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LINEバックナンバー(2019年6月配信)

【6月1日】


おはようございます。
今日は「これから必要になるのはにゅるっとした教育サービス」について。
NHK的なにゅるっと教えていく教育サービスだと考えています。
オンライン教育のマーケットは3000億円と言われています。今教育業界はスタディサプリといった動画による反転学習や、オンラインで授業を受ける、AIの活用で効率的(だと信じられている)が人気です。
教育サービスの合理化を進めています。しかし、そういった合理的な教育サービスは日本的ではない印象があります。必要なのは合理的なサービスではなく、非合理的な日本的な精神論サービス、デジタルが進んだ中、求められるのはマンパワーによるアナログな方法では?と考えています。
ということで、6月は質問受け付け強化月間にします!
数学の質問でも構いませんし、「今晩の献立を迷っています。何がいいでしょう」といった質問でも構いません。どこかの予備校の質問受け付けサービスではなく、ぼく一人のマンパワーによるアンサーですので、遅れるかもしれません。入会者から優先度が高いですが、出し惜しみなく答えます!
気軽に質問してみてくさーい^ ^

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【6月2日】


おはようございます。
今日は「iPhoneの値段」について。
みなさん最新iPhoneのお名前はご存知ですか?iPhoneてんえすまっくすです。
いやぁ、長い!言いにくいし高い!¥124,800(税別)から!
日本にiPhoneという黒船が来日したのは、2006年7月11日でした。
今から13年前です。価格は199ドル、日本円で約21,000円でした。
この10年の間に値段が6倍に自然と上がっていきました。この高騰は目覚しいです。
気づかないうちに、ちょっと容量の大きいiPhoneはMacBook Airと変わらない値段になりました。
その結果、漫画は高いと感じるようになりました。漫画は400円から500円程度ですが、課金して一定時間しか楽しめないコンテンツより、YouTubeのような無料で無限に楽しめるコンテンツがポジションを奪いました。付加価値の高い商品は、新聞や漫画のようなオールドメディアの400円を「コスパが低い」というマインドに変えました。
漫画のような400円の低価格のビジネスモデルは、数を消費してこそ成り立ちます。
このままだとApple帝国のが更なる成長をし、漫画業界の衰退することになります。
それでいいのでしょうか?
その後のスマホゲームの発展を考えると、日本人は無料で長時間楽しめるコンテンツが好きということですよね。

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【6月3日】


おはようございます。
今日は「新紙幣の三名」について。
令和に変わり、紙幣が変わります。今後、この3名の画像を懐に入れて持ち歩くことが増えます。
3名のやったことを見返すと、令和で求められる人間像が浮かびます。
新10000円札の渋沢栄一は経済活動、新5000円札の津田梅子は女性の活躍あるいは教育、新1000円札の北里柴三郎はライフサイエンスあるいは研究。
新しい時代のサステナビリティ、価値創造はこれら経済と教育と自然科学の組み合わせから成り立つというメッセージとも取れます。
全て世の中のことは、もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。(渋沢栄一)
日本には今タンス貯金が50兆円あると言われています。経済活動においてお金はフローしている状態が望ましい、タンス預金にストックさせる経済社会は衰えていきます。銀行や年金といったこれまでの社会保障が信用を落とし、「自分でなんとかしなければ」とタンスにお金をせっせと溜め込んだ時代が平成でした。
新しいお金の流れが、新しい時代の原動力となり、経済活動、研究活動を今以上に発展させていく時代が令和です。ワクワクしませんか?

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【6月4日】


おはようございます。
今日は「ポロシャツ」について。
梅雨入り前であるにも関わらず、最近の暑さで早くクールビズが来て欲しいと思っているのではないでしょうか?今日はそんなクールビズで重宝されるポロシャツについてです。
ポロシャツは欲張りな商品です。Tシャツの機能としての涼しさと、Yシャツの機能としてのボタンと襟を合せ持ちます。夏場でしたらスラックスにポロシャツというシンプルなスタイルでもしっかりした感を出すことができます。
ポロシャツは生地が厚いので、Tシャツよりは涼しくありませんが、あの厚さが立体感と襟を維持しています。全て襟のためです。つまりポロシャツ=襟です。日本人って襟好きじゃないですか。
襟が紳士さを表すのでしょうね。軍服も襟がついていますし、そこに勲章もつけています。
中世ヨーロッパで流行った襞襟に至ってはもはや意味がわかりません。あのゴージャス感と存在感。
そういった歴史的な面を考えると、襟は時代を表す偏愛の一つの形ではないでしょうか?もはや美学の領域です。アカデミックです。
ちなみにぼくは襟ではなく、フードが好きです。

