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誰もが知っているあの3曲にフラメンコをブレンドすると!

こんにちは!
通常はこちらではフラメンコを中心とした、コラボレーション音楽の新曲をメインに書く方向でいるのですが、今回はちょっと企画に乗ってみました♪

フラメンコの曲というとどんなイメージがありますでしょうか?
たぶん、カスタネットとか、情熱的とか熱く激しいイメージ、または哀愁のフラメンコギター、パルマ(手拍子)とかそんなイメージなのではないかなと思います。

今日は世界中でカヴァーされている誰もが知っているあの曲のフラメンコアレンジ編を3曲紹介させていただきます。

1.Te Llamo para Decirte Que Te Quiero(Pitingo)
(I Just Called to Say I Love You/心の愛)

まずは1曲目、フラメンコとソウルとゴスペルを融合させた"Souleria(ソウレリア)"というスタイルを作られており、イケメンで歌唱力も素晴らしいスペインの歌手でPitingo(ピティンゴ)です。

有名な曲のカヴァーも多数ありますが、そのなかから一番お気に入りの曲を紹介させていただきます。

スペイン語のタイトルは
"Te Llamo para Decirte Que Te Quiero "


こちらの3曲目です。
このアルバムには、ほかにも有名な曲のカヴァーがありますのでこの動画を見て、いいなと思ったら是非聴いてみてください。
日常のバックミュージックとしてもとっても心地よいです。

ちなみに有名すぎる曲というのは、曲は知っているけど、あれ?誰の曲だっけ?という方もいらっしゃるかと思いますので、改めて。
80年代に大ヒットした曲です。スティービーワンダーの曲で原曲も大好きな曲です。
"I Just Called to Say I Love You"、日本語では「心の愛」


2.No puedo quitar mis ojos de ti(Tucara)
(Can't take my eyes off you/君の瞳に恋してる)

2曲目は"Tucara"というユニットで、
こちらでも以前書かせていただいた、Alba Molina(アルバ・モリーナ)とAndreas Lutz(アンドレアス・ルッツ)というアーティストのコラボ。

アルバ・モリーナについてはご両親は有名なフラメンコデュオのアーティストでご本人はヒップホップを歌われていたようですが、私自身は、この曲のフラメンコアレンジを歌っているということでアルバ・モリーナを知りました。アンドレアス・ルッツについてはヒップ・ホップ、ファンク系の方のようですが、こなれた感じでこちらも素敵ですね。

フラメンコギターと淡々と刻むフラメンコのパルマの音と、ジャズ、ラテンなどいろいろな音楽がブレンドされていますがとても聴き心地がよいです。

"No puedo quitar mis ojos de ti"

リリースされたのは2009年ですが、こちらの1曲目です。
2曲目以降になると、ジャンルの優先順位がガラリと変わります。

原曲は”Can't take my eyes off you"日本語タイトルは"君の瞳に恋してる”
思い出しました?
ちなみにこの曲は1980年代にディスコ調アレンジで日本でも大ヒットした曲です。ボーイズ・タウン・ギャング(Boys Town Gang) 

これが原曲かと思っていましたら、違うんですね。

原曲は、フォー・シーズンズのフランキー・ヴァリ(Frankie Valli) 
この曲自体は1960年代にリリース、もう50年以上も前なんですね。


3.Biland por Jerez(Los Delinqüentes  y Tomasito)
(Singin in Rain/雨に唄えば)

この3曲の中ではもっともフラメンコテイストが強く、
リズムはフラメンコで代表的なブレリアという12拍子のリズムです。
パルマ(手拍子)とハレオ(掛け声)で賑やかですね。

現在は解散されていますが、私の大好きなグループLos Delinqüentes (ロス・デリンケンテス)とフラメンコ界の奇才と呼ばれているトマシートのコラボで、ボーカルはそのトマシート、とってもユニークな方なんですが、リズム感がシャープで心地よいです。
歌っているだけではなく、間奏ではサパテアード(フラメンコの靴音)でリズムを奏でています。
”Biland por Jerez”
まったく違う歌詞なんですが、メロディーは間違いなくあの曲ですよね。

こちらのラストの曲です。

(余談ですが、タイトルに書かれていませんが、Spotifyに登録されている方はこのラストの"Biland por Jerez"を聴いていると終了してしばらく待っていると別の曲、"Solo"という曲が隠れており、忘れた頃に再生されます)

有名なのはこちらミュージカル映画で有名なGene Kelly(ジーンケリー)"Singin in Rain"(雨に唄えば)。こちらも大好きな曲です。

これが原曲とずっと思っていましたが、そのまえに、Cliff Edwards(クリフ・エドワーズ)という方が歌われていたようです。

この曲のリリースは1929年、92年も前の曲なんですね。

熱く語るつもりでしたが意外とクールでしたでしょうか?
ちょうど雨が降っていますので、しっとりとした時間をお過ごしください✋


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