2024年5月の記事一覧
Netflix映画『終わらない週末』
ニューヨーク・マンハッタンに程近いブロンクスのアパートメント。青く塗られた壁を背にヘッドボードが置かれたベッド。夫婦の寝室は広い。
夫が朝早くに物音で目を覚ますと、妻が衣類をスーツケースに詰めて旅支度をしている。その様子を見た夫はベッドの中から声を掛ける。
妻は、眠れなかったから、と言う。
そして、急に思い立って海辺の貸家を予約したから家族で旅に行こうと。いつ予約したのだと聞けば、今朝だと
映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』
安心して見られる娯楽映画の要素を兼ね備えているザ・ハリウッド映画だ。すっかりシリーズ定着したトランスフォーマーの第七作。もはや車が変身してロボットになるということ自体が売りではなく、宇宙を舞台にした壮大な物語になっているのも、ここ最近の定番。
宇宙を舞台にした戦いがあり、カーチェイスがあり、仲間を助ける友情や家族の絆、子供の登場、約束を果たすことに、サクセスストーリーが存分に含まれている。そ
映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
ジョン・ウィックシリーズの第4作。
まぁとくにかくドンパチやるだけの映画なので、内容はあまり期待しない方が良い。大して何も残らない割に長尺だから、時間が勿体ないという人は見ない方が良い。前作まで見ていて興味があるという人やキアヌ・リーブスが好きだという人までをも止めるつもりはない。
命を狙われるジョン・ウィックが世界を逃げ回り、それを狙う殺し屋達が追いかける構図に、少しだけドラマ要素を押し
映画『ミッション・インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
シリーズ7作目のミッション・インポッシブル。
第一印象は、流石にトム・クルーズが老けたなということだった。それでもとてつもないアクションをこなすのだから人間の域を超えている。それだけ映画愛があるということなのか。どれだけお金を手に出来るからといって、出来ることではない。これじゃあ、命がいくつあっても足りない。
それ(entity)と呼ばれる暴走したAIを止めるために必要な鍵を探し出すのが今
映画『ゴジラ-1.0』
ゴジラマイナスワン。
終戦直後の日本を未知の巨大生物が襲う。
銃も砲撃も効かないその生物の名前はゴジラ。
撃退作戦に動かない国や世界をよそに、国民の有志が立ち上がるのだが。。。
事前情報によるミスリードかも知れないが、低予算におけるCGとVFXのPVだと感じてしまった。
映画に何を求めるのかによると言えばそれまでだが、CGを除けば駄作だと思ってしまったのだ。俳優たちは頑張っていた
Netflixドラマ『偽りの銃弾』
見始めたらやめられないサスペンス。
夫のジョーを殺した犯人は誰なのか。
真実の解明に動く妻のマヤ。追う警察のサミ。
その妻の周りでは、夫のみならず姉も銃で殺害されていた。二つの殺人に関連性があるのか。
言葉にすれば陳腐なサスペンス紹介にしかならないが、それしか明かせない事情もある。サスペンスならではだ。
主人公のマヤは元軍のヘリコプターパイロット。民間の乗用車を誤射したとネットで
映画『すばらしき世界』
十代の頃から入ったり出たりを繰り返し、人生の大半を塀の中で暮らしてきた元ヤクザ者の三上が、娑婆で真っ当に生きようと足掻く姿を描く。
幼い頃に母親と別れ施設で育った彼は、老いた今でも捨てられたと認めたく無い一心で、現れない母の行方を気にかけている。
真っ直ぐ過ぎるがゆえに許せず、直ぐにカッとなって暴力に出るのは、組で教わった人としての道なのだろうか。それとも幼い頃に抱いた母親への想いからだろ