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【6月5日】


おはようございます。
今日は「リーマンショック」について。
倫理政治経済を選択しているにも関わらずリーマンショックのことを知らない生徒がいて、驚きました。
リーマンショックは2008年にアメリカの大手投資銀行のリーマンブラザーズが破綻したことで、全世界に経済危機が広がった出来事です。
2000年ごろから好景気に沸いていたアメリカでは住宅ブームが起きました。地価が高騰し、住宅が値上がりしていきます。そんな中で所得の低い方でも住宅が買えるサブプライムローンが登場しました。
これは住宅を担保にお金を借りられるシステムなのですが、右肩上がりの成長が続くと感じられていたので、仮に返済ができなくなったとしても住宅を売却すればローンの返済ができると考えられていました。
しかし住宅の供給が多くなり、買い手がつかなくなった住宅の価格が暴落、住宅バブルが崩壊しました。
その結果、サブプライムローンは破綻し、証券化されたサブプライムローンを買っていた世界中の投資家は資産を失ってしまいました。
不安から証券の売却が増えて、買い手がつかなくなり、リーマン・ブラザーズは多額の負債を抱えて倒産。株式を現金化する投資家が増え、信用の高い日本円が多く買われて、日本の株式市場も大暴落したという出来事です。
日本も大きな影響を受けて、リーマンショックの影響から脱したと言われているのが2013年です。ほんのすこし前ですよね。

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【6月6日】


おはようございます。
今日は「大学無償化法が成立」について。
大学の学費が無償化する法律が成立しました。
正確には大学だけではなく、高等教育(大学・短大・専門学校・高等専門学校が対象)が無償化されます。
学費の支援と給付型奨学金の充実が図られています。2020年の4月から実施で、在学生も対象になります。
誰でもタダになるというわけではなく、住民税非課税世帯が対象になります。
所得に応じて支援額は変わりますが、国公立大学では入学金約28万円、授業料約54万円、私立大学だと入学金約26万円、授業料約70万円を上限とし、減免が行われます。
国立と私立大学は国が、公立大学は都道府県・市町村が負担者となります。つまり税金からの産出です。
文科省は約75万人が支援を受けられると見込んでおり、高等教育進学率が全世帯平均の約80%まで上昇した場合だと、約7600億円が必要と試算しており消費税増税分から充てる予定です。
支援対象者は高校の成績だけで判断せずにレポートや面談などで学習意欲、やる気があるかどうかを確認し、退学や停学処分になったり留年になると支援を打ち切るとしています。
より詳しい情報は文部科学省のホームページに掲載されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/index.htm?fbclid=IwAR1b9exzFeiu8FS04L_DH2wa4wOvlXqdVMJ7MuEq4kCouKOM6DbhyTFZHAA

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【6月7日】


おはようございます。
今日は「日本は安い国になった」について。
日本は2013年以来、観光立国として打ち出し、観光庁を作るほどまで力を入れてきました。
その結果か、2018年の統計では3100万人のインバウンドが訪れています。
日本の観光地化はまだまだこれからも進むでしょう。
もちろん日本の文化や環境が魅力的だから、旅行に来るという側面もあります。しかし、日本は安いから来るという側面もあります。
日本がデフレで苦しんでいた間に世界は緩やかなインフレが起きていました。物価も上がり、所得も上がりました。
OECDの調べによると各国で2018年の時給は1997年から上がっています。韓国は167%、アメリカは82%、フランスは69%アップしています。その中で唯一8%マイナスと成長しているのが日本です。
賃金が上がらないどころか、下がっています。日本は高品質低価格なので、お買い得な国、安い国だからインバウンドに人気ということです。
日本は長い間のデフレで、思考までもがデフレになってしまいました。
日本は今や先進国ではありません。マークアップ率が低すぎる国です。

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【6月8日】


おはようございます。
今日は「勿謂言之不預」について。
皆さんこの言葉をご存知でしょうか?これは中国が開戦前に使ってきた常套句で、「警告しなかったとは言わせない」という意味です。中国が開戦宣言をしたということです。
とはいえ、第二次世界大戦のような武器を使った戦争ではありません。
HUAWEIを含む中国とアメリカとの米中ハイテク戦争です。
受験生や高校生にこの話を行ってもまるで現実味がありません。そんなことより勉強、偏差値という反応は自然なことでしょう。
ハイテク戦争は5G回線が広まる中で、どこの商品やサービスが世界一のシェアを取るかのパイの奪い合いです。
人工知能の論文の数では中国とアメリカが両者45%程度で競い合っています(日本は2%ぐらいです。もはや競争相手にすらなっていません笑)
5G回線は4Gに比べて単に早いだけでなく、インターネットが道路のようなインフラになるほどの強固な回線です。
これから本格的に広まるで自動運転も5Gの回線なしでは正確性が足りません。
このハイテク戦争の裏側にはレアアースや安価に大量生産を可能にする世界の工場としての生産ラインといった米中貿易戦争も行われています。
6月6日にHUAWEIはロシアで来年から5Gの通信網を開発するとの合意がありました。冷戦と同じ構造になりました。こうして戦争は始まるのでしょうね。

