aña(Rebeco)

お越しいただきありがとうございます。フラメンコが好きで踊りとカホンをやっており、15年…

aña(Rebeco)

お越しいただきありがとうございます。フラメンコが好きで踊りとカホンをやっており、15年が経過しました。音楽を模索していく中、フラメンコと他の音楽とのコラボで、日本では知られていない素敵な曲がたくさんあることに気づき、ここでは新譜や名曲カヴァーをメインに紹介させていただきます。

最近の記事

Garganta con Arena(砂のついた喉)

先日アルゼンチンタンゴの名曲"Por Una Cabeza(首の差で)"のフラメンコアレンジバージョンを紹介させていただきました。 今回も同じディエゴ・エル・シガーラのタンゴのフラメンコアレンジバージョンの別の曲を紹介いたします。 "Garganta con Arena"(砂のついた喉) タイトルだけ見ても、かなりハスキーな歌声を思い浮かべることでしょう。 この曲もいろいろな方がカヴァーされています。 ディエゴ・エル・シガーラのバージョンでは、サビの"Canta〜"のと

    • Otro Planeta

      今日はダビ・パロマールを紹介します。 以前こちらでも書いているんですが 前回紹介した曲はノリノリの軽快なルンバでかなりポップな感じの曲でした。 今回の曲は"Otro Planeta" ほかの惑星とか別の星という意味のようです。 アルバムのリリースの情報は今のところ見つかっておりませんが、最新のYou Tube動画です。 鍛冶場のジュンケの音から始まっているので、マルティネーテが始まるのかと思いきやブレリアのパルマが始まり、しばらくの間伴奏はパルマとハレオのみ。途中からギタ

      • Por Una Cabeza(首の差で)

        前回はフラメンコのタンゴとアルゼンチンタンゴのコラボレーションのポップス曲を紹介いたしましたが、今回はアルゼンチンタンゴのフラメンコカヴァーの曲を紹介いたします。微妙な違いですよね(笑) 今回紹介するのはディエゴ・エル・シガーラです。 シガーラはフラメンコの歌い手で、フラメンコを好きな人はほとんどの方が知っています。 もともとジャズテイストは取り入れていましたが、ある時からキューバのボレロ、サルサ 、アルゼンチンのフォルクローレ、タンゴ、メキシコの曲などのカヴァーアルバム

        • フラメンコのタンゴとアルゼンチンのタンゴのコラボレーション!

          今日は、スペインのアーティストMacaco(マカコ)が昨年リリースしたアルバムの中からタイトル曲"Vuélame el Corazón(私の心を吹き飛ばす)" を紹介します。 マカコはバルセロナのミクスチャーの代表的アーティストです。オホス・デ・ブルッホの1stアルバムにも参加されていましたが、最近ではどんどんフラメンコから離れていっているように感じていました。 でも、こちらのアルバムはフラメンコに回帰しています。 この曲は11曲目ですが、見事にフラメンコのタンゴとアル

        Garganta con Arena(砂のついた喉)

          珍しいアレンジ!

          まず、フラメンコのガロティンという曲ですが、簡単に説明すると、フラメンコ教室で習う曲としても定番の曲種です。フラメンコをやっている人に、 「4拍子の曲で帽子を使って踊る曲は何ですか?」と聞いたら即座に「ガロティン」と返ってくると思います。 今日紹介させていただくのはバルセロナ発祥のグループ、ラス・ミガス。ボーカル、ギター、ヴァイオリンの4名で織りなすカルテットの新譜、"LIBRES"よりベースはフラメンコのガロティンですが、珍しいアレンジで、ブルーグラス調です。 "El

          珍しいアレンジ!

          MEDITERRÁNEO(地中海)

          ジョアン・マヌエル・セラートという方をご存知でしょうか。 スペインのカタルーニャのシンガー・ソングライターです。 "Penelope"(エーゲ海の真珠)(アウグスト・アルグエロ作曲)を歌い、1970年代に大ヒットしていますが、この歌詞を書かれたのも、ジョアン・マヌエル・セラートです。 個人的にはポール・モーリアの演奏の印象が強い曲です。 本日紹介させていただくのは、"MEDITERRÁNEO"(地中海)。 この曲も色々なアーティストがカバーされていますが、今回はもちろん

          MEDITERRÁNEO(地中海)

          フラメンコ歌手 ホセ・メルセをご存知でしょうか

          今回は、フラメンコではかなり有名な歌手、 ホセ・メルセの新しいアルバムより2曲、 紹介させていただきます。 まずは、曲はマルティネーテ。 もともとマルティネーテは鍛冶屋の労働歌といわれていますが、映像がまたリアルですね。 ただ、この歌詞は昔から歌い継がれているものではなく、オリジナルで、お父様への敬愛を歌われていると思われます。 ”Cuando Todo Empieza”(すべてが始まるとき) 先行でシングルがリリースされたのですが、 アルバムが、3月4日にリリース

          フラメンコ歌手 ホセ・メルセをご存知でしょうか

          フラメンコ系フレッシュな新人!ルシア・フェルナンダのカナステラ

          ふと気がついたら今年初めての更新でした。 今日は、フラメンコ系のフレッシュな新人を紹介させていただきます。 ”Canastera”(カナステラ)「かご」の意味ですが フラメンコの巨匠カマロンも「カナステラ」というタイトルの曲を歌っており、真っ先に思い浮かびました。 カヴァーされているアーティストも結構いらっしゃるので この曲も、きっとカマロンのカヴァーだろうと思いました。 が、全く違いました。 昨年デビューされた、ルシア・フェルナンダ こう1曲だけ映像でみると、ロサリ

