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BTS【シュチタ】EP.9 ナムさん×Agust 【슈취타】


シュチッタ!シュチッター!

神コンテンツ揃いであるBANGTANTVチャンネル再生リストの中でも、人気上位を争うと思われるSUGAのトーク番組「シュチタ(슈취타)」。
BTSメンバーの分だけ集めた補完版プレイリストを作りましたので、よろしければどうぞ!

BANGTANTVの「🍸슈취타 | 슈가와 취하는 타임」再生リストから、SUGA×BTSメンバーの回だけを抜粋。
BANGTANTVの再生リストに含まれていない、Ep.14のショート動画3本と、Ep.15のTeaserを追加。

プレイリスト説明より

今回はその中から、Agust D回の話をお送りいたします。
映画『D-DAY』見に行く前にアップしたくて、謎の焦燥感に駆られました……!
だって、見ちゃったら何か色々込み上げて吐き出すまで記事を出せなくなる予感がしたんだもん~。

EP.9 ナムさん×Agust D

アルバム『D-DAY』が出たので、今回はSUGAがゲスト。代わりにホスト代役を務めるのは、栄えある第一回目のゲストだったナムさんです。
大事な自分の看板番組を任せられる相手としてナムさんを選んだ、その信頼感にグッと来ますね!

というわけで、「R-CHEITA(RMと酔うタイム)」開始。
「アルチッタ!アルチッター!」って浮かれた歌声から始まりますw

わろてもうてるゲスト。ネックレスかわいい。
それにしてもこのゲスト、ごっつい男前である(猫どこ行った)

今回は過去の話より現在や未来を語りましょう、と最初に宣言するAgust D。いやーでもバンタン、基本昔話めちゃめちゃ好きですからね、どうなるかな?

冒頭から情報量が超多いので、まとめさせてください( ;∀;)

Agust D
・「D Town SUGA」を逆に読むと「Agust D」(Daegu Town=大邱)
・「Agust D」の初出は『BTS Cypher PT.3 : Killer』
三部作
・2015~2016は記憶したくないぐらい辛い時期だった
・アイドルとして口にしづらいことをAgust Dで吐き出した
・『Agust D』『D-2』『D-DAY』で三部作の予定だった
・『D-DAY』はSUGAで出すかどうか迷った
3つの名義
・活動時の名義は「大衆音楽を請け負うProd.SUGA」「BTSのラップラインとしてのSUGA」「ミンユンギの本音を語るAgust D」の3つ
・この先Agust Dとしての活動があるかどうかは迷っている

記事書いてて思うんですが、SUGAやナムさんは、ホント言語化する能力に長けてますね。
作詞家かつラッパーで、更に配信やMCを重ねて鍛えられているから、話し言葉と書き言葉の差が少ない。言葉の密度がやたら高いです。

おかげで二人が気合入れて話し出すと、内容が濃すぎて消化できないという問題が……全然要約できない( ;∀;)
同時通訳しづらいから先に原稿くださいって言われるタイプのスピーカーですね。ほんとナムさんがいてくれて良かった。

スランプ

花様年華』シリーズの頃スランプに陥った、という話。

Agust Dの活動をしながら僕の話をたくさんしてきたじゃないですか。
だからこれ以上もう話すことがなくなっちゃって、そのうちにひどいスランプに陥ったんです。
「僕は曲作りするカードを使い果たしてしまった。
これからどうすればいいんだろう」

ゲロりすぎて吐くものがなくなった状態(言い方)

これっていつ頃なんでしょう。すみません、すぐピンと来ない新規で……!
アルバムやツアーの日付と、著作権者登録曲の公開日推移で何か分かるか、見てみましょう。ってすみません、いつも展開が唐突で……!

・花様年華シリーズ:概ね大体2015~2016年前半あたり
 ・『花様年華』系アルバムの発売:2015/4/29、2015/11/30、2016/5/2
 ・「The Most Beautiful Moment/Epilogue」ツアー:2015/11/27~2016/8/14
・アルバム『AGUST D』の発表:2016/8/16

主な日付
赤枠が花様年華シリーズ期。確かにわりと谷間ではある。

最初話を聞いた時は、『Agust D』発表後にスランプになったのかなと思ってましたが、時系列的に見ると『花様年華』シリーズの最後に『Agust D』を発表してるから、タイミングが逆ですね。
いつ作曲していつ出すかの時差があると思うので、実際のスランプ時期に関しては、ライブ配信などでの発言を追った方が詳しく分かるかもしれないなーと思いました。