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【6月9日】


おはようございます。
今日は「決定することの強さ」について。
人生の質を高めるのは選択と集中です。何を成すかを決めて、それにどれだけコミットできるか。選択をして決める、何を大切にするかを決めているということはそれだけで強いです。
ぼくも自分で学習塾を始めると決定してからは以前より強くなったと思っています。
選ぶということは、同時に何かを捨てることでもあります。何かを得ようと思ったら他の何かを犠牲にしないといけません。医学部志望の学生は「医者になる」という選択をした。それは例えば消防士になるという可能性を捨てたことでもあります。その選択をしたことにより、他のものが見えなくなり勉強によりコミットできるようになり、難しい試験を突破できるようになります。
選択をするために、つまみ食いをして様々な体験することはいいことでしょう。中学生の職場体験も選択をするためのつまみ食いです。
今はこの選択ができていない、流れに身を任せてきた30代が自分の可能性を狭めたくないとして、MBAに入ったりしています。
決定は自分自身のコンパスを作ることであり、ブレなくなります。そのスピードは早ければ早いほどいいと思われています。(あくまで思われているだけで、遅ければダメだというわけではありません)ぼくは学生の時からも、社会人になってからも決定に時間がかかりました。
その決定は自分でしかできません。自分のキャリアは自分でしか作れません。

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【6月10日】


おはようございます。
今日は「5G」について。
5G5Gと言われていますが、5Gってなんなん?今更聞けないじゃないですか。今日は5Gとは一体なんなのかです。
5GのGはgeneration。第五世代の通信規格ということです。
4Gではスマホを中心とする領域でしたが、5Gでは自動運転やホームセキュリティといった領域まで広がります。
今使われている4G回線はコミュニケーションをリッチにするための技術進化でした。
5Gではより豊かで便利な暮らしを可能します。通信が社会的領域、つまりインフラとして本格的に機能し始めます。IoTによるスマートシティ化(基礎インフラと生活インフラを効率的に管理・運営した新しい都市)を図るためには必要な通信です。
そのため5Gは努力目標ではなく、必達目標だとされています。
・超高速大容量
・超高信頼低遅延
・超大量端末同時接続
5Gは上の3つの条件を満たさなければいけないと国際電気通信連合(ITU)で定められました。
5Gになると人間のUIUXが劇的に進化します。わかりやすいのは自動運転ですよね。
5Gになると、2時間映画を3秒でダウンロードできるようになると言われていますが、それは5
Gのごく一部の使い方であって、もっと目に見えない形でぼくたちの生活に入ってきます。(3秒でダウンロードできても、そんなことしないじゃないですか。ストリーミング中心で見ますよね。)
どんな世界になるのか、ワクワクしますね。

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【6月11日】


おはようございます。
今日は「パタゴニア」について。
みなさんパタゴニアというファッションブランドをご存知でしょうか?
最近ですとバックプリントにPatagoniaと書かれているTシャツをよく見かけます。フリースで有名なアウトドアブランドの会社です。
パタゴニアは売り上げの1%を世界中の環境団体に寄付したり、リペアサービスを充実させて長期間に渡りモノを買う必要性を減らし二酸化炭素の排出、水の使用量を削減させるなど、地球環境の保護に精力的に取り組んでいます。
健全な地球、そこに生きる健全な人びとを守るには、資本主義が進化する必要があるとし、サステナビリティに関する計画のある法人のみを新規に迎えると発表しています。
環境保全に取り組んでいるから、高品質で値段も高い。これは人気ファッションブランドに共通することです。
ルイヴィトンで有名なLVMHがあそこまで高いのは、中国の工場のラインを使って大量生産しようと思えば行えるにも関わらず行なっていない、つまり環境問題に真剣に取り組んでいるからです。
LVMHはノートルダム大聖堂の火災で2億ユーロ(約250億円)拠出しました。ファッション業界で6億ユーロほどの寄付となりました。桁違いの寄付金です。(東日本大震災では東日本大震災では孫正義さんが100億円、楽天、ニトリ、ユニクロが10億円の寄付でした)
大量生産大量消費大量廃棄の代名詞とも取れるファストファッションのH&Mが行なっている環境への取り組みは、値段のタグに再生紙を用いる程度のことしかしていません。

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【6月12日】


おはようございます。
今日は「AirPods」について。
Appleの出しているワイヤレスイヤホンのAirPods。
イヤホンとしてだけでなく、マイクとしての機能もよく、ぼくも重宝しています。
AirPodsの登場により社会は2つの変化が起きました。
一つ目は、耳に何かをつけている者を自然なものにした点です。これまでのイヤホンは紐がついていたので、イヤホンとしての存在感がありました。「ぼくはイヤホンをしているぞ!」という主張をしていました。AirPodsの登場前にワイヤレスで耳につけているものはアクセサリーを除くと補聴器ぐらいしかありませんでした。補聴器もその存在感で感情的なナニカを与えてしまっていました。その影響力を軽減させました。つまり耳に何かをつけている姿を自然な景色にしたと言うことです。
もう一つは独り言をしている姿を自然な様子にした点です。今は電話を耳に当てて話している姿より、独り言(実際は誰かと話している)をしている姿の方が目につきます。街で歩いているときに突然大声で笑ったとしても自分も他人も気にならない世界に変えました。
こうしてテクノロジーの進化は新しい世界を作り、ぼくたちの生活をアップデートしていきます。次の進化はなんでしょうか。楽しみですね。

