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『個サル』は日本が誇るスポーツ文化 〜目線とパスで自己紹介〜

スポーツの秋とも言うし、週末に個人参加フットサル、通称『個サル』に参加してきた。

当日集まったメンバーでチームを組み、ひたすら試合をするというもの。

基本的に僕は1人でふらっと参加しているのだが、人によってはお友達同士で来るとか、毎週通っているような常連さんもいたりとか、色んな人がいて面白い。

そこで今週、個サルの醍醐味とも言うべき面白い出来事が2つあったので書いてみたいと思う。
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1つ目は「名刺交換よりパス交換」
FOOT×BRAINという僕が好きなサッカー番組のキャッチコピーなのだが、これは僕らのようなアマチュアプレーヤーでも当てはまること。

僕は長い間プレーをして来たのである程度、同じチームになったメンバーがどんなプレーをするのかを見て、プレーを合わせるようにしている。

もともと競技をやっていた時のプレースタイル的にもチームメイトの良いところを引き出しながらゲームをコントールしたいタイプ。

スピードがある選手にはどんどん裏に走らせ、
ドリブルが得意な選手にはやりやすいようにスペースを空け、
パスが得意な選手がいれば自分が走る。
という感じだから個サルでも周りに合わせて楽しめるのだが

たまたまこの日は僕と同じスタンスの人がチーム内にいた。

「あ、彼は探って来てるな?」と思ったので、彼がボールを持った時にここにパスをだしたいだろうな、というところに動いてみた。

すると、ドンピシャでパスが来た。

ニヤリ。

最後得点には繋がらなかったが、
僕からは「ナイスパス」の意味も込めて親指でグットのジェスチャー👍

すると彼は笑顔でグットを返してくれた👍

次は僕がボールを持っている時。
彼がどこに動くかな?と気にかけて見ていると、
「あーそこそこ!わかってるねぇ!」っていうところに動いてくれた。
当然僕はそこにパスを通す。

2人で顔を揃えてニヤリ。

その後、彼とは色々と話をしたり、プレーを楽しんだりすることもできて有意義な時間だった。

その日初めて会ったのに、たった1個のボールを通じて友達ができる。
個サルはそんな素敵な場でもある!

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②休憩時間のJリーグトーク
個サルの休憩時間はとっても面白い雑談の場。
サッカーのプレーについてとか、仕事の愚痴とか色んな話が聞けて面白いのだが、
この日面白かったのはJリーグについての話。

この日は僕も顔馴染みのお客さんが来てたので、
「最近Jリーグってみてます?」って聞いてみた。
すると彼は「今まではリーグ全体を見てたけど、ここ数年は川崎追っかけてるんだよー!風間前監督のサッカー見て惚れちゃってさ〜」なんて経緯を教えてくれた。

僕も最近マリノスを見始めたんだ〜なんて話をすると
「マリノスもいいサッカーするよなぁー!」なんて盛り上がった。

さらにとある男が後ろから迫ってくる。
「お前ら埼玉県民なのに浦和じゃねえのか!俺は今日17時から埼スタ行くんだぞ!」
浦和サポーターが後ろから入って来た(笑)
僕、一応今は東京都民なんだけど(笑)

C大阪戦、3-1で勝ってさぞご満悦だろう(笑)

そっから休憩時間はひたすらJリーグトーク。
どのクラブの誰がいい、とか
この前の試合のあのシーンが良かった、とか
あのシーズンのあのゴールが印象的なんだ
なんて話してたら
あっという間に休憩時間は終わる。

こんな感じでサッカーの話ができるのは本当に楽しい。
ちなみにみんな30〜40代だけど、歳下の僕にも優しく接してくれる。
中には60代のレジェンド級の方も走る走る!
他世代と交流ができるそんな素敵な場所なのだ。

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ちなみに海外旅行でイギリスとドイツに行った時、現地の人に混じって軽くサッカーをさせてもらったり、飲み屋で近くの席だった人とビールを飲みながらサッカーについて3時間くらい語ったことがある。

そこで、「日本には他世代でレベル問わず楽しめる"個サル"っていうのがあるんだ」と話すと
彼らはものすごい勢いで「それ面白いな!」とか「サッカーのあるべき姿だ!」と食いついてきた。
個サルは多分日本がもっと誇るべきスポーツ文化だと思う。

海外でもサッカーの話ですぐ仲良くなれるから本当に国境ないなぁって思う。

彼らは地元愛が本当に根強いから、僕みたいに「東京に住んでいるのに横浜のクラブ応援してる」なんて言った日には怒られるかもしれないが(笑)

そんなことを思い出した個サルだった。

サッカー好きな皆さんも、初心者の皆さんも、
個サル、行ってみては?
どこかで僕とも会うことになるかも(笑)

そのときはお手柔らかにお願いしたい。

最近の目標は「怪我をしない」ことなのだ(笑)

またいこーっと!

おしまい!

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