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もくろみ・目次・登場人物紹介--秋の月、風の夜(0)

【もくろみ】

一連の「成長小説(ビルドゥングス・ロマン)」のうち1作分。

21世紀日本で成長小説をやろうと思う。
ここでする仕事、しちゃいけない仕事。
こんなストーリーで我々はこういう設定。

<ラフメモ、備忘コピペ、下書き、没原稿、筆者のメモ(「こうしたい」「この後こうするつもり」等)、図解のupほか>素材と作業がnoteの中で仮脱稿まで完結するよう試みる。仮脱稿まで取材とインタビューなしでつっきる。
読者が読む気失せる「リアリティのないとこ(=要取材部分)」は、仮脱稿のあとに作業して完成稿へと大幅改変する。noteでの読者の皆さん、こんな作業につきあわせることを、許してくださいm(_ _)m。

独特な作り方で参考にならないかもしれないが、「へえー、この人たちのアイデアはこう成型されていくのか」という過程を楽しんで頂ければ嬉しいです。脳内のあらゆることの言語化を試み、アウトプットして、剪定していきます。

なお、IT弱者すぎてBOLD体などの読みやすさを入れないこと、コメントを頂いても本文にまとめてお礼を書くかもしれない事を、どうか勘弁してください。コメントはぜひください。頂いたご意見で、あらすじを変えたり、あなたを登場させたりできるかもしれません。


【登場人物】

◆高橋照美(てるみ) 23歳 名古屋の経営コンサルティング会社「中澤(なかざわ)経営事務」オペレーティング・コンサルタント、日本画家。号はじいさん→おじさん→ と引きついだ雅峰(がほう)。

◆嶺生(ねおい)四郎 19歳 岐阜の出版社「楷由社(かいゆうしゃ)」月刊読物二課 校正専任。高橋の「生涯ひとりの親友」。
◆ご先祖さまたち、「奥の人」 四郎の中の困った連中。ぜんぶ先祖で不浄霊

◆額田(ぬかた)安春 長野地裁判事
◆額田奈々瀬 16歳 女子高生、安春の娘。父親ゆずりの「身体情報読み」。

◆有馬青峰(せいほう) 43歳 作家。大津在住
◆嶺生康三郎(こうざぶろう) 四郎のおじ。徹三郎(てつさぶろう)の弟。剣道場「樟濤館(しょうとうかん)」師範。無口で嘘はつかない。
◆樫村譲(じょう) 出版社「楷由社(かいゆうしゃ)」社長。5児の父なのにおとなげない。
◆宮垣耕造 61歳 武術家で治療家。若いころ「クラッシャー」と呼ばれた構ってさん。

【協力】殺陣指導 中野弘幸


【目次 / INDEX】

1 よろしくない状態  (1) (2) (3) (4)
有馬先生にいきなりどなられて、それより半月前の高橋と四郎。

2 想い (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11)
奈々瀬と四郎の不器用な対話と、応援する高橋。四郎のせいで奈々瀬は二人にほぼ同時の初恋をするはめに。

3 京と大津 (12) (13) (14) (15) (16)  (17)
四郎のおじ康三郎は高橋の画策で京都通い中。有馬先生が通う道場は、借金トラブルで厄介な奴らに押しかけられていた。

4 強襲 (18) (19) (20) (21) (22) (23) (24) (25) 
四郎が合気技で十数人無力化する立ち回りシーン。カフェバーカウンターで高橋が全力投球。

5 見分 (26) (27) (28) (29) (30)  (31)
警察の実況見分に康三郎をつれていく高橋。有馬先生のスケジュールはガタガタながら、高橋は一足先に奈々瀬のいる松本へ。自分が四郎を裏切るのでは、といやな予感の高橋。

6 ざわつき (32) (33) (34) (35) (36) (37) 
高橋の過労だの発狂恐怖だのを緩和するうちに、急接近の奈々瀬と高橋。「キスの練習」をやらかしてしまう。