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【6月13日】


おはようございます。
今日は「AI」について。
現在のAIは画像認識が中心です。つまり人工知能は人間よりも遥かに精巧な目を手に入れました。
人間では追うことのできない量の画像を解析し、属性(タグ)を見つけます。
これを使えば、お店に入ってきたお客さんがいくつぐらいの年齢で、どのルートで買い物をしたか、どこで時間をかけていたかなどをトラッキングできるようになります。つまり万引きができなくなります。今テレビ局は局をまたいで生き残りをかけてこのトラッキングを行なっています。
次にAIが手に入れると言われているのが、触覚、運動だと言われています。
日本人はアニメのおかげで、AIと聞くとドラえもんのようなロボットをイメージしますが、今のテクノロジーではまだ不可能です。そもそもデータが足りないのです。
しかし、グーグル翻訳は企画した時は10年かかると言われていたのですが、それを約2年で完成させました。
テクノロジーの進化は僕たちの想像よりもかなり早いです。また今は研究にかかる機材の費用も下がってきており、これまでではできなかった開発や研究が可能になりました。
50年後にはぼくたちはもっと拡張されて、より自由な生活をしているのではないでしょうか。

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【6月14日】


おはようございます。
今日は「アツいぜ!ロピタルの定理!」について。
普段数学の授業をしていますが、数学的な頭は使っていません。数学のことではなく、生徒の様子だとか、雑談の方が頭は使っているでしょう。1+2の計算に頭は使わないじゃないですか。それと同じです。
そんなぼくがロピタルの定理で久しぶりに数学的な頭を使いました。
ロピタルの定理は、使える条件はあるのですが、簡単に言うと、f(x)/g(x)の極限が0/0、∞/∞の不定形になるとき、f’(x)/g’(x)と分母分子、微分した式の極限と一致するという定理です。
つまりlimf(x)/g(x)=limf’(x)/g’(x)が成り立つということです。
やばくないっすか?
さらにこれは複数回微分してもいいんですよ。分母分子を2回微分しようが、3回微分しようが問題ありません。極限値を考えやすい形まで微分していいんです。
やばくないっすか!?
証明を理解するのに久しぶりに頭を使いました。ロピタルの定理可愛いですよね。
これはエモいというよりか可愛いなんですよ。きゃりーぱみゅぱみゅ的な。
この誰からも共感されない感覚。わかるでしょうか?

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【6月15日】


おはようございます。
今日は「できるできないを決めるのは自分」について。
毎年、多くの受験生や高校生と関わっていて生徒からの「できない」という発言をよく耳にします。「できない」と決めるのは自分です。この言葉の力は非常に強いです。
「できない」と記号を決めてしまうと、できなかったことが自分にとっての正解になってしまいます。「ほら予想通りできなかった。自分のできないという予想は正しかった」ということです。
ですので、基本的に全て「できる」を前提に考えるようにしましょう。そして、どうすればできるようになるかを、できるようになるまで考えましょう。
つまり、できるできないは、どうすればできるようになるかを考えて、トレーニングという努力を人生で何回・何時間行なってこれたかです。
「できない」というのは19歳の生徒が中学校に入学するようなことです。今のテクノロジーが進化した時代にできないということの方が少ないです。そう考えるとほとんどのことが「できる」と思えませんか?マインドの段階で折れないようにしましょう。
才能なんてありません。才能の正体は努力、いかに自分と向き合ってきたかという熱量です。
つまり狂愚です。

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【6月16日】


おはようございます。
今日は「映えは中央値に集まる」について。
インスタ映えの写真はどれも同じようなもので、面白くありません。日本人的すぎなんですよね。
グレーのような、白のような、ベージュのような、新幹線のテーブルみたいな色ばかりです。
朝のテレビ番組みたいです。どれもほぼ同じです。
みんな一緒の安心感。いいね!の数が多ければ多いほど、いいものだと判断する感性。ポジティブな意味での違和感、不快感がないのです。
エディオンの「はじめてのパソコン」のCMがアップルに寄せすぎていて、ダサすぎます。
どれも同じは怖いです。人間性がどんどん中央値に偏っていき、AIに量産が可能になります。
人間性がAIに代換されるようになります。人の感性はどこにいくのでしょうか?
素人革命によって似たようなものが量産されすぎた結果、中央値に集まり、プロとのスキルの差が目立つようなりました。ファッションがいい例です。
WEARに上がっているコーデとその写真と、ヨウジヤマモトのコレクションとの圧倒的な差。
気づかないうちに世界ではゆったりとインフレが起きていました。ドイツですら2.2倍にインフレしています。低価格高品質のみんな一緒の感性にいつ気づくのでしょうか?

