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MEDITERRÁNEO(地中海)

ジョアン・マヌエル・セラートという方をご存知でしょうか。
スペインのカタルーニャのシンガー・ソングライターです。

"Penelope"(エーゲ海の真珠)(アウグスト・アルグエロ作曲)を歌い、1970年代に大ヒットしていますが、この歌詞を書かれたのも、ジョアン・マヌエル・セラートです。

個人的にはポール・モーリアの演奏の印象が強い曲です。

本日紹介させていただくのは、"MEDITERRÁNEO"(地中海)。
この曲も色々なアーティストがカバーされていますが、今回はもちろん、フラメンコアレンジの曲を紹介させていただきます。


まずは、昨年リリースされた、ミゲル・カンページョのバージョン。
ミゲル・カンページョは2010年までフラメンコ×ロックの人気グループ「エルビチョ」というグループのボーカルとして活動されていましたが、最近はソロで色々なビデオクリップやアルバムを出されています。
ビデオクリップの映像が、またちょっとユニークで美しいんです。写真好きの方や、映像作品がお好きな方も楽しめると思います。

では、ミゲル・カンページョの歌と
地中海の美しい海の風景をお楽しみください。

懐かしい「カセットテープ」が出てきますね。
おそらく、これを読んだ方で、この「カセットテープ」を見たことがないという方もいらっしゃるかと思いますので、説明しておきます。
今は携帯で録音、またはICレコーダーで録音というのが一般的ですが、この曲が世の中で頻繁に流れていた頃は録音、ダビング(これも懐かしい言葉!)、再生といったら、このカセットテープが主なものでした。

こちらは昨年リリースされたアルバムで
ラテン圏の名曲をフラメンコカヴァーされています。


私がこの曲を初めて聴いたのが
ニーニャ・パストリのフラメンコアレンジでした。
フラメンコより、少々ポップス寄りなので、
フラメンコにあまり馴染みがない方でも聴きやすいと思います。

そして、存在自体が大人キュート!

こちらもカヴァーアルバムです。
2006年リリースですが、
他のジャンルの曲のフラメンコアレンジというのは
このアルバムが初めてだったようです。



そして、こちらは前回も書かせていただきました、
ホセ・メルセのバージョンです。
アルバムにはおそらくないと思います。

今はもう亡くなられていますが
ギターのモライートとの組み合わせは
今見てもなんだかホッとします。

このシーンだと大体後ろや脇にいることが多いのですが同列にパルマ(手拍子)、ハレオ(掛け声)がいらっしゃるのを見ると、やっぱりフラメンコにはこれがなくっちゃ!と改めて思います。


では、最後に
ジョアン・マヌエルセラートご本人の歌を。
ソロバージョンの前に、ロリータ・フローレスとのコラボがありました。

ベテランおふたりのコラボは見ごたえありますね。
地中海に馳せる思いが伝わってくるかのようです。


そして、ソロバージョン。
こちらは1974年の映像です。

こちらの1曲目です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。


では、素敵な1日をお過ごしください。



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