「苦しみの中から名盤が生まれる」という考え方が窺える、ナムさんのリアクション

収録曲の話

ナムさんが『해금(Haegeum/解禁)』初試聴。

聞きながらノッてる二人も、字幕もかわいいw
ヒョンの音楽めっちゃ好き、と語っている笑顔

SUGAやAgust Dのソロアルバムと聞くと最も期待できるスタイル
さあ、お待ちかねの大好物だぞ~
そんな感じだと思います

ナムさんの『해금(Haegeum/解禁)』評

해금(Haegeum/解禁)』は、『대취타(Daechwita/大吹打)』収録時に収集した韓国伝統楽器のソースから「奚琴(ヘグム)」を、そして幼い頃好きだったリズムゲーの解禁曲(アンロック曲=一定の条件を満たしたらプレイできるようになる曲)から「解禁(ヘグム)」のヒントを得て作られたそうです。
何のリズムゲーやってたのかを秘かに気にするゲーム系オタク=私。SUGAの小学生時代ならもうビーマニ、ダンレボ、ポップンが出揃ってますよね。どれ系統かな~。太鼓の達人だったら笑うなw

トラック3の『Huh?』は、絶対にやりたかった「ドリルラップ」で挑んだという話。ホビとフィーチャリングした曲ですね。好きです!
私はラップやHIPHOPに関しては完全に門外漢なので、SUGAが入り口になって勉強してる部分が多分にあるのですが、毎回新しい知識が出てきて驚きます。
ラッパーSUGAとしても、Prod.SUGAとしても、色んな方向にアンテナ伸ばしてますね。
さすが大衆向けの音楽やる人はジャンル選んじゃだめだよ、って言ってた人だけあるし、この業界で生きていくっていう決意を感じる。

今回ボーカル曲がわりと多い、と紹介するSUGA。

欲を出すラッパー
味わい深いガイドに定評のある弟からのエールw

山ごもりの話

アルバムの準備はかなり進んでいたのに、メイン含む3曲がなかなか出来上がらず、山籠もりをした話。

初日は思いきり寝たものの、2日目はいきなり『Polar Night』の歌詞が浮かび、「俺天才じゃね?」モードに入るSUGA。勢いのままに曲の方も作り上げ、ソウルに凱旋。
しかし聞き直したらいまいち……。「夜書いたラブレターを朝読み直すと死にたくなる」現象にハマったんでしょうか。

結局リリース日を延期して、1か月ほど塩漬け。その後入院💦

220827 空の写真を載せる、アルバム作業が間に合わなかったストレスと痩せすぎにて入院(1週間)

入院中に故・坂本龍一さんとのコラボ曲『Snooze』を書き上げる、困った患者

ダメだと思っていた曲を病院で改めて聞き直したら、いいと感じられたそうで、その後無事リリースへ。病院で働きすぎw

アルバム発売にかける意気込み

アルバム発売後は精力的に活動する予定のSUGAに対し、ジミンちゃん回の「シュチタ」で披露していた『可愛くてごめん』チャレンジを期待しているナムさん。
「きっとたくさんリクエストされるから練習しておいてくださいね。猫耳もつけて!」と、ありがたいことこの上ないエールを飛ばしております。
バンタンは基本仲間ペンだから、ARMY目線に回った時のアドバイスが的確過ぎて……さすが『Pide Piper』出してくるアイドルは違う。ファン心理を知り尽くしてる( ;∀;)

「たくさんトレーニングをして行く予定です」「シュチタのMCとして負けるわけにはいかない」と、こちらも意欲を見せるSUGA。後者はちょっとよくわからない。
この謎の意気込み、どっかで見ましたね……。

僕は見せます
見せたいと思います
アイドルとはどういうものか
アイドル力を高く
31歳のおじさんになってる
厚かましい男の
愛嬌を見せたいと思います

ファンサイン会の話になった途端、いきなりスイッチが入っていたSUGA
真実はいつもひとつ!
受け入れる現役アイドルw

この後、目の前で『可愛くてごめん』チャレンジ見せつけられたナムさんが、「わあ、確かになんかムカつくね」って口走って、いい笑顔で流してた姿がツボりましたw(17:08~)
皆、ほんとヒョンに対して遠慮ないよね。いいよいいよー!