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【6月17日】


おはようございます。
今日は「みんな言っている」について。
よく耳にする「みんな言ってる」この表現はおかしいです。
そもそも「みんな」なんていません。この場合のみんなというのは、世の中の90%がそうだと同調してくると自分が勝手に思い込んでいる多数派であり、実際にそう思っていない、同調しない人間は今ならばいっぱいいるでしょう。
「ぼくこうだと思うんですけど、どうですかー?そうだと思ってくださいー」ってことです。
冠言葉として「みんな」をつけてしまうと「だから?」と返されて終わる話に次元が落ちてしまいます。みんな同じに価値はありません。正確には今は価値がなくなりました。
同じであることに価値があったのは高度経済成長期です。あの当時は早く、正確に、最大公約数的な正解を求められることが善だと思われていましたが、今はあのような右肩上がりの社会ではありません。角砂糖のようにみんな同じで今の社会を作りました。その熱量は凄まじいものでしょう。
しかし今だにみんな同じ安心感と、他人の顔色を伺わせる教育を日本は行なっています。これは先生自身が「みんな同じ」を美徳とする教育を施された影響も大きいでしょう。
逆に今はみんなと違うことをするだけで十分希少性が生まれセルフブランドができます。例えばレンタルなんもしない人。
「みんな」という言葉で、自分が思考する機会を損なわせないようにしましょう。そこは成長できるチャンスです。

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【6月18日】


おはようございます。
今日は「最近のネガティブな空気感」について。
元号も変わり、社会全体の空気感が変わっていっている今、日本全体でネガティブキャンペーンでも行なっているのでしょうか?
麻生大臣の夫婦の老後資金が2000万円が必要だから自助努力を願いたいという発言のみ切り取り、SNSでも炎上し、ワイドショーでは、国民の代弁者さながらネガティブな発言を繰り返ししています。
現在の年金制度だと55歳以下の世代は納め損世代です。
今、日本の国民金融資産は1860兆円あり、80%を60代以上が持っています。にも関わらず現在年金を受給している世代は納め得、お金があるにも関わらず、さらに多くもらえる世代です。
そんなわかりきったことを今更過度に報道して、何がしたいのでしょうか?危機感を煽り、キャッシュフローが下がり、デフレから回復しかけていた令和の開幕を停滞の平成に戻したいのでしょうか?
今回の年金騒動は2000万円って言っちゃうからダメなんですよね。
今のおじいちゃんおばあちゃんと使う金額が違うし、将来の物価なんてわかりません。
フキンシン?謹慎なんぞ犬に喰わせろ。ぼくらは生きてるだけで不謹慎やないか

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【6月19日】


おはようございます。
今日は「官僚というエンタメ集団」について。
携帯「2年縛り崩壊」へ、総務省の強行で大手3社に激震
https://diamond.jp/articles/-/205713
これめっちゃ面白いですよね。
「スマホの違約金9500円高すぎる!根拠とかないけど1000円にしろ!秋までに法整備するからな!」
なんというパワープレイでしょう。おそらく大学入試制度改革もこんな感じで進んだのでしょうねー。
現在の入試制度では知識重視すぎる!思考力は問えない!記述式だ記述式!みたいなノリですか?
官僚っていうのはむちゃくちゃするエンタメ集団だったわけですね。もはや当たり屋です。
入試制度改革に関してはやはり記述の採点(特に国語)が課題みたいです。
採点業務は非常に大変です。教育業界最大手のベネッセHDでもまともに採点できる人間はあまり抱えていないでしょう。ベネッセが主催している進研模試。あれを「受けなくていい」というのは採点が酷すぎるからです。酷いというより甘い。
採点基準がシビアで添削には評判がある(らしいです)ぼくでも10枚採点しただけでも採点ミスなんて大いにあり得ます。ヒューマンエラーは避けられません。それを50万人以上が受験するセンター試験(正確には大学入学共通テスト)で行うなんて正気の沙汰とは思えません。
数学・国語は一人あたり7万枚の採点業務が課せられるそうです。考えただけでも疲れます。
官僚化が進むと現場の声が届かなくなります。
事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんんだ!と誰が言うのでしょうか。

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【6月20日】


おはようございます。
今日は「ディープラーニングは二酸化炭素の排出量が凄まじい」について。
今AIと呼ばれているものはディープラーニングという機械学習で作られています。
MITがおもしろい報告をしました。
ディープラーニングは約30万kgのCO2を排出します。つまり環境にめちゃめちゃ悪いです。
これから50年で35万kgのCO2を吸収する森に対して、最近研究で使われているディープラーニングのモデルを学習させるのに必要なのは30万kgのCO2。
500本植樹することで50年で吸収されるCO2と、研究者がディープラーニングのモデルを1ヶ月研究したときのCO2排出量は同じということです。
平均的な自動車の製造から寿命までの5倍、人間の1年で排出されるCO2の約62倍です。
またビットコインのマイニングで排出されるCO2が2200万tに及んだとの報告も上がりました。ラスベガスと同等、スリランカ以上の排出量です。
マイニングが活発になればなるほど、消費される電力が増え、排出されるCO2が増え、ビットコインの価値も上がるということですね。なるほど。
人類の発達か、地球環境か。相反する両者の中で知恵の実を食べた人間はどちらの道に進むのでしょうか。

