スゴいシェリト・リンド
スペインのフラメンコ歌手マリア・トレードが、6月に新しいアルバムをリリースされています。
今日はその中から1曲ピックアップさせていただきます。
フラメンコは本来、ギター伴奏で歌われますが
マリア・トレードは、世界で初めてピアノ伴奏でフラメンコを歌った歌手と言われています。
ラテングラミー賞にもノミネートされており、
ほかにも数々の賞を受賞されています。
美しく、このハスキーな声がカッコいいですね!
今回のアルバムはフラメンコと
メキシコのランチェーラとのコラボレーション。
その中から今回は有名な曲「シェリトリンド」を
ピックアップしてみました。
この曲は世界中でカヴァーされていて
日本でも昭和の時代にすでにカヴァーされていたので、ご存知の方が多いかと思います。
カホンが刻んでいるのはフラメンコのタンゴのリズム。個人的にはタンギージョでも良かったのでは?とも思いましたが、タンゴじゃなくてはならない理由がありました。
サビの部分の"ay,ay,ay,ay Canta y llores"のフレーズが、原曲のメロディーと、タンゴのメロディとが交錯して絶妙なバランスを保ち、さらに、ラテン、ジャズがブレンドされてスゴい曲になっています。
こちらの3曲目です。
ちなみに、タイトルも若干違いますし
歌詞は全く違うんですが
フラメンコの巨匠、ニーニャ・デ・ロス・ペイネスもこの曲をブレリアで歌っています。
こちらが1949年です。
"Cielito Lindas"
では、メキシコに移動しましょう。
こちらは有名なメキシコ映画のようです。
"Los tres García(3人のガルシア)"という映画の1シーン。
この、のんびりとした雰囲気、ホッとしますね。
1882年キリノ・メンドーサ・コルテス (Quirino Mendoza Cortéz)という作曲家によって作られた、もう140年近くも親しまれている曲なんですね。
名曲は永遠ですね。
【参考資料 】
Maria Toledo公式ホームページ
https://www.mariatoledo.es/
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%89
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