見出し画像

子ども心をいつまでも忘れない~「アイデアの着眼点」~

YouTubeなどのSNS、日々の仕事において、どんどん斬新なアイデアを出してくる人はスゴいなぁと感心してしまう自分。

感心しながらも、次から次へとアイデアを出している人のコツはなんなのか気になりました。

本書では、アイデアを出す思考習慣として、驚く、観察、遊ぶ、妄想、眠ることが大切と書かれています。

僕は、驚く、遊ぶというところに注目。

常識を超えてくることがアイデアであり、子どものような素直さを持つことが重要だと気づけました。

哲学者である著者が、歴史上の哲学者たちの考えを元に常識を超えて思考するための方法を教えてくれます。


○アイデアを出す思考習慣

・驚く

自分がやってみたいと思うようになるきっかけは、何で?

どうして?

という驚きから生まれてきます。

驚くためには、日頃から当たり前のようにあるものに、何でそうなるんだろう?と疑いを持つことで生まれます。

何で、どうして、そうなるんだろう、子どものように素直に不思議がる気持ちが大切。

・遊ぶ

フランスの思想家、ロジェ・カイヨウが理論として発展させたのが、遊びの本質は根本的な無償性にあるということ。

生産的ではないものの、自分が好きで自由にやっていることが遊び。

そして、カイヨウは遊びを4つに分類。

①アゴン
②アレア
③ミミクリ
④イリンクス

アイデアを出し続ける思考習慣より

アゴン…競争という形をとる遊び。サッカー、野球など。

アレア…ギャンブル、ジャンケンなど。

ミミクリ…別の人格を装う遊び。ごっこ遊び、組み立て遊び。

イリンクス…目眩の追及にもとづく遊び。サーカスを観る、ブランコやジェットコースターに乗るなど。

まさに子どもの頃に遊んだことの列挙。

子どものように、本気で遊ぶからこそ頭が柔らかくなる。

しっかりしないといけないと自分を律しすぎる生活だと、遊びがなく、新しいことが考えられないこともわかりました。

今一度童心に帰る!

ギャンブルはほどほどに。

・観察、妄想、眠る

何によってその考えに自分が至ったか、あらゆる角度から多面的に捉える、悶々として眠れないときはあえて動画やSNSで気づきを得るなどなど。

思考するための基本であったり、ダメなのかと思っていたこともあえてやることよって、新しい発想を生み出していく姿勢を学べました。

○まとめると

子どものように素直に物事を捉えて、なぜなんだろうと思える童心こそアイデアを生み出す秘訣。

そういえば、小学校のときは、自分で本を書いてみたり、おもちゃで遊ぶときも色々な設定を思い描いていたなと思い出しました。

素直な物の見方、そして純粋になぜそうなのかと疑う姿勢、柔らかな発想が新しいアイデアを生み出せるポイントと知りました。

自分の思いこみが行動や思考を狭めるのかな……

最後までお読みいただきありがとうございました。


おしまい。

#読書 #読了 #読書感想文 #推薦図書 #哲学 #子ども #遊ぶ #アイデア

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?