見出し画像

「コレステロール」という曲

"Colesterol"(コレステロール)などという新曲を出されたのは
Maltires del Compas(マルティレス・デル・コンパス)
日本語で言うと「コンパスの殉教者」
コンパスとは何かというともちろん円を描く文具でも、方位磁針でもありません。平たくいうとフラメンコのリズムのことです。

このダミ声と眉が印象的なボーカルのチコ・オカーニャ、おそらく一度見たら忘れられないのではないでしょうか。

1999年リリースの"Mordiendo El Duende"(妖しい魔力)というアルバムは日本版も発売されていました。

2007年より活動休止されており、私が知った頃には既にチコ・オカーニャがソロ活動されていましたが
数年前から活動再開‥されているのかな?
という気配はありましたが、今年シングルがリリースされました。

歌詞が公開されていないのではっきりしたことはわかりませんが、この南国の香りのする軽やかなルンバから、「静脈を壊します」と、コレステロールに対する警告のメッセージをタンギージョのリズムでとどめを指しています。
そこからまたリズミカルで軽やかなルンバに。

ユニークなグループですが、"◯◯のフラメンコアレンジ"ではなく、フラメンコベースでその中にほかの音楽を取り入れるというスタンスで、たしかに、ベースがどっしりとフラメンコです。
メンバーも以前と同じですが、いい感じで円熟しています。

このジャケットのイラストもユニークですね!

その2007年より前はどんな感じだったの?と気になる方は是非こちらをご覧ください。
5年ほど前にドキュメンタリー映画が出ていました。
オリジナル曲以外に、本来のフラメンコも歌われています。

舞台芸術やタブラオとは別方向にフラメンコが進化したものと捉えてもいいかもしれませんね。

では、今日も素敵な一日を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?