、お店によると思うので、それは切る人の好みしだいですよね。
あらためて比較してみて思うのは、縦切りはいわゆる線対称。2つにわかれたどちらもほぼおなじといえます。それに対して横切りは、卵の上半分と下半分。切り分けると形が異なるので、黄身の占める割合とか多少なりとも違いはありそうです。ただそれでどれくらい、違うのかといわれると、微妙な差かなと。
さておき、これでスパイス味玉はできました。
🍛ではカレーを作ります
今回のカレーは作り置き冷凍の、牛肉の赤ワイン煮込みをリメイクします。
なのでスタイル的には欧風。
バターを熱してカレー粉投入。
粉をなじませるように炒めあわせます。カレー粉は焦げやすいので慎重に。全体がなじんだら、火からおろして牛肉の赤ワイン煮込みのソースを注いでよく混ぜます。まとまったら、少し火にかけて、味をなじませてOKです。
スパイス味玉スタンバイ。
玉子の下には、カレー粉と自家製のたれで炒めたもやしを添えてカレー尽くしです。
このタレも便利なので、冷蔵庫に作り置き常備してます。
あとはカレーをかけるだけ。濃い色がお皿に入ると、スパイス味玉の明るい黄色が映えますね。
🥚スパイス味玉カレーの完成です
チキンカツも載っけて豪華バージョン。
カレーと一緒に食べると、カレーそのものの味が強いので、味玉の主張してくるポイントは、スパイス風味に変身したというところではなく、むしろその中に包まれた、まろやかな黄身の味でした。
でも、醤油味の味玉を載せたときに感じた、洋風のお皿にぽつんと入り込んだ和食のパーツみたいなぽこっと浮いた感じはなくて、カレーと一体化してる気がします。
単体で食べると、ちゃんとスパイシーなカレー味で、夏の味玉って感じです。わりと気に入ったので、また作ってみようと思います。
ちょっとしたひと手間で、いつもの定番をアレンジするのって、気分が変わっていいですね。
🥚スパイス味玉のレシピ~fromクラシル
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