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2023年11月 月報

気温があっちこっち季節を行き来しながら、いつの間にか冬がやってきました。

青天舎としてだけでなく、お手伝い要員としてお店番や仕込みのお手伝いをさせてもらう時間も作ったりして、営業カレンダーはスカスカだけどとっても充実した11月でした。

今月は久しぶりに、ジャムを仕込みました。
おいしい果物と出会えたらいいなと思っていたら、すばらしいタイミングで生産者さんとのご縁をいただいて、「りんごと辺塚橙のジャム」が生まれました。
安曇野の いたやりんご農園さんのふじりんごと、鹿児島の吉田さんの辺塚橙。
どちらも本当においしい素材なので、季節の恵みを瓶に閉じ込めるつもりで、たのしく作らせてもらいました。
販売はもちろん、出張カフェでドレッシングとして使ったり、パンに添えたりしてお出ししています。

新しく生まれたジャムと共に、11月のネットショップではケーキをお届けしました。
ジャムでもお世話になった いたやりんご農園さんのりんごとピーナッツのケーキと、
群馬の田村さんが作った無農薬の香り高い胡麻を使わせてもらった胡麻のブラウニーの2種類のケーキ、セット販売にせず選んでもらう形にしたら、どちらもお求めくださる方や片方を2本、という方もいらして、お好みのセットをカスタムしてもらえて嬉しかったです。
初めましての方や、お久しぶりの方、いつもありがとうの方、注文いただいたひとりひとりのお名前を見ながら無事届きますように!と送り出しました。
お店をやっていても、自己紹介をすることはあまりないのでお顔を覚えているけれどお名前を存じ上げない方も多く、もしかしたらいつもありがとうのご近所さんだな、という方もちらほら。
みなさまありがとうございます。
りんごも胡麻も、スーパーには通年並んでいますが、収穫の時期は秋。
採れたての季節のお菓子を作らせてもらって、わたしの心も満たされました。


できることはなるべくたくさん!と詰め込むのではなく、心穏やかにやっていきたいな、と思って、11月はゆとりのあるスケジュールを組もうと意識したので、久しぶりに千葉の実家へ帰ることができました。

そろそろキウイの時期だな、と思って農家の小川さんに連絡したら、ちょうどできてるよーとのことで、会いに行ってきました。
キウイを買いに行ったのですが、畑にも連れて行ってくれて、かぶを収穫したその場で丸齧りさせてもらったり(ものすごく甘くて絶品)、暖かすぎて2回目の稲刈りができそうなくらいの田んぼを見せてもらったり、今の都市農業事情を伺ったり。
こういうかっこいい農家さんが、日本の食を支えてくれているのだなと、改めて尊敬と感謝です。
おいしいキウイをたくさん仕入れてきたので、これからジャムにします。
お楽しみに!


7月以来、少し久しぶりにアンドアールで出張カフェを担当させてもらいました。
タイミングよく、いろんな農家さんからお野菜を仕入れられて、カラフルなランチになりました。
阿部慎太郎さんの個展の中での出張カフェだったので、阿部さんの素敵な器に盛り付けさせてもらって、心躍る1日でした。


そして今月も、軽井沢に行ってきました。
緑友食堂でライ麦パンを焼いている日に、パンに合わせたランチプレートをお出ししました。
メニューはお野菜次第なので、直前に決めます。
ライ麦番長にダメ出しされながらもっとこうしたら、こんな味が欲しい、などあーだこーだとメニューを考え、薪ストーブでお芋を焼いて焼き芋オープンサンドにしたり、スープをコトコト煮込んだり。



冬の軽井沢、これからさらに寒くなると聞いてびくびくしていますが、キンと冷えた空気も気持ちがいいです。
月に1度の予定が、行くと次の機会をいただいて、月末にもまた、2日間のライ麦パンの日!
相変わらずライ麦番長の鋭い味覚にどうにか応えるようにメニューを考え告知の写真を撮って見せたら、「今までで1番おいしそう」の言葉をいただきました💪
来月はもっと長く滞在させてもらう予定なので、更に、新しいおいしさをお届けできますように、精進します。


通販も、千葉も、軽井沢も、それぞれのお客さまがいてくださることに、とても元気をもらいます。
西荻窪のあたりを歩いていたら、お客さまにお会いすることもあって嬉しくなります。

今月は時間のゆとりを作ったことで、やりたいことともっと向き合えて元気が出てきたので、またがんばろうと思います。
もう今年もあとわずか。
あたたかくして、どんどんおいしくなる冬野菜をたくさん楽しんで、ごきげんに1年を締めくくりましょう。

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