初心者が背伸びしてBarに行ったら素敵な世界が広がってた〜月1ご褒美のオトナな夜〜
「あ、いらっしゃい。今日何にする?」
マスターのこのセリフが1番すき。
月に1度の自分へのご褒美に、僕はBarに通っている。
お酒は弱いし詳しくもないが、マスターの作ってくれるお酒は本当に綺麗で美味しい。
色んな話を聞けるから勉強にもなって、オトナな夜を楽しんでいるのだ。
僕はこれまで色んな【1人◯◯】を経験してきた。ちなみに一応僕の名誉のためにも書いておくが、決して「友達がいない」というわけではない(笑)
学生時代はよく親友と2人で遊んでいた。彼は新卒で入社した会社で頑張っていたが1年働いてワーホリに挑戦するため退職。現在は日本で仕事をしているが、関東で働いていないのでなかなか会えない。
仲のいい友人たちはなぜか海外や関東以外で仕事をしているので、必然的に「休日を1人で過ごす」ことになったのだ。
最初は「なんか寂しい奴いるとか思われてんのかな」と思っていたが、今は慣れてあんまり周りの目は気にならない。
なんならタピオカ屋に並ぶ女子の行列の中にも僕は1人で余裕に並べてしまう(笑)女子中高生たちから「1人w友達いないのw」なんてdisられていても余裕だ。笑
これまで経験した【1人◯◯】は沢山ある。
1人カラオケ、1人旅、1人映画、1人焼肉、1人温泉、1人サッカー観戦…
どれも本当に最高なのだが、
2020年からそのリストに新しく「1人Bar」が仲間入りしている。
Barと一言にいっても沢山あるが、僕が通っているのは【オーセンティックバー】。
静かな空間の中でジャズが流れてて、壁一面にずらっと並んだお酒のボトルに、絶妙に照明が当たっている幻想的な空間。そして、好みに合わせてマスターがシャカシャカやってくれる、あれ。
いわゆるオトナの空間だ。同世代のお客さんをまだ見たことがない。
(以下Bar=オーセンティックバーのこと)
こんなことを言うとお酒が強くてのんべえかと思われるかもしれないが、僕はお酒がとても弱い。
ビールならグラス1杯でもう十分酔っちゃうし、あんまり連日飲むことはできない。
飲み会でも最初の1杯はお付き合いで飲むが、大抵その後は【ウーロン茶ロック】を頼んでいる。
20歳を越えてから友人との食事は「飲みにいくか」の一言から始まることが多い。
そんな時でも僕は大人数でわーきゃーやるのはあんまり好きではない。何かのお祝い事とか、歓送迎会とか、そういうのはいいけど。
基本的には少人数でしっぽり飲むのが好きなタイプ。
そして冒頭お話しした通り【社会人になると関東に友人が残ってない】状況になったので「飲みたいな」と思っても大抵1人で飲んでいた。
みんなで飲もうが1人で飲もうが大抵ウイスキーのソーダ割を飲んでいる。
高校の恩師とお酒を飲んだ時に教えてもらった【ラフロイグ】にどハマりしたのがきっかけだ。それ以来、ウイスキーがすごく好き。(ストレートとかロックは多分飲んだらひっくり返る。)
そんな僕は昔からBarという場所に憧れがあった。
【007】でジェームズボンドがタキシード姿で「ウォッカ・マティーニ」を飲んでいるのをはじめ、洋画では「できる男はスーツでクールにお酒を飲む」みたいなイメージがあった。
別に僕はそんなキレ者でもないしごく普通の一般人だが、「お酒を飲めるってかっこいい」という憧れから、いつか「カッコよく見える風」を装ってBarに行ってみたいと思っていた。(笑)
25歳の誕生日を迎えて、「ちょっと背伸びして行きつけ、なんて作っちゃってオトナ時間を過ごしてみたい」と勇気を出してBarの世界に飛び込んでみることにした。
最初に何軒か入ったのだが、なんか勝手に緊張してしまって、「あ、やっぱり僕にはまだ早かったのかな」なんて思っていたのだが、
ある日家から結構離れたBarに入った時、こんな僕にも優しく接してくれたマスターがいた。