ワークライフバランスとメンバー愛

ワークライフバランスを重視するナムさんからすると、仕事にかなり重点を置いて生活しているように見えるSUGAヒョン。
SUGAは「元々忙しい中で曲作りをしてきたので、それが自分のワークライフバランスだと思う。高校生の頃から仕事に集中してきたが、年齢を重ねるにつれて、仕事以外の時間も必要なんだなと感じるようになった(要約)」と述べています。

仕事以外の時間について、ナムさんが質問。

RM「今度また行ってみたいところはありますか?」
SUGA「メンバーと"IN THE SOOP"や"BON VOYAGE"を撮影した時、すごく楽しかったんです。それを少し僕たちのアルバムとリンクさせて」
RM「アルバム・ドキュメンタリーみたいに。ああ、面白そう!」
SUGA「そうそう。曲作りもして、ダメだったらただ遊べばいいし。そんなことをやりたいなと。場所はどこでも僕は構わないんだけど」
RM「良いアイディアだと思います」
SUGA「何曲収録するかは関係なく思い出をそうやって重ねていったらどうかなと思ったんです」

実現希望!

このやり取り、個人の希望を問われているのに、「BTS」としての企画を提出してしまっているSUGAが愛しいです。
あなたが一番かっこよかったステージは?」と聞かれて、結局「僕たち」の思い出を選んだジミンちゃんと一緒よ……!

『Road to D-DAY』と『D-DAY』ツアー

BTSメンバーのソロ活動で初のツアーに出るSUGAを、メンバーも心配している様子(特に健康面)。
1週間に3回のペースで1か月間公演を行う、というのは多いのかわからず、日程を検索してみました。ああ、国内外の移動と会場変更があるんですね。それは忙しい……!

『SUGA | Agust D TOUR ‘D-DAY’』公演日程
・アメリカ:4月26日~5月17日
・インドネシア:5月26日~28日
・日本:6月2日~4日(ぴあアリーナMM(横浜))
・タイ:6月10日~11日
・シンガポール:6月17日~18日
・韓国:6月24日~25日

ナムさんが「Damm bro~」って言ってた

SUGA自身は、暇だと自分を追い込んでしまうから、忙しい方がいいそう。知ってたけど、この人ほんとワーカホリックですね……!

RM「僕、SUGAさんはやると思ってたよ。ソロツアー」
SUGA「僕はツアーに対してすごく欲があるからね」
RM「一番野心の大きい人で、恐ろしい方なんです。実は。名前は甘いフリをしておいて、後ろからAgust Dとして不意打ちするかもしれない(?)人なので。本当に野心があってスケールの大きな方なので」

リーダーによるヒョン評

ツアー準備は大変だけど、BTS公演ではできないことを試せるのを楽しんでいるSUGA。その分決めることも責任も多くなるけど、全部背負おうと決めている様子が潔くてかっこいいです。

未来の自分(SUGA)へ送る「喝」
できなかったらどうするつもりだ?
泣くのか? その場で泣くのか?
違うだろ? いいからやれ!
つべこべ言わずにやれ!

「ホテルで泣き言をいう度にこれを流してください」ナムさん容赦ないw

メンバーがソロツアーをしたいと思った時に助言してくれる人がいないという現状を踏まえ、自らがソロツアーを行うことで、メンバーに話してあげられることが増えると考えた、と語るSUGA。

グクにもこう言ってましたね。教えられることがあるって嬉しいよね。

SUGAがソロツアーを行い、コロナ禍で会えなくなったARMYの元へ直接出向くことで、待つための原動力を作ってくれる、とナムさんが感謝と尊敬の念を捧げます。
皆で一緒にできたらいいけれどそれができない状況だからこそ、自分だけでも一人で走ってみようと決意した、と語るSUGAの気概が尊いですね。
いつも、自身が与えられる最大のものをBTSに還元しようとしているように見え、その愛の深さに打たれます……!

この字幕泣ける……

「SUGA/BTS/Agust D」3つの名前ですべて1億回以上のストリーミング曲を持つ初の韓国人アーティスト・SUGA。
ナムさんにそれを知らされた本人、浮足立って弟の言葉を全く聞いておりません。かわいいw

そうやって認められるまで数多くの努力や、苦しみや、苦労や、不安……
でもそういったものに直面した瞬間でも希望を手放さないのが、感じられるんです。
SUGAさんの曲は不安や暗闇に向き合いながらも、一筋の希望や光を手放さない、何か清らかなものがすごく感じられるんです。

興奮してるヒョンにぶった切られてたけど、愛に溢れたいいSUGA曲評だと思うのw
「たくさん聞いて下さい」と言うゲストと、何か気づいた様子のMC
韻を踏めると思ったら口に出さずにいられないラッパーの習性w

