濱口ちな

2001年生まれ 2022年4月 青天舎という店を始めました。 選んだ食べもの、道具、…

濱口ちな

2001年生まれ 2022年4月 青天舎という店を始めました。 選んだ食べもの、道具、作ったもの、などが ここに来るまでのストーリーを綴ります。

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最近の記事

2024年3月 月報

春は変化の季節。 これから新生活が始まるかたも多いでしょうか。 わたしはこのひと月で、がらりと生活が変わりました。 3年と少し、毎週通い続けたパン屋を辞めました。 毎週毎週、たくさんのお客さんとお会いして、 朝から掃除してパンを切って包んで、みんなでごはんを食べて、 という淡々と繰り返されるパン屋の日常がわたしにとってはとても大切なもので、 たくさんお世話になりました。 店を始める前から続けていたことで、毎週会えるみなさんが大好きで、 わたしのちょっと不思議な働き方も受け入

    • 2024年2月 月報

      充電期間としてゆったり過ごした2月、しっかり充電満タンです! 軽井沢での3日間の営業と、通販での焼菓子のお届け2回、それ以外の時間は十分過ぎるほどたっっぷりと自分の時間を作りました。 軽井沢での営業日、どんぴしゃり大雪! 笑っちゃうくらい降りました。 ふっかふかの雪と戯れて、寒い寒いとストーブにあたり、ほかほかの焼き芋を拵えました。(まかないでいただきました) これだけ降ったらおでかけも大変、のんびり映画でも観ながら営業しようか〜なんて言っていたのに、予想以上にたくさんの

      • 2024年1月 月報

        家族揃って穏やかにお正月を迎えたと思ったら、 大きな揺れにこの1年の過ごし方を問い直されたような始まりでした。 おいしいおせちをいただいて幸せいっぱい、家族で人生ゲームなどして、毎年恒例の集合写真を撮って、共に過ごす時間をたのしみ、またそれぞれの場所へ。 久しぶりの実家にもう少しいたいな、と思ったので、1日だけ東京に帰ってきて一仕事挟んでから、もう1度帰省しました。 あっという間だったけど、大好きな人とともに時間を過ごせて、またこの1年がんばろう、と思えました。 姉がなんだ

        • 2023年12月 月報

          クリスマスすら、あんなこともあったねえというくらいすごく前のような気がするほど、いろんなことがありました。 ネットショップでジャムと焼菓子をお届け、軽井沢の緑友食堂でライ麦パン営業と、青天舎としての営業日は少なかったけれど、 このくらい思い切ってグッと予定を絞ることで心にも余裕が生まれて、ちいさな決断をしたり、あたらしいことを試してみたり、できました。 12月の最初は、キウイとりんごのジャム作り。 きゅんと酸っぱくて、しゃりしゃりした種もおいしい小川さんのキウイをたんまり

        2024年3月 月報

        マガジン

        • cafe 青天舎について
          20本
        • 旅の記録
          8本
        • 青天舎文庫
          12本

        記事

          2023年11月 月報

          気温があっちこっち季節を行き来しながら、いつの間にか冬がやってきました。 青天舎としてだけでなく、お手伝い要員としてお店番や仕込みのお手伝いをさせてもらう時間も作ったりして、営業カレンダーはスカスカだけどとっても充実した11月でした。 今月は久しぶりに、ジャムを仕込みました。 おいしい果物と出会えたらいいなと思っていたら、すばらしいタイミングで生産者さんとのご縁をいただいて、「りんごと辺塚橙のジャム」が生まれました。 安曇野の いたやりんご農園さんのふじりんごと、鹿児島の

          2023年11月 月報

          2023年10月 月報

          今までと生活ががらりと変わった10月。 半月前には10月のカレンダーはほぼまっさらの状態だったのですが、不安とかではなく、さらに自由になるぞー!と自分から予定を立てることはせずにいました。 10月に入った途端、あれよあれよと予定が埋まり、ありがたいことにいろんなことをさせてもらいました。 週ごとにやったことをざっくりまとめると、 1週目、ネットショップを始めました。 2週目、軽井沢に行ってきました。 3週目、cafe iloさんで営業させてもらいました。 4週目、甲府に行

          2023年10月 月報

          2023年9月 月報

          駆け抜けたー、9月。 感謝がつきません。 最初の週はお店の営業なしになったのでそれでは!と軽井沢へ避暑に。 緑友食堂でお手伝いさせてもらいました。 軽井沢は涼しくて気持ちよかった〜 パートナーのひらくんが毎週火曜日に緑友食堂でライ麦パンを焼くようになって数ヶ月、ようやく遊びに行けました。 ひらくんが焼き上げたライ麦パンでサンドイッチを作らせてもらいました。 長野のおいしいお野菜をもりもり。 あたたかいお客様がたくさん来てくださって、和やかな日でした。 初めてのキッチンを好

          2023年9月 月報

          1週間のパリ滞在記 その8

          9月27日 あっという間に最終日。 大荷物でみんなと挨拶をして、おうちを出る。 パリのメトロは階段がない駅が多くて、必死になって階段を登っていたら、後ろを歩いていたムッシュがすい、と荷物を持ち上げて、手伝ってくれた。 やさしい世界。ありがとうムッシュ。 ももさんのおうちは便利な場所だったので、荷物を置かせてもらって、やり残したことを。 まずはポワラーヌへ。 いろんな人から勧められた、老舗のパン屋さん。 とっても楽しみにしていたの。 隣のカフェでモーニングしたいなと思っ

