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2024年1月 印象に残ったエンタメ

早いもので2024年が始まって1ヶ月が過ぎました。2月は幸せな出来事が多い月になるとよいですね。ここを乗り越えれば、暖かな季節がやってきます。春が楽しみですね。

さて、2024年も変わらず、印象に残ったエンタメを毎月紹介していきます。年始から様々なコンテンツに触れることができましたよ。それでは、2024年1月に印象に残ったエンタメを紹介していきます。




・ドラマ「ムービング」

韓国で話題沸騰の大作で、釜山国際映画祭のアジアコンテンツアワードで6冠に輝くなど、注目の作品です。このドラマはディズニープラス独占配信されており、私がこのドラマを知るきっかけとなったのがこの動画。

日ごろから面白いコンテンツに触れまくっている東野さんと佐久間さんもムービングを絶賛。この2人が言うのだから間違いないだろうということで観始めたのですが、まぁ面白かった。

内容としては、超能力者同士の人間関係や戦いを描いており、暗さが目立つ中でも暖かみのある人間模様や、飛んだり猛スピードで動き回るなど超能力を活かしたアクションシーンは見応え十分のクオリティ。全20話とボリューミーではありますが、終盤になればなるほど面白さが加速していって、一気に観ることができました。未見の方はぜひ観ていただきたい。


・映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

公開期間中に劇場で観ることができなかったので、年始にNetflixで鑑賞。圧倒的な情報量によるカオスに魅せられてしまいました。

めちゃくちゃをことをやりながらも、描いているテーマはとても暖かいもので、感動させられるシーンも。次々にやってくるカオスな状況に振り回せれる感覚を楽しむことができるかどうかで、この映画の感想が変わってくる気がしますね。この映画の評価は賛否分かれるでしょうが、私的には高評価。十分に楽しむことができたので。


・宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」

こちらも多くの賞を受賞している話題作ですね。賞を獲っているものはやはり面白いですよね。こちらの作品も然り。

とにかく主人公の成瀬が魅力的でした。閉店が迫るデパートの生中継に毎日映る、親友とM-1グランプリに出場するなど、突飛なことを思いついてはそれをどんどん実行してしまう成瀬のバイタリティには圧倒されました。読み終えるころには「成瀬」という人間のトリコになっていること間違いなし。先日続編が発売され、本屋大賞にもノミネートされるなど話題に尽きない作品です。一読の価値は十分あると思います。


・バラエティ「令和ロマンの娯楽がたり」

新M-1チャンピオン・令和ロマンの初冠番組。アイドルやお笑い、漫画など様々なエンタメを独自の目線で分析する番組です。

頭のいい人たちがエンタメを分析して、それぞれの考えを言語化していく様子を眺めるのってとても面白いですよね。共感できたり、新たな発見を得ることができたり。エンタメに対し鋭い切り込み方をしていながらも、その様子さえも1つのエンタメになっている。サブカルの中にいる方々がサブカルを語る番組はあまりないと思うので、新鮮な気持ちで終始楽しめました。特番とは言わずに、毎週観たくなるような番組でした。またどこかでやってくれないかな。


・映画「PERFECT DAYS」

2024年最初に映画館で鑑賞した映画がこのPERFECT DAYSでした。ある一人のおじさんを生活を描いただけの映画なんですが、見入ってしまいました。演出や劇伴など随所にずば抜けたセンスを感じました。

ド派手な展開がなくて静かな雰囲気が続いていても最後まで楽しむことができた所以は、やはり役所広司の演技力でしょうか。最後の描写、あれが非常に良かった。あの構図の画を成立させてしまう役所広司の説得力。素晴らしかったです。加えて、物語が多くを語りすぎていない点も良かったです。映画の中の空白を自分なりに楽しむことができました。

・ドラマ「侵入者たちの晩餐」

ブラッシュアップライフのチームが再集結。女性3人が結託しあるうわさを確かめるために豪邸に侵入。だがそこで次々と予想外のことが起きてしまう…という話。

テンポが非常に良く、二転三転する展開には終始驚かされっぱなし。特に後半の「実は…」と新事実が明らかになる展開のラッシュが面白すぎた。最高すぎる3人の主人公と、バカリズム脚本ならではとても緻密な計算のうえに成立している極上のコメディ。独特のセリフ回しや構成の面白さのレベルが常に想像の斜め上で、これが地上波でタダで観れたのは本当にすごいことだと思います。


・TOMMO「TWO MOON」

リリースは少し前になりますが、関ジャムの恒例企画であるプロが選ぶ2023年の年間ベスト10曲に彼女の楽曲が選ばれていたことをきっかけに聴いてからハマったので紹介します。ちなみに番組内で選ばれていたのはこの2曲。両方ともこのアルバムに収録されています。

聴けば聴くほどもっと欲してしまう魅力的な声とサウンド。そして何より歌詞がいい。個人的にはアルバム1曲目の「Super Ball」の歌詞がとても好きです。自分の誇りを大切にしていい、ありのままの自分を肯定してくれるような“槍出せ角出せはいらない 丸いまま貫いて”というフレーズがたまらなく良いです。2024年早々、名盤に出会えた私は幸せ者ですよ。


・小川哲「君が手にするはずだった黄金について」

小川哲さんの作品はどれも面白いですよね。こちらも本屋大賞にノミネートされたそうで、大変うれしいですね。小川さんが描く世界観、現実を生きる私たちにとても深く刺さるんですよね。

人を心を読めると豪語する占い師、詐欺に手を染めてしまう投資家の友人、偽物の時計をあえて身に着ける漫画家など、癖のある人物が登場する短編集です。承認欲求のなれの果てのような人物が登場するこの世界は果たして虚構か現実か。ふとしたことで自分も向こう側の人間になってしまうかもしれない。「誰かに認められたい」誰もが持っている人間の本質に改めて気付かせてくれた作品でした。


・ドラマ「あれからどうした」

またNHKがすごいドラマを作ってしまった。会社の飲み会、日中それぞれの場所へ向かう家族、仕事から解放された警察官。それぞれのシチュエーションでそれぞれの人物が「あれからどうしていたのか」を描いた作品。

皆に言葉で説明している状況とは全く異なる様子が映像が映し出される。登場人物は嘘の「あれから」を話しているんですよね。映像と音声のミスマッチのチグハグ感がとても面白かった。嘘の程度も人によってはかわいらしいようなものもあれば、かなり大胆な嘘をついている人もいたり。あれからどうしていたかなんて当人にしかわからない。平気でありもしない話ができてしまう人間って怖いけど面白いですね。でも、これを観た後だと人の話が信じられなくなる気がしてしまいそうw


いかがでしたでしょうか。自分が読んだ本や観た映画が賞にノミネートされると嬉しいですよね。自分と審査している人たちのセンスが一緒であると言われているような気がして、いい気分になりますよね(笑)

さて、2月以降は私が就活の時期に入るためあまりエンタメに触れられない期間が続くかもしれません。何とかエンタメを楽しむ時間を作りたいですが、やっぱり就活は大変ですよねぇ。目の前の高い壁をなんとか乗り越えられるように頑張りたいと思います。Noteの更新は続けられるようにしますので、次回以降の記事も読んでいただけたら幸いです。

それでは今回はこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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