【DAY.6】新潟発着!2ヶ月で、公務員がバイクで全国周る旅日記
この記事、連載は...
民間から中途で新潟県庁に入った公務員が、4年で退職するその前に、有休消化で全国をバイクで回る、という、ノープランな企画です。予約なし、フィーリングファースト。
6:00、島根県 波子の海浜公園にて起床。
テント泊はだいたい早めに目が覚める。
寒くても、寒くなくても。
椅子が寂しそうなので、コーヒーを飲む。
荷造りをしていたら、新潟市から来たの?と声をかけられた。
熊本から予定決めずブラブラ回ってるそうで、たくさんステッカーが貼ってある中で、ひときわ目立つ位置にSnow Peakが貼ってあるのが新潟県人として誇らしい。
で、荷造りを終えたのが8:00、そのあとは、昨日ネットで、すぐ近くに町営のゲストハウスがあると分かり、外観だけでも撮ろうと思い、まちをバイクでぶらぶら。
赤い屋根が、海と空の青に映える。
こういうのは、昔の人は分かっててやったのかね?
そして、ついにお目当てのゲストハウス発見!
海からすぐの素晴らしいロケーション!
中をのぞいてみると、中に人が!
見慣れないバイクが走っていたので客かと思ったらしい。
お願いして中を見せてもらう。
ロゴもおしゃれ!ほんとに町営?
庭もしゃれてる!
中は100年以上の古民家とは思えないくらいきれい!
お風呂もキッチンも広い!
そして、目を惹く襖絵!
これは新しいもののようだ。
案内してくださった親切なお父さんに感謝。
ゲストハウスは町営だが、Uターンした方を中心とした協議会がこのプロジェクトを進めているのだそう。
運営は近隣住民の方々によるボランティア。
対応の手がしばしば足りなくなるのが課題とのことだが、とはいえ、この場所があるから、外からのお客さんが来てくれて、このまちの魅力を知ってくれる、それがボランティアのモチベーションになっているのではないだろうか。
だから、私のような怪しいやつが現れても、見学させてくれたのだろう。
ゲストハウスやられている方が口を揃えて言うのが、役所への提出書類が一番めんどくさいってこと。
じゃあ、役所がゲストハウスをやればいい。
その代わり、自身のセンスのなさを自覚して、民間なりにちゃんと任せる。
なんか、行政の関わり方についてすごくいいヒントをもらった気がした。
あ、もう私は行政関係なかったか。
9:00、初上陸となる山口県に向けて出発。
とにかく、快晴なのが嬉しい!!そして、海沿いの道って楽しい!
テンション上がりすぎて走りすぎたが、途中、「道の駅発祥の地」というパワーワードに惹かれ、11:30、道の駅阿武町でひと休憩。
裏から見える風景が素晴らしい!
そして、なんと温泉がある!しかも500円!しかもこの絶景を見ながら湯に浸かれるだと!?
昨日はテント泊で風呂に入っていなかったので、2秒で温泉に入ることを決めた。
いつもより長めに入って疲れを取った後に、ソロバイク旅ならではの嬉しい出会いが。
一人目、きれいなCB400に乗っていたのは地元山口の方。
定年退職され、セカンドライフを満喫中とのこと。
2人目は、お隣長野ナンバー、旅仕様のスティード。
偶然にも、同じ公務員早期退職組!(彼は57歳だそうだが)
めちゃめちゃ盛り上がってしまった笑
こういう、偶然の出会いが、孤独なバイク旅に彩りを添えてくれることを、経験上よく知っている。プライスレス。
で、さらにひた走り、13:00に到着したのは、歴史の町、萩。
歴史にはそれほど興味がない(歴史自体にはあるが、観光としては)のだが、さっきのCB400のおじさんのおすすめ、萩城のミドリヨシノだけは見ておこうかな。
桜が満開!