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【6月21日】


おはようございます。
今日は「SNSを見なくなったら」について。
このLINEでもお伝えの通り、ぼくは今故意的にSNS(Twitter、Instagram)を見ないようにしています。
するとツイッターでは業者のDMがよく来るようになりました。インスタではついに乗っ取りが起きました!
熱い!この非日常は初めてです。もっとちゃんと使ってくれよぉということなんでしょうか。
サングラスのレイバンの広告が勝手に投稿されていました。20000円の商品が90%オフという劇アツ広告です。90%オフってすごいですよね。広めたい気持ちもわかります。乗っ取り主はなんでこんな素晴らしい情報を拡散しようとしたのでしょうか。自分で仕入れてメルカリに流せばいいのに。
大切な大切なぼくのアカウントちゃん、というわけでもないので、投稿を消して様子を見ていたところ、また投稿されました!よっぽど拡散したいのでしょう。乗っ取り主の良心!
しかも自分でいいねしてるし。
使ってなかったからか、単に乗っ取りの被害にあっただけなのかわからないですが、乗っ取られるとこういう反応になるんだなーとエモいですね。皆さんも乗っ取りには気をつけてくださいね。

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【6月22日】


おはようございます。
今日は「天安門事件」について。
このLINEを読んでいただいている方の中には理系だから、まだ学校でやってやっていないから、と天安門事件について言葉ぐらいしか知らない人もいるのではないでしょう
天安門事件はざっくり言うと、1989年6月4日に中国で民主化を求めて学生運動のデモ隊が、首都北京の天安門広場を約1ヶ月間占拠し、人民解放軍による武力鎮圧を受けた事件です。
この時間は中国史からはなかったこととされ(これは中国の得意技です)、無関係な市民を含めて、数百から1万人ほどの犠牲者が出たと、中華人民共和国建国史上3番目の悲劇となっています。
犠牲者の数は中国の発表では319人とされていますが、日本の新聞約3000人、イギリスの外交文書では1万人とされています。
中国政府はこの事件の起こる直前から海外メディアの締め出しなど、隠蔽工作に躍起になっていましたが、BBCやcんなどの取材班がこの惨劇を中継し、全世界に配信されました。
鎮圧翌日の6月5日、天安門広場付近で戦車の前に一人で立ちはだかった青年と彼をどうしても轢き殺せなかった戦車の写真。「無名の反逆者(Unknown Rebel)」「戦車男(Tank Man)」と呼ばれるこの写真が天安門事件を象徴するものとして、今なおよく用いられています。
現在中国のインターネットの検索サイトで「天安門事件」と検索しても規制されていて、検閲されており記事が存在しません。
中国の隠蔽体質は歴史が示しています。2011年温州市鉄道衝突脱線事故でもすぐに埋め立て作業を行い、死亡者を隠蔽しました。このことからHUAWEIが何かする(バックドア疑惑の問題)と思われてしまい、恐れられるのは自然な反応なのかもしれませんね。

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【6月23日】


おはようございます。
今日は「俺はいいけど、YAZAWAがなんて言うかな?(矢沢永吉)」について。
矢沢永吉の有名なので言葉です。
分人が進むと、1人の自分の中に複数の自分が存在することになります。
それを本田圭佑は自分の中にいるリトル本田と表現しました。小さいころから自分を客観視できるリトル本田を抱えていたことでサッカーを励み、ACミランという名門クラブの10番を背負うほどまでになりました。
複数の自分を抱えることで、思考の幅が広がり、本質に近づきます。
本質に近づくというのは、ジャンプ漫画で言うと、ナルトでしたら術の出し方からチャクラの練り方に、ワンピースだったら悪魔の実の様々な能力から悪魔の実の正体に物語が進むということです。
分人が進み、それがレイヤーになっていくことで何が得意で、何が苦手か、自分自身の自己分析が深まります。
強制的に分人を進ませる方法が全く別の仕事を行うということです。
ぼくの場合ですと、数学講師としての自分と経営者としての自分という2つの分人が存在しています。
経営者としてはまだ1万時間届いていませんが、1万時間のためにもまず1時間、1日です。その先には「予備校の先生としてはいいけど、YAZAWAがなんて言うかな?」という台詞が言えるようになります。
早く言えるようになりたいですね。