          1週間のパリ滞在記 その8

          1週間のパリ滞在記 その7

          9月26日 ようやく、外食を楽しむ日がやってきました。 昨日ももさんが焼いたスコーンを食べてしっかり腹ごしらえした上で、出発。 乗り換えの駅でももさんと待ち合わせして、行ってみたかったローズベーカリーへ。 朝の時間は空いていて、スタッフさんが隣の店舗と行ったり来たりしながらデリやケーキを準備しているのを眺めながら2度目の朝ごはん。 スコーンを頼んでから、あ、そういえばさっきスコーン食べたわ、と気づく。 だって、やっぱりスコーン気になるよね。 バターとアプリコットジャムが

          1週間のパリ滞在記 その7

          1週間のパリ滞在記 その6

          9月25日 パリに暮らすももさんのお友達のおうちに大きなオーブンがあると聞いて、テンション上がりまくり食いしん坊なわたしたち。 この日は1日、お友達のおうちのキッチンをお借りして、作りまくりday! 昨日のマルシェで買ってきたいろんなお野菜と、行く先々のスーパーで気になって買い込んできた粉や調味料たちを持ち込んで、思う存分作りまくろうとはりきっておうちに向かう。 素敵な中庭があって、日当たりが良くて、窓からの眺めが最高で、広いテーブルがあって、3口コンロで(店より広い)

          1週間のパリ滞在記 その6

          1週間のパリ滞在記 その5

          9月24日 いろんな人から勧められたラスパイユのビオマルシェ、日曜日しかやっていなくて、待ちに待った日曜日。 ちなちゃんは美術館1個諦めてでも行った方がいいよ!とまで言われたマルシェ。(結局、美術館ひとつも行かなかった…) 道すがら、パン屋さんでパンオショコラを買って齧りながらラスパイユまで。 観光客も多いからか、金曜日のモンマルトルのマルシェよりもお買い物しやすかった。 お野菜たくさん、木箱にもりもりに置かれていて、もうそれだけでわくわく。 こっちのお店のほうれん草がお

          1週間のパリ滞在記 その5

          1週間のパリ滞在記 その4

          9月23日 朝ごはんはももさんのオムレツ。 ももさんがオムレツを焼いてくれている間に、サラダを作る。 ドレッシングにできるような材料がなかったので、マッシュルームとミニトマトを少し刻んで、スライスしたマッシュルームに塩と和える。 トマトの味が濃いのでそれだけでドレッシングみたいになってくれて、共和えみたいなサラダになった。 昨日の夜から水切りしていたヨーグルトにネクタリンといちごソースで豪華なデザートまで、とってもおいしい。 週末の蚤の市に行くために、この日程でパリに行く

          1週間のパリ滞在記 その4

          1週間のパリ滞在記 その3

          9月22日 この日も朝から雨。 こんなに降るのは珍しいらしい。 昨日の夜、ももさんがアパレイユに浸しておいてくれたパンでフレンチトーストを焼く。 焼いている間に、ももさんがコーヒーを淹れてくれる。 昨日、生で楽しんだ後のいちごをソースにしておいたので(ももさんが)、フレンチトーストにかけたり、ヨーグルトにかけたり。フランスの果物は加熱するとおいしくなるものが多いらしい。 確かにこのいちごのソース、すごくおいしい。 生と火を入れた後の味の変化は、ブルーベリージャムを作るときに

          1週間のパリ滞在記 その3

          1週間のパリ滞在期 その2

          9月21日 目が覚めてもパリの朝は、暗い。 7時過ぎに日が昇るので、夜明け前に起き出すフランス人をすこし尊敬してしまう。 しとしと雨が降っていて、余計になかなか明るくならない。 朝のおつかいへ、パンを買いに出る。 ざっくり気温だけ調べて、日本より涼しそうだ〜、くらいの情報量で来てしまったわたしは、傘すら持ってきていない準備不足ぶりで、ももさんの折り畳み傘を貸してもらった。 昨日のチェックインの時、お部屋の窓からあっちにパン屋さんがあると教えてもらった方向に歩いてみたけど、そ

          1週間のパリ滞在期 その2

          1週間のパリ滞在記 その1

          ももさんが半年くらい前に「一緒に行く?」と誘ってくれて、ふたつ返事で行くことを決めたパリ。 そのスケジュールに合わせて店の営業日を決めて、それを目指してお金を貯めるぞ!と半年駆け抜けて、とても楽しみにしていました。 9月20日〜27日の1週間、食い倒れご機嫌に過ごしたパリでの時間の備忘録です。 9月20日 朝の空港でももさんと待ち合わせ。 人の多さにびっくりして、ちょっと浮かれた空気にわたしもうきうき。 ももさんが行ってみたいところなどは事前に連絡をもらっていたのだけど、わ

          1週間のパリ滞在記 その1

          2023年8月 月報

          いつの間にやら過ぎ去った8月。 土砂降りに尻込みして、混み合う日とのーんびりな日の対比がすごかったような気がします。 昼間は出かけるのも危険な暑さだものね、そんな中きてくださる皆さまに、心からありがとうなにかいいことが起こりますように!といつも思います。 ぎゅーん!と集中して働いて、お休みの日はひたすらやすむ、メリハリしっかりめで過ごしました。 いいおやすみがいい仕事を生むと思うので。 月の初め、早起きしておやつに使うブルーベリーを摘みに行きました。 土から食卓までをひと

          2023年8月 月報