こちらが、ここでしか見られないミドリヨシノ。
というか、写真には残せないのが残念だが、ここまで来るまでの道のりがマジでいい!
風情のある白壁が現役で立ち並んでいる。
あと、このネコを完璧に手懐けている管理のおじさんが印象深かった。
橋から見える景色も、この季節ならでは。
城下町は、俺の無骨なバイクは場違いですな。
本当に、これだけの規模の町並みが残っているってのはすごい。
飯でも食おうかとも思ったけど、明るいうちに角島に行ってみたい、という思いで、わずか30分くらいで萩を後に。
最後は市役所で記念撮影。
そして、15:30、この旅で訪れたかったポイントの一つ、角島へ!
明るいうちに来れてよかった!
有名な一枚。写真のセンスがないのはご勘弁を。
いろんな角度から。
ちなみに、ここは無料で渡れて、途中で待避所があって、停めて写真が撮れる。
が、インスタ映えなら、最初のショット、橋のもう一本上の道路から撮るのがよいだろう。俺はインスタ関係ないけど。
島に渡って思ったのは、けっこう小さいってこと。外周10kmくらい?
よくここに大金投じて税金をかけたなってくらい、素朴な島。
ぐるっと回ったけど、目立つのは「有料駐車場有」の看板。
我々新潟の島と違い、アクセスが良すぎて泊まる人が少ないのだろう。違うところで金を落としてもらうしかない。
そういえば、ウニの試食ができたのって、たぶんここが初めて。
味よりも、勧めてくれたお兄さんのプッシュ具合の記憶が強い。
でも、本当にうまいんだろうな。新潟の人はこういう必死さはあまりない。
唐突に牛がいたのもびっくり。海が見える牧場でのびのびと過ごしていた。
なんとなく、5年前に行ったアイルランドを思い出す風景。
時間はまだ17:30、本当は、このまま下関まで行ってしまおうかと思っていたのだが、角島の風景が想像以上によかったので、敬意を払いここで一泊することに。
というのも、島に渡る直前に、ライダー 1泊1,500円という看板が見えたからだ。
海沿いで、夕日も見えるらしい。俺がライダーなのかはよくわからんが、バイクに乗っているという十分条件は満たしているだろう。
着くと、ブルドッグが最敬礼で迎えてくれた。
おい、俺は組のもんじゃねーぞ。
で、宿泊ってのは、要はキャンプ使用料。
でもたしかにビーチサイド。
海沿いは風がヤバすぎて、電源のあるキャンプサイトにテントを張るが、これが地獄の夜の始まりだったとは、知るよしもなかった。
チェアリングしながら夕日を待つ。
たぶん、ここに沈むとかっこいい。
チェアリングしながら、日が傾くのを気長に待つ。
しかし…結果は曇りで夕日には出会えず…。
ま、もともと夕日に思い入れがあるわけではないんだけど、これも広報時代に染み付いた癖だな…。
で、この後フテ寝するんだけど、とにかく風がハンパじゃねー。
ペグ?何それ?
ヤバすぎて、何度もテントごと飛ばされて、バイクに端をくくりつけてなんとか飛ばないようにはしたが、酒を飲んでも床ごとひっくり返され、テントにぶち撒けられる。
フテ寝しようにも、バサバサバサーっとテントが襲ってきて、とても寝られるもんじゃない。
こんな日もある。うん。
それはいいんだけど、なんでテント張るために金払っちゃったかな俺。
無料だったら全然いいのに。
金を払うって、対価を求めたくなるんだなって、改めて思った。
だとすると、税金という形で常に役所に金を払い続けているとしたら、対価(役人へのアタリ)が強くなるのも当然かもね。
こんなテンションで明日どうすっかなー。
ま、明日は明日の風が吹く。
#今日の走行距離 178km#総走行距離 1,116km
走行距離1,000km越え!
ま、それだけだとあれだけど、SNSのログの残し方はなかなかやるぜ俺。
何のためかはよくわからないが…。
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