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【6月24日】


おはようございます。
今日は「人生のコンパス」について。
人生のコンパスとはライブ配信アプリSHOWROOMの代表前田祐二さんの言葉です。
アイドルのライブ配信で有名ですよね。
人生のコンパスとは、「自分は何を幸せと定義し、どこへ向かっているのかという価値観(の言語化)」です。徹底して自分と向き合い、自分が人生を懸けて何をするかを見極める。自己分析の目的は「人生のコンパス」を自分で定める作業に他なりません。
価値観の深掘りおよび言語化ができていない状態で、給料がいいから、休みが多いから、何となくラクそうだからなどと、表層的に見えている要素でのみ判断した意思決定は、どこかで後悔を引き起こす可能性が高いです。(そんな理由でモチベーションを維持できるのは逆に角砂糖としての一つの能力でもあります。)
ぼくにとっての人生のコンパスは「子どもを笑顔にする」ということです。そのコンパスが指し示すように十数年間、教育業界で走って来ました。
数学の授業でも、毎日の配信でも、授業外の質問対応でも熱量を持って行えるのは、自分のその行動が、子どもの笑顔に繋がると信じているからです。そのコンパスは独立して、さらに硬くなりました。ぼくのモチベーションの原液はそこにあります。
人生のコンパスが定まれば、モチベーションは自然と身体から湧いてきます。
「やりがい」「ライフワークバランス」と言われるようになったのは、人生のコンパスが定まっていない人が多いからでしょう。人生のコンパスを定めることができるのは自分しかありません。
それはどこで見つかるかわかりませんし、ましてや学校の先生から教わることでもありません。自己分析を繰り返して、自分の力で見つけましょう

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【6月25日】


おはようございます。
今日は「宇宙への期待は最終的にガンダムに着地する」について。
ホリエモンが日本人では民間人として初の宇宙に到達したロケットを作りました。AmazonのCEOジェフベゾスもロケットマンで宇宙産業に投資しています。イーロンマスクはもちろん言う必要ないですよね。
ジェフベゾスは宇宙で暮らし、働く。新しい文明を作りたい、地球の近くの宇宙空間に1兆人(中国の約1000倍、日本の約1万倍)収容可能な円筒状のコロニーを作るというビジョンを明かしています。宇宙に出ると足がいらなくなります。「足がないな」「あんなの飾りです!偉いい人にはそれがわからんのですよ!」
宇宙には文化や文明が(おそらく)まだないので、人間が新しく作ることができます。発展し過ぎた人類の文明の中で自分達にとって都合のいいものだけ持っていき、新たにデザインすることができます。つまり、広い意味で地球に住む人々の魂を重力に引かれて飛ぶことができない問題を解消することができます。コロニーや月面基地など、宇宙を目指す者の最終的に着地するイメージはガンダムです。
また最近では中国でエイズにかかりにくくゲノム編集した双子が生まれました。コーディネーター誕生の第一歩が出ました。これもガンダムです。
そういう意味でもガンダムは学びになります。宇宙に対する基礎知識、人間関係や政治なドロドロしたポジション争い、その中に見られる希望や複雑性、生きる上での学びは多いです。
長いこと生徒と関わっていて、このことを話しているのですがあまり理解は得られません。
これも地球に住む人々の魂を重力に引かれて飛ぶことができない問題の一つなのでしょうね。

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【6月26日】


おはようございます。
今日は「今おしゃれに気を使わない男性はバカ」について。
今はおしゃれも簡単な時代になりました。ユニクロ行って、マネキンと同じもを買えばいいだけです。スタッフ(もしくはユニクロ本体)がコーディネートしてくれたある水準のおしゃれを保証してくれています。しかもユニクロはダサくありません。(これが重要)
綺麗な服、気持ちのいい服を着ると気分が変わります。むしろ袖通さないと気分は変わりません。
メンズのスキンケアも同じです。簡単になりました。塗るだけです。逆にそれすらしない人はどうしょうもありません。スマホを持っているのにYouTubeすら見ないのと同じです。その一歩を踏み出せるかがモチベーションの差にあたります。怖くても第一歩を踏み出さなければ物語は始まりません。
今は有名人であっても最初は無名でした。
ファッションに対して諦めない姿勢が大切です。今日も明日もこのスーツ、この靴、このカバンでいいと、「ここでいいや」と思ったところで成長は止まります。日々成長といっても成長できている人はごく僅かで、日々老化している者の方が多いです。これは年齢ではなくマインドの話です。若いから大丈夫ということではありません。
自分の行きたい場所(人生のコンパス)を明確にして、1ミリでも近くにはどうすればいいか、常に考えて行動しましょう。