          フラメンコ系フレッシュな新人!ルシア・フェルナンダのカナステラ

          泣く女

          Spotifyとのコラボイベントでは 日本でも世界でも有名な曲のフラメンコカヴァーを紹介させていただきましたが、 日本であまり知られていなかったとしても ほかの国の曲のフラメンコカヴァーについても 書いてみようと思っています。 というわけで今回はメキシコの曲。 昨年「ヨローナ」というタイトルで映画にもなっていたようですが ホラー映画だったようですね。 まずは”La Llorona”ジョローナ(泣く女) ジョローナ伝説、諸説あるようですが、メキシコの女性、ジョローナがスペ

          ロサリア、この大胆な衣装と新曲と

          ロサリアをご存知でしょうか? ラテン・グラミー賞も受賞されているスペインの歌手ですが アーバン・フラメンコとカテゴライズされていますが、 ほかのジャンルも結構あります。 今回の新曲はバチャータ風のジャンル不明の曲ですが まず、衣装にびっくり! キレイですが、電車の中などで見てるのは ちょっとはばかられる気がしてしまうほど、大胆ですね! 途中からロサリアと同じキーで歌っている、 安定した高音の男性にも、おっ!?と思いますよね。 この方はオルタナティブR&Bというジャンルを

          ロサリア、この大胆な衣装と新曲と

          タンゴいろいろ

          タンゴというとまず思い浮かべるのは まずはアルゼンチンタンゴかと思います。 年代によっては「黒猫のタンゴ」とか いう方もいらっしゃるかもしれませんが あの曲はベースはアルゼンチンタンゴ・・・ですよね。 フラメンコにも「タンゴ」という曲種がありまして アルゼンチンタンゴとはちょっと趣が違います。 こちらはエスペランサ・フェルナンデス 非常に人気で有名なフラメンコ歌手で、 日本にも何度もいらしています。 こちらはフラメンコのタンゴです。 動画はエスペランサ・フェルナンデス

          タンゴいろいろ

          「コレステロール」という曲

          "Colesterol"(コレステロール)などという新曲を出されたのは Maltires del Compas(マルティレス・デル・コンパス) 日本語で言うと「コンパスの殉教者」 コンパスとは何かというともちろん円を描く文具でも、方位磁針でもありません。平たくいうとフラメンコのリズムのことです。 このダミ声と眉が印象的なボーカルのチコ・オカーニャ、おそらく一度見たら忘れられないのではないでしょうか。 1999年リリースの"Mordiendo El Duende"(妖しい魔

          「コレステロール」という曲

          みんな大好き!ダビ・パロマールの新曲!

          最近のおすすめのフラメンコ歌手は?と聞かれたら 間違いなく最初におすすめします。David Palomar(ダビ・パロマール)。 初心者からかなり濃厚なフラメンコファンからも支持されており、日本にも何度もいらしています。 公開されたのは昨日ですが、新曲、"El Desmadre"(混乱)、ルンバです。 YouTubeの解説には、「灰色の日を彩り、枯れた心を励ます曲」と書かれていますが、見ているだけで笑顔になってきますね。 まず、すごい柄のスーツ!と、驚きますが、パッと明る

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          誰もが知っているあの3曲にフラメンコをブレンドすると!

          こんにちは! 通常はこちらではフラメンコを中心とした、コラボレーション音楽の新曲をメインに書く方向でいるのですが、今回はちょっと企画に乗ってみました♪ フラメンコの曲というとどんなイメージがありますでしょうか? たぶん、カスタネットとか、情熱的とか熱く激しいイメージ、または哀愁のフラメンコギター、パルマ(手拍子)とかそんなイメージなのではないかなと思います。 今日は世界中でカヴァーされている誰もが知っているあの曲のフラメンコアレンジ編を3曲紹介させていただきます。 1.

          誰もが知っているあの3曲にフラメンコをブレンドすると!

          アンパラノイア活動再開

          他のアーティストとのコラボで初めて見た時は、 実力派!すごい歌唱力!何者!?と思いました。 スペインの歌手で、アンパロ・サンチェス。 以前、アンパラノイアというグループで活動されており、 アルバムには日本版もあるので、 ご存知の方もいらっしゃるのではないかと思います。 アンパラノイアとして活動を再開されるようで 今年、新しいアルバムがリリースされています。 その中から1曲、この曲を初めて聴いた時、 一瞬、フラメンコのコロンビアーナのアレンジかな?と思いましたが、 途中「クン

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          スゴいシェリト・リンド

          スペインのフラメンコ歌手マリア・トレードが、6月に新しいアルバムをリリースされています。 今日はその中から1曲ピックアップさせていただきます。 フラメンコは本来、ギター伴奏で歌われますが マリア・トレードは、世界で初めてピアノ伴奏でフラメンコを歌った歌手と言われています。 ラテングラミー賞にもノミネートされており、 ほかにも数々の賞を受賞されています。 美しく、このハスキーな声がカッコいいですね! 今回のアルバムはフラメンコと メキシコのランチェーラとのコラボレーション。

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