7 つながる (38) (39) (40) (41) (42) (43) (44)
何があったか確認するはめになる四郎。奈々瀬から「キスの練習」の一部始終が飛び込んできてしまい、ぐだぐだに。額田家での夕食準備のあいまに、四郎の「奥の人」相手に前提解除を試みる奈々瀬。

8 誕生日のケーキ (45) (46) (47) (48) (49) 
額田家で囲む夕食、四郎にとってはじめての誕生ケーキ、おそまきながら体験させてもらった「生まれておめでとう」。

9 いつか肩を組む日まで (50) (51) (52) (53) (54)
「秋のデート」前夜の男事情というかなんというか。……は、刺激が強すぎ没。高橋は四郎のため、「ご先祖さま」を脅して釘をさしておく。

10 秋のデート (55) (56) (57) (58) (59) (60) (61) 
ついに四郎と奈々瀬の秋のデート。高橋は運転手に徹して途中で姿を消す係。手をつないで、話をして、さて初キスは。

11 詰み (62) (63) (64) (65) (66) (67) (68) (69)
初キスならず、三人でどんなことも話して乗り越える約束を。奈々瀬に、四郎を治療家で武術家の宮垣耕造に預けると告げる高橋。松本から名古屋へ帰って、高橋は四郎の「奥の人」に取り込まれかけ、四郎は奈々瀬に電話で助けを求める。口ベタ炸裂で万事休す。

12 混迷 (70) (71) (72) (73) (74) (75) 
説明に窮する四郎のかわりに、高橋は奈々瀬への質問で手がかりをつかむ。「奥の人」から出た悪魔のようなものに呑み込まれるピンチをしのいだが、四郎が起き上がらない。高橋も動けない。

13 百年の孤独のようなもの (76) (77) (78) (79)
失敗を疑いながら、動けないときは寝る。と決めた高橋。数時間して四郎が水を飲ませてくれた。大事な人たちを死傷させそうな四郎のおびえを整理する。翌朝奈々瀬に電話した四郎は、話に動揺し「さようなら」と告げてしまい。

14 根回し不能 (80) (81) (82) 
そしてシーンは物語の冒頭にもどる。宮垣の専門書刊行の助っ人として四郎を貸し出した高橋は有馬先生にどなられ、ほぼ同時刻に四郎は編集の土田にどなられ。四郎の残り時間の少なさを危ぶんだ高橋が急ハンドルを切ったのだった。

15 赤を入れる (83) (84) (85) 
宮垣本の手直しポイントは、「人治しと人壊し」の観点を図解で一般読者に示すこと。四郎は大手刊行本が「クラッシャー宮垣」を恐れて視点のずれを宮垣本人に説明せず仕事をまとめた断絶に踏み込むべく、図解とインデックス作成のヘルプを高橋に頼む。

16 対峙 (86) (87) (88) (89)
高橋は四郎が職場でハラスメントを受け続けないようはかる。四郎は奈々瀬に「さようなら」を告げ失望していた。「エサ」として女性の首を折り血を飲むご先祖さまを宮垣になんとかしてもらうよう、高橋は四郎に念を押す。

17 肉と骨 (90) (91) (92) (93)
原稿を宮垣に届けた四郎。宮垣は不本意だった箇所の大幅修正を歓迎する。四郎は図解とインデックスを作った親友の高橋のことを宮垣に報告したが、反応は予想に反し冷たい。宮垣は四郎の体への特殊な「先祖の憑依」を見抜く。宮垣の施術で、続々と四郎の体から出ていくご先祖さまたち。

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マガジン:小説「秋の月、風の夜」
もくろみ・目次・登場人物紹介
ネタばれミーティング収録先:高橋照美の「小人閑居」

  

「最大値の2割」ぐらいで構わないから、ご機嫌でいたい。いろいろあって、いろいろ重なって、とてもご機嫌でいられない時の「逃げ場」であってほしい。そういう書き物を書けたら幸せです。ありがとう!