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【6月27日】


おはようございます。
今日は「カリスマ」について。
カリスマ性、カリスマ講師などと言われていますが、あの正体はユーザーの期待を裏切らない、期待を上回るほどの空気とパワー、一瞬にして場の空気を変える、飲み込むことのできる熱量です。
カリスマは誰にでもあります。鉄道好きな方が自分の好きな電車について話す時の強い熱量、狂愚や偏愛、強いこだわりの部分です。その偏愛の部分にどれだけ夢中になり研ぎ澄ますことができるかです。そこに稀少性がつくとカリスマになります。
パリコレのトップモデルは自分という存在を押し殺して服を見せつけるためだけの存在になり、歩いただけで見ている者を着ている服の世界観に入り込ませます。「服を着て歩く」という部分に尖り切った結果です。
生まれた時は誰もカリスマではありません。自分の貴重な時間を忘れるほど、夢中になり努力した結果、フォロワーが生まれカリスマになったということです。生まれた時からカリスマであるのなんてキラヤマトぐらいでしょう。必要なのは努力と集中。才能なんてものはありません。全人類に共通する1日24時間という有限の時間の中で、その一点においてどれだけフォーカスすることができるかです。
万全な日なんて一生来ません。クソみたいな日にいいものを作るのがプロです。
プロとしての時間をどれだけ多く、どれだけ集中して作れているか。質と量の両輪の努力の結果がカリスマという熱量になります。

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【6月28日】


おはようございます。
今日は「英語民間試験の活用」について。
大学入学共通テストの第一回目が2021年1月16日、17日に決定しました。
残り1年半となりましたが、今なお課題は多いです。
大学入試改革の目玉の一つに英語民間試験の活用が挙げられます。
大学入学センターが認定した英語の民間試験は8種類あり、それぞれ測ろうとする能力が異なります。
例えば、英検は日常生活から仕事まで幅広く使える基礎的な英語力。
TOEFLは留学向け、TOEICはビジネス向けと、それぞれ測ろうとする能力が異なるため、得点にテキトーな変数をかけるだけの数字では評価することができません。さらに各試験の採点方法は公表されていません。
試験を何回も重ねられる経済状況で差が出ると、国立大野4割は合否の判定に使わないと言っています。
簡単に言うと旧帝大は導入に慎重な姿勢(英検準2級〜2級程度で出願資格とする、その代わりに高校の成績表でもいいよーというスタンス)で、地方国立大学は加点方式として検討しています。
2024年度以降、大学共通テストから英語の試験が外れることが決まっています。高校は民間試験に頼らず共通テストの英語試験も継続的に実施してほしいと考えているそうです。民間試験のみで測られることになると、高校の英語の授業が民間試験対策を強要させられることを危惧しているのでしょう。実際にそれは学校の業務ではないでしょうし、授業ができる英語の先生は少なそうです。
まだまだ課題だらけで高校からも大学からも信用をされていない大学入試改革。一番の被害者は文科省の暴挙に振り回される高校生です。

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【6月29日】


おはようございます。
今日は「今の子どもはスケジュールがタイトすぎて息継ぎができない」について。
今の高校生や中学生は大人が(特に学校が)思っている以上にスケジュールがタイトです。
何も考えずに過ごせていたのは小学校6年生までかもしれません。
中学受験を経験しなかった子どもは公立中学校に入ると、内申点マウンティングを受けます。
そして高校に入学してからは現役合格マウンティングを受けます。
学校からの要求は簡単に言うと「従え」と「受験勉強しろ」の2点です。
それをそのまま鵜呑みにしていると、自分の時間が作れません。
自分の時間というのは友達と遊ぶ時間や買い物に行く時間ではなく、自己分析、自分との対話の時間です。落ち着いて、自分のしたいことは何か、自分のいきたいポジションはどこか、自分の人生のコンパスは何かを考える時間が十分に取れません。そんな時間すら十分に取れない今の中高生は、進路の決定ができないことの方がむしろ自然な反応とも言えます。
ですので、ぼくはまとまって時間のとれる浪人という息継ぎの時間を肯定的に捉えています。もちろん受験勉強を過度に行うので、辛い部分はありますが中高生時代に比べ、何からもマウンティングを受けない時間は貴重です。ぼく自身高校生の時には教育に進むというビジョンは見えておらず、浪人の時に定まりました。
一旦足取りを止めて、自分自身を見つめ直す。この時間は非常に貴重だと思いませんか?

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【6月30日】


おはようございます。
今日は「996問題」について。
みなさんは996勤務という言葉をご存知でしょうか?
午前9時から午後9時まで週6日間働く(日曜日はお休み)という意味です。
成長している中国のIT企業でよく見られる就業スタイルです。
アリババの会長のジャックマーが「996勤務できること自体がラッキーなことで、若い頃に996しなければいつできるのか。996勤務ができるということは我々がやってきたことが報われたということだ」と996勤務を肯定したことで炎上しました。
996には上があります。それが「8116+8」午前8時から午後11時まで週6日働く(日曜日は8時間労働)です。
高度経済成長期の日本の滅私奉公のようです。実際、日本のような空気感も生まれてきています。
残業を受け入れない社員に対し、自主的に退職を迫ったり、経験という言葉の素で若い人材に過負荷をかけるなどです。社会主義であるにも関わらず、経済格差による生活水準の大きすぎる格差が見られるようになりました。生き残るためにハードに働くよりほかはない、たくさん働かなければ負けてしまうと生死をかけて996で働いています。
もしかしたら中国の成長が止まるのはライフワークバランスという声が強く言われるようになった時かもしれませんね。中国も日本と同じ道を歩むのでしょうか。


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