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キャベツと白菜の互換性を試す天理ラーメン。

奈良県天理市生まれ、人気のスタミナ系ラーメン。その名も天理ラーメンの名で知られるひと品です。

関西に住んでいた頃は食べたこともあったのですが、あらためて向き合ってみるとかなり久しぶり。さあ、作ろうと思って記憶をたどってみましたが、念のため調べてみると、トッピングの炒め物は豚肉、にら、白菜という組み合わせが定番のよう。

そこでちょっと考えることに。なぜならば…。

🥬白菜って夏あんまりないかも

白菜って冬場はわりと常備しているのですが、春キャベツが出たあたりからそれがキャベツに代わって、この時期は家にないことが多いんですよね。

もちろん買ってくればいいのですが、冷蔵庫にはすでにキャベツがどどーんと鎮座。さすがにここに白菜を買ってしまうとなかなかのボリューム…。明日以降の食卓がキャベツと白菜を消費するというノルマに飲み込まれそうです。

そこでふと浮かんだのはキャベツと白菜の互換性。

🥬キャベツとの互換性

たとえば餃子に入れる材料。
ひき肉、ニラ、にんにく…そしてそれをまとめる一番たくさん使う素材。それって白菜の人もいればキャベツの人もいますよね。

そういえば、キャベツがないときにお好み焼きを白菜で作ってみたら美味しかったし、焼きそばに白菜を入れても美味しかった。

白菜の代わりにキャベツを浅漬けにしても美味しかったし、キャベツで作るお鍋も美味しかった。

野菜炒めのキャベツと八宝菜の白菜を入れ換えたって美味しいし、生の白菜を千切りにしてマヨネーズをたっぷりかけたら、キャベツとはひと味違うふわふわした食感が、これまたいい。

つまり問題なんてどこにもない。
そう、白菜とキャベツって置換できる素材なんじゃなかろうか。

🥬よし、キャベツでアレンジ再現

というわけで、今回は奈良県のご当地グルメ、天理ラーメンを本場のかたにはちょっと恐縮しつつ、冷蔵庫にあるキャベツでアレンジ再現してみます。

🍜材料
・豚肉…細切れ5~6切れ
・キャベツ…2枚くらい
・にら…3本
・にんにく(みじん切りとおろしにんにく)…2片
・豆板醤…小匙1
・自家製万能だれ…大匙2
・中華スープ…1カップ
・中華麺…お好みの量

キャベツはざく切り、ニラは食べやすい長さに切り分けます。

みじん切りのにんにくと豚肉、豆板醤を炒めます。

キャベツをプラス。

トケイヤkitchenの味の決め手、自家製万能だれを投入します。

ニラとおろしにんにく加えます。パンチありますね。スタミナつきそう。

全体をよく絡めてから、中華スープを入れてニラがしんなりするくらいにさっと煮込んでトッピングのできあがり。

🍜スタミナラーメン仕上げていきます

麺を茹でます。

麺を丼に入れたら、さあいよいよトッピングとスープの登場です。

炒め煮にした具とスープを注ぎます。
お好みでさらにおろしにんにくやおろししょうがをマシマシトッピングするのもおすすめです。

どうでしょう。
キャベツバージョンの天理ラーメン風スタミナラーメンのできあがりです。

ピリ辛味付けの豚肉、にんにく、ニラとしっかり濃い系のスタミナ素材を、たっぷりのキャベツの甘味が受け止めて麺にからむスタイル。

もちろん白菜だとより本場に近く仕上がるのでしょうが、これも大満足の仕上がりです。

🥬キャベツと白菜

最後にキャベツと白菜について調べてみました。

どちらもアブラナ科アブラナ属。近い種類のようです。
歴史的には日本に入ってきたのは白菜が先のようですね。たしかにイメージ的にも白菜は和食、キャベツは洋食という気がしないでもありません。

ただどちらも生でよし、炒めてよし、煮てよしの万能野菜。
今回の天理ラーメン再現アレンジみたいに、キャベツの料理だと思っているものをたまには白菜にしてみたり、またその逆にしてみたりも美味しそう。

レシピの幅が広がるのってこんな時かもしれませんね。


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