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泣く女
Spotifyとのコラボイベントでは
日本でも世界でも有名な曲のフラメンコカヴァーを紹介させていただきましたが、
日本であまり知られていなかったとしても
ほかの国の曲のフラメンコカヴァーについても
書いてみようと思っています。
というわけで今回はメキシコの曲。
昨年「ヨローナ」というタイトルで映画にもなっていたようですが
ホラー映画だったようですね。
まずは”La Llorona”ジョローナ(泣く女)
ジョローナ伝説、諸説あるようですが、メキシコの女性、ジョローナがスペイン人男性と恋に落ち、子供が生まれましたが、捨てられ、相手の気を引こうと子供を川に沈めてしまい、自らも川に身を投げてしまった、というのがほぼ共通の見解のようですが、
歌の方はどちらかというと、ジョローナの気持ちに寄り添った歌ですね。
先日、新曲のバチャータ風の曲を紹介させていただいていますが、そちらとはまったく違う雰囲気です。
ロサリアのこのか細い感じの表現力、
すごいですよね!
こちらはマルティリオ。
ギターは息子さんですね。
このような物語で母と息子の共演・・・!?
フラメンコからは離れますが
メキシコのチャベーラ・バルガス
これは・・・
まるでジョローナを諭しているかのように聞こえます。
スペインに戻ります。
フラメンコでは巨匠と呼ばれる方ですが、
チャノ・ロバートがカヴァーされています。
私がこの曲を最初に聴いたのはこちらのバージョンです。
神妙な感じのファルセータ(ギターのメロディ)ではじまりますが
神妙な歌だけに、このように軽快で思いっきりブレリアで歌ってくださるとなんだかホッとしますね。
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