マガジンのカバー画像

FXもう一度やってみるよ

15
ドルコスト平均法をベースに、ちょい工夫を加えて運用しています。何をどう感じ、考え、どう取り組んでいるのかを書きます。みなさんの何かの気付きになれたらうれしいです。
運営しているクリエイター

記事一覧

FXもう一度やってみるよ⑭ 課題と対策⑥ 数量を減らす

DCAでやろうがなんだろうが、積み立てという手法は、基本的に決済しません。もちろん決済しないまま死んだら元も子もないので、いずれは決済する必要はありますが、それは積み立てとは別の動機での決済なので、そこについて話はしません。

これから説明するのは、数量の持ちすぎを解決するための、計画的な決済についてです。

ちょっとおさらいします。
DCAを単純に行うだけでは思うほどは平均価格の低下の効果はあり

もっとみる

FXもう一度やってみるよ⑬ 課題と対策⑤ もっと平均価格を下げたい②

前回は、DCA(ドルコスト平均法)によって平均価格がどの程度下がるのかと、かなり効果がしょぼいという衝撃の結果に対しての対策案の1つ目を説明しました。

DCAを単純に行っただけでは、思ったほどには平均価格が下がらない、ということが具体的にご理解いただけたと思います。
もちろんこれは値動きに依存するので、一方的に上がり続ける局面、また逆に一方的に下がり続ける曲面では、もっと平均価格の低下の効果は大

もっとみる

FXもう一度やってみるよ⑬ 課題と対策⑤ もっと平均価格を下げたい①

「ドルコスト平均法」と書くのが面倒なので、以後「DCA」(dollar cost averagingの略)と書きます。

DCAの効果は、購入価格の平均が下がっていくことです。
理論的にはそうなんですが、実際にどの程度下がるんでしょうか。
そんなん実際の値動き次第だろ、という突っ込みは正しいです。

しかし、どんなロジックにも利点、課題があります。万能なロジックなんて絶対あり得ません。そんなのあっ

もっとみる

FXもう一度やってみるよ⑫ 課題と対策④ リスク管理

前回の記事で、レバレッジの重要性と具体的なレバレッジの算出方法を説明しました。
この流れで、リスク管理の話をします。

前回の記事で触れましたが、ぽんぽんとポジションが増えていったときに、全体としてのリスク管理をどうするか、という課題があって、そのために「実質レバレッジ」(オリジナル用語)というものを持ち出しましたが、FXの知識がおありの方の中には、証拠金維持率でよくね?って思われた方もいると思い

もっとみる
FXもう一度やってみるよ⑪ 課題と対策③ レバレッジ

FXもう一度やってみるよ⑪ 課題と対策③ レバレッジ

今年2019年初の記事です。こんにちは。
フラッシュクラッシュで幕開けした2019年。どんな1年になりますかね。怖さ半分、ワクワク感半分といったところです。

今回のフラッシュクラッシュで大損こいた方、結構いるんではないでしょうか。私の好きなyoutuberさんもそれでロストカットされて、ヒロセ通商にスプレッド広げすぎだ!ってキレてました。
ロストカットは、要は資金の量と持っている通貨数のバランス

もっとみる
FXもう一度やってみるよ⑩ 課題と対策② 通貨ペアとFX会社

FXもう一度やってみるよ⑩ 課題と対策② 通貨ペアとFX会社

ドルコスト平均法は、購入価格の平均を下げていくことが狙いですが、その最終的な目的は、為替差益を得ることです。
なので、10年20年のスパンで、利益が乗っている場面がより多く期待できる通貨ペアを選択したいところです。

また、どうせならスワップポイントもなるべくもらいたいところですが、スワップポイントはFX会社によっても違うため、FX会社選びも絡んできます。

ということで、通貨ペアとFX会社はセッ

もっとみる
FXもう一度やってみるよ⑨ 課題と対策① 1回の購入資金と購入サイクル

FXもう一度やってみるよ⑨ 課題と対策① 1回の購入資金と購入サイクル

前回までで、ドルコスト平均法の強みを思いつく限りご紹介しました。
今回からは、個別課題とその対応について、課題ごとに記事にします。

おそらく、ドルコスト平均法をやろうとすれば、皆さん同じ課題に出くわします。
それらを課題として認識し、ご自身で考えることが重要だと思います。
そういう意味で、私の課題に対する考察と対策は、あくまで参考に留めてください。決して逃げ口上ではなく(笑)

