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#エッセイ

「ありのありあり」と「ありありのあり」はどっちがありか? 5千個の絵文字を創った人と整理する

「ありのありあり」と「ありありのあり」はどっちがありか? 5千個の絵文字を創った人と整理する

こういう絵を見たことないだろうか。チャットの投稿に対して、スタンプみたいなものが押されている。

これは、チャットツール「slack」のカスタム絵文字という機能だ。書き込みに対してリアクションを押せるのだが、その画像を自分で作れるのである。そのため社内には多様な絵文字があって、この間とある発言に同意すべく「あり」を押そうとしたら、

選択肢が多すぎる。なんだこれ?

代わりに「わかる」と押そうとし

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DXは流石にやりすぎな気がする

DXは流石にやりすぎな気がする

2023年も社会全体の取り組みとして、様々なワードが注目されている。ニュースやCMなど、テレビを見ていても、目新しく一見何かわからないワードというのは、毎日のように生み出されている。

今やかなり当たり前になりつつあるが、SDGSなどとてもいい例である。Sustainable Development Goalsの略称で、日本語で訳すと持続可能な開発目標といった意味になる。冒頭の単語である「サステナ

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「どんな髭剃りにも哲学はある」

「どんな髭剃りにも哲学はある」

明日の言葉(その14)
いままで生きてきて、自分の糧としてきた言葉があります。それを少しずつ紹介していきます。

村上春樹の『1973年のピンボール』は何度も読み返している好きな小説だ。

その中のジェイ(ジェイズ・バーの店主)のセリフのくだりになると、毎回サマセット・モームを思い出し、ランニングについて考え、森鴎外を読み返したくなる。

それはこんなジェイのセリフだ。

あたしは四十五年かけてひ

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命を繋ぐ52本の水

命を繋ぐ52本の水

店に入り、右奥の薬売り場へ急いだ。下段のクリーム色のスチール棚には、いつもならぎっしり並んでいる青い蓋の容器が1本もなかった。

店頭からマスクや消毒液などの衛生用品があっという間に消えてしまい、先が見えない不安に世の中が包まれていた約3年前。
新型コロナウィルスの感染拡大で、当たり前に使っていたものが全く手に入らなくなった。

それでも最初の頃はまだ「精製水」は購入することができた。精製水とは、

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お仕事仲間その2:動かないと死んでしまいそうな行動力の鬼【お仕事のお話】

お仕事仲間その2:動かないと死んでしまいそうな行動力の鬼【お仕事のお話】

その人は元自衛官である。

最初は驚いた。

「自衛官がなぜうちに???」

彼女は行動力の鬼だ。

表現が悪いかもしれないが、本当にそうなのだ。

会社でやりたいことが見つかった時、
彼女はすぐに実行する。

最初はそれはそれはうまくいかなかったそう。

それはそうだ、なんの根拠もなく「ただやりたい」だけで上位者は動かない。

彼女は会議で泣きながら諦めざるをえなかったこともあるらしい。

そこ

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