ポークは群馬ですき焼きになった。
すき焼きは永遠のごちそう。子どもの頃、親戚一同が集まった日の夜や、家族の特別な日の夜に、みんなで囲むお鍋はおいしくて楽しい記憶です。
去年買ったスキレットは、そんなすき焼きにもぴったりで、この前の冬は大活躍でした。
🍲いつもと違うすき焼き
そんなすき焼き、夏場は暑くて鍋物なんて…となりがちですが、この前つくってしまいました。
どどーん。
でもこのすき焼き、いつもとちょっと違います。そしてそれが、夏なのにすき焼きをした理由にも繋がります。さて、それはなにか。
noteのテーマのひとつとして、ご当地グルメをアレンジつつ再現しようという企画を続けています。
そのテーマを決めるのに、いろいろ調べたりすることもあるのですが、その中でこんなご当地グルメを知りました。
群馬県の豚肉のすき焼きです。
🐽疲労回復効果も狙おう
関西出身の自分としては、基本的に肉といえば牛。カレーならビーフカレー、肉じゃがも牛肉、豚肉を使う肉饅のことは豚饅と呼ぶ。そんな文化がいまも体に染み付いてます。
もちろんすき焼きは牛肉で、そしてこれに限っては日本全国の基本だと思ってました。なのに群馬のすき焼きが豚肉。
ほほう、これは面白いぞと思うと同時に、豚肉といえば思い出す、疲労回復に効果ありというワードが頭に浮かんだのです。
というわけで、暑い毎日。夜も寝苦しい日々。おのずと疲労もたまります。
それならば豚を食べよう。もちろんここは、群馬風すき焼きの出番じゃないか。
🍲豚すき焼きをつくろう
まずは周辺準備。
🥬群馬の名産品もすき焼きに
玉ねぎ、豆腐、麸にしいたけ。すき焼きの定番的なみなさんの入場です。
続いて地元枠。
ねぎといえば群馬、こんにゃくといえば群馬。どちらも名産品ですね。このふたつは今回のすき焼きには、なにがなんでも必要です。だって群馬風なんだから。
本来は下仁田ねぎでつくれればよかったんですけど、近所のスーパーを探しても見つからず。普通の白ねぎになりましたが、そこは気持ちです。
🐽お肉はもちろん
そしてメインのお肉を。
豚肉です。なんか不思議な感じ。いまからつくるのは、しょうが焼きじゃなくてすき焼き。なのに豚。好奇心がそそられまくってきました。
そして今回活躍するのは、もちろんスキレット。
ぶつぶつと刻んだねぎを広げて、焼いていきます。
牛肉のすき焼きだと、牛脂を使うところなので、豚すき焼きなら、あればラードが理想かも。ただ我が家にはないので、普通のサラダ油でいきます。
ねぎに焼色がついてきたら、覆いかぶせるように豚肉を並べます。お布団みたいですね。
💧関東風に割り下で
ここで関西風のすき焼きであれば、お鍋に砂糖と醤油をいれていくのですが、群馬県は関東地方。
めんつゆに砂糖を溶かして、水を加えた割り下をつくってみました。
普段は調味料を直接、具と合わせてるので、割り下ってどんな感じなのかいまいちピンときてません。ただ、すき焼きの味は知っているので、これでよしとして進めます。
火にかけたままのスキレットに割り下を注ぎます。
その途端目の前に開ける、じゅわーっという光景。いい匂いが立ち上ってきて、たまりません…。早く食べたい。
欲望を抑えつつ、具をお鍋へ。
そしてぐつぐつ。いいぞ、スキレット。大活躍だ。
🙌煮えた煮えたよ
炊けた炊けたよ、すき焼き炊けた。
おっと、煮ることを炊くというのは関西弁ですね。
煮えた煮えたよ、すき焼き煮えた。
個人的にはちょっとしっくりきませんが、当然群馬県は関西弁ではないので、群馬風のすき焼きに敬意を表します。
すき焼きといえば、豚であっても、もちろん生卵必須。
つけながらいただきます。
すき焼きの味付けって、かなり甘くて濃いので、香りの強い卵をまとっても、その味はしっかり感じられます。
なおかつ、その濃い味付けにまろやかさと、濃厚なコクを足す感じになって、卵の魅力も卵が増幅するすき焼きの魅力も倍々増の相乗効果。
🥩すき焼きの選択肢
いつもの牛と比べても、物足りなさはなく、むしろいままですき焼きを食べたいときは牛肉一択でしたが、これからは食べたいお肉ですき焼きができるということなのかもしれません。
ねぎにこんにゃく、地元の名産も活躍する、群馬の豚すき焼き。ご当地グルメの鑑のような存在です。
🍲豚すき焼きの材料
🐽分量(1人分)
・豚薄切り…3枚くらい
・ねぎ…1/4本
・しらたき…結んだもの5個くらい
・玉ねぎ…1/4個
・しいたけ…1個
・木綿豆腐…小1丁
・麸…5個くらい
・卵…1個
・めんつゆ…1/2カップ
・砂糖…大さじ1
・水…1/2カップ
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