では今回は、1回

もっとみる
FXもう一度やってみるよ⑧ 強み⑥ 資金管理がしやすい

FXもう一度やってみるよ⑧ 強み⑥ 資金管理がしやすい

今回は軽めの記事です。

ドルコスト平均法では、毎回の資金(何円分買うか)を決めるので、月でいくら、年でいくら、という資金の計画や、これまでいくら積み立てかの把握といった、資金管理がしやすいのも、長期運用にあたっては大きな強みです。

ところで、FXの取引では、ロット単位で行う会社が一般的です。

ロットとは、1度の取引で取引できる通貨数のことで、たとえばヒロセ通商では1ロット1,000通貨。

もっとみる
FXもう一度やってみるよ⑦ 強み⑤ スワップポイント

FXもう一度やってみるよ⑦ 強み⑤ スワップポイント

持っている通貨量に応じて毎日チャリンチャリンと得られる金利。
それがスワップポイント。

宵越しのポジションを持たない場合は関係ない話ですが、長期で持ち続ける運用では大きな強みになります。

スワップポイントは、通貨ペアによって利率が違いますし、どのエントリー方向(買い、売り)でもらえるかも違うので、通貨ペア選びとエントリー方向はとても重要です。
さらにはFX会社によっても違うので、FX会社の選択

もっとみる
FXもう一度やってみるよ⑥ 強み④ 価格をこちらから迎えにいく

FXもう一度やってみるよ⑥ 強み④ 価格をこちらから迎えにいく

価格は戻る。

ということを以前の記事で書きました。
誰でも知っている真理。
ドルコスト平均法は、待ち続けることでその性質を活かすわけですが、では、どこまで戻ればいいのでしょうか。

価格というものの捉え方いくらまで、ではなく、どこまで、と言ったのには、理由があります。

豪ドルは現在(2018年11月)、80円付近をうろちょろしていますが、これは高いでしょうか、安いでしょうか。

・・・と問いか

もっとみる
FXもう一度やってみるよ⑤ 強み③ 実行性

FXもう一度やってみるよ⑤ 強み③ 実行性

時々無性に食べたくなりますね。どん兵衛。なりませんか。
おあげに汁を含ませて、チューチュー吸ったりしますよね。しませんか。
誰でも、いつでも、どん兵衛を美味しく食べられるのは、何故でしょうか。

必勝法に必要なこと突然ですが、FXの必勝法に必要な条件って考えたことありますか?

短期間で大きな利益を得られること。
長期で安定して資産を増やせること。
求めるものは人それぞれですが、これらは効果の話で

もっとみる
FXもう一度やってみるよ④ 強み② 価格は戻る

FXもう一度やってみるよ④ 強み② 価格は戻る

価格は戻る。
誰もが知っている、為替の基本的な性質です。

いつまで待てばいいのか、という話はいったん置いておくとして、価格がいずれ戻るということは、負けない、ということです。

この為替の強力な性質を味方につけることができるという点こそが、値動きを予測するトレードとの決定的な違いです。

待ってればそのうち戻ってくるなんて百も承知だけど、いつまでも待てるわけないし、どこまで値下がりするかもわから

もっとみる
FXもう一度やってみるよ③ 強み① 負けない

FXもう一度やってみるよ③ 強み① 負けない

負けを認めて損切りしなければ、含み損はリアルの損失にならないので、負けたことにはなりません。以上!

冗談ではなく、ものすごく簡単に言うとこれで終ってしまうんですが、ちゃんと説明します。

まあ、誰しも負けを認めたくはないものですが、どこかで損切りをしないと、どんどん含み損が増えていって、そのうちロストカットされて、強制退場。資金が全てパーです。
そんな破滅的な結末にならないために、損切りはとても

もっとみる
FXもう一度やってみるよ② どのくらいまで利益を狙えるか

FXもう一度やってみるよ② どのくらいまで利益を狙えるか

私がお伝えしようとしているドルコスト平均法は、はっきり言って、大きい利益を狙えるものではありません。

・・・というとちょっと語弊があるかもしれません。FXという世界で狙える利益の規模としては、です。
FXは億も狙える世界ですが、私のやり方では、たとえ20年やったとしても、億どころか、ウン千万円もムリです。
せいぜい、リスクを大目にとって、さらに途中うまく売ってキャピタルゲインも得て、やっと1,0

もっとみる