店に合わないと思ったのか、本当に親身に教えてくれたのかは正直わからないのだが、
「ここは遠くて通えないだろうから、このお店に行ってみたら?僕もよく知ってる子のお店だから。」と、と僕の家の近くのBarを紹介してくれた。
(嫌な客だと思われていたら多分他店にも紹介しないだろうと、勝手にポジティブに思っているのだが笑)
せっかくなので、そのBarに足を運ぶことにした。
窓がなく、重厚感のある扉。
最初はお店の前でしばしウロウロして入るかどうか悩んでいたのだが、勇気を出して扉を開けてみた。
そしたら、とっても素敵な世界が広がっていた。
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「いらっしゃい。お1人ですか?」とだいぶ驚いた様子でマスターが声をかけてくれたので、あ、なんか厄介そうなのが来たと思われたかな?と思ったのだが、
「はい。1人なんですけどお邪魔しても大丈夫ですか?」と一応聞いてみた。
そしたら「もちろん。お好きな席に」と案内してくれた。
その時に座った席は、一番ドアから近いカウンターの一番端っこ。
きっと奥や正面は常連さんが使うだろうなと思ったから、一番端っこに座った。
不思議だったのは今まで緊張していたのが嘘のようにそのBarは居心地は良かった。
マスターも気さくな人で、僕のことをあれこれ聞いてくれた。
お酒が弱いけど、美味しいのをゆっくり飲みたい。
ウイスキーのソーダ割が好きだから色んな銘柄を飲んでみたい。
カクテルは普段飲まないから飲んでみたい
この辺りを色んな質問から引き出してくれた。
僕はお酒の知識が何にもないので、基本的にはマスターお任せ。
「ちょっと辛口でさっぱりしたのが飲みたい」
「アルコール弱めで甘口のが飲みたい」
「ソーダ割りで、おすすめのウイスキーは?」
こんなアバウトな注文だけで、ベースになるお酒を提案してくれて、さらにはチャチャっと作品を作ってくれる。
しかも毎回同じメニューの物を頼んでいたら
「たまには甘いのも悪くないと思うよ。こういうお酒はどう?」
「このウイスキーが好きなら、これもオススメだよ」
「同じソーダ割でも、今日はブランデーを飲んでみたらどう?」
と、毎回新しい提案をたくさんしてくれるのだ。
(タリスカーのソーダ割。ウイスキーは本当にいろいろあって楽しい)
(イチゴのカクテル。さっぱりしていてとっても美味しかった。)
とても嬉しいし、毎回それがめちゃくちゃ美味しいからやめられない。
もうマスターに全てを任せて「じゃあ、それください」だけでゆっくりした時間を過ごすことができるので最高だ。
Barに僕がいるのが珍しいのか、オトナな常連さんたちもよく声をかけてくれる。
色んなお仕事の方や、色んな経験をしている方から話を聞くのがすごく面白い。
最初は少しBarという世界に飛び込むのは怖かったのだが、
いざ飛び込んでみると、「素敵なオトナな夜の世界」が広がっていた。
だから僕はBarに月に1度足を運んでしまうのだ。
マスターの作品にかける想いもとても素敵な物があるので、それはこちらから。
ちなみにこのBarで一番最初に座った、入り口のドアに一番近い、カウンターの一番端っこの席は今では僕のお気に入りの席で、必ず毎回この席に座るようにしている。(笑)
若手のみなさんもオトナな夜の世界にフラッと足を運んでみてはいかがだろうか?
僕は結構、夜の時間が好きかもしれない。
「ずっと真夜中でいいのに」
音楽だけでなく、本当にそう思ってしまう。
おしまい!
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(10/4追記)
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