スランプの話 Pt.2

5~6年前、SUGAがすごく深い泥沼にハマっていた話。
2~3年の周期でスランプが来るらしいけど、話すほど深みに行くようでSUGAとの会話が大変だったそう。

しかし、最近のSUGAはチーム内で一番明るい話をするようになり、仕事に対する姿勢も能動的になった感じがして、喜んでいるとのこと。
ほぼ毎日一緒に過ごしている関係であることを差し引いても、めっちゃよく見てますね。

この人たち、すごいとこまで深堀りしてくるの歌詞だけじゃなかったわ……と震えながら聞いている私。
このトーク番組、内容がめちゃめちゃヘビーじゃないですか? 37分と思えない濃さです。そろそろブラックホールが生まれそうな密度なんですが。
こういう話できるのメンバーだけだよ、家族みたいなもんですからね、ってやり取りがありましたが、いや、家族や恋人でもそこまで行くかなあ……?

SUGAは、過去の過ちや未来への不安ばかり考えていたけど、最近は現在に集中することを心がけるようになったとのこと。
不安を覚える自分の感受性を宿命と受け止め、どうポジティブに捉えていくかをすごく考えたそう。
何気にナムさんが「僕と同じですね」と相槌を打っていて、内省派の二人の共通点が垣間見えます。

SUGA「そんなに悩まないで、そんなに心配しないでということを、すごく言いたかったんです。このアルバムを通じて」

かつての自分へかけたい言葉でもあるのかなと思いました

ナムさんも最近少し楽になった感じがする、と言うSUGA。
最近は「何とかなるさ」と楽観的に考えられるようになったから、と答えるナムさんに向ける眼差しに優しさが溢れてます。

リーダーになって、責任ばかりを背負う人生をあまりに長く続けてきた状況で自分の人生が楽になったのなら、それだけでも僕は本当に嬉しい。
去年6/13(音色註:多分涙の防弾会食回のこと)から1か月間ずっと解散だとかそんな記事が出たにも関わらず、良い方向へと変わったんだよ。
後で時間が経った時に、もう一段階グレードアップしたBTSを見られるんじゃないかと。

ナムさんがリーダーとしての重責から少し楽になったことを喜びつつ、最後はBTSとしての成長に期待する流れに着地。安定のバンタンペン・ユンギ。

色んな事を乗り越えながら、先にいつも希望を描いてくれるバンタン。そんな彼らの姿が大好きです。時々震えさせられるけど( ;∀;)

テテ「Chapter2は、露出とは関係ありません」

弟たちのソロ活動の話題。

BTSでは露出警察だったのに(主にテテに)w
脱ぐ弟達の話題で盛り上がるヒョンライン

SUGA「ジミニもかなり脱いでたよ、今回」
RM「ジミニが? そもそもジミニがアウターを着るのは脱ぐためですからね」
SUGA「そうだね」
RM「脱ぐために着る」
SUGA「髪を伸ばすのは髪を振り払うためで」
RM「現代美術みたいなものですよ」
SUGA「そうだよね~」

グクが丸めた靴下も「現代美術」って評してたナムさん。彼にとっての芸術とは。
大喜びで受け渡される、芸術的な脱ぎたて靴下(画像から動画リンク)

過去と未来と叶えたい夢

過去に戻れるとしたら、と問われて「練習生の頃(18歳)」と答えるSUGA。「当時の熱をもう一度感じてみたい」そう。

いきなり荒ぶるMC
これはこれでロマンチスト

SUGAの叶えたい夢はこれ。

ありがたみしかない
永遠の幸せの構図。SUGAの描く未来には、いつも7人がいる。

最後はホストとゲストが入れ替わって、ナムさんの「叶えたい夢」。

色々考え込みがちな二人が、どちらも現在にフォーカスすることを選んだ

過去も未来も「現在」から生まれるものだから、今に集中して生きたい。そうすれば、どんな選択をしても後悔はないと思う、と信念を語るナムさん。
僕たちはBTSとして生きてきたけど、いつも「現在」の話をしてたねと、最後まで主語が「We」になりがちなSUGAが愛おしかったです。

最後に「シュチタ」で締めるか「アルチッタ」で締めるか、奪い合う二人w
いい話も深い話もたくさんしてるけど、騒がしさも忘れずミックスされていて、もうお腹いっぱいです……!

さて、これアップしたら映画行ってきます。待ってて、ユンギ!


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