寝込んでいた時のこと。
陽性反応が出る前に、体調が悪く、とても風邪とは思えないことを、近所に住む実家へ連絡しておいた。
陰性のうちから了解していた家族が、食事を玄関先に届けてくれるらしく、ひとまずホッとした。
ピンポンとインターホンが鳴り、食事をとりに行くと、発泡スチロールの箱の上にお盆があって、食事が紙皿とプラ容器によそってあり、いつもとは違う環境に物寂しさをおぼえた。
体温は一時38.5℃まで上がったが、すぐに解熱し、夜になると37℃台後半まで上がるのを繰り返した。
同僚にそれとなく聞いてみると