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willの本質について
前回、「willとは何か?」というタイトルでリクルートにおける「Will」導入の歴史について振り返りを行いました。(詳しくはこちらを参照↓)
今回はwillの本質について迫っていきたいと思います。
Willとは「意志」のこと
まず結論から。willとは「意志」であると捉えています。前のエントリーで触れた「セリアAで10番背負って活躍したい」「プロ野球選手になりたい」といった、将来的なゴール設
「will」とは何か?
リクルートの人材開発を語る上で避けて通れないテーマが「will」についてだと思います。リクルートの人材開発・組織開発の責任者を務めていた2021.4-2024.3月までの3年間で、最もよく聞かれた質問、相談は「will」についてでした。
「立派なwillがないといけないのではないか」
「willがあることが前提のコミュニケーションがしんどい」
「上司との面談の前に職場のリーダーに自分のwil
ロール型組織の本質とは?
先日Newspicksで公開された以下の記事。非常によくまとまっていてびっくりしました。ジョブ型なのかメンバーシップ型なのかという二者択一ではなく、Rがこれまで大切にしてきた思想(心理学的経営)をベースにすると、我々はロール型なのであるという宣言にも聞こえました。また一方で「世の中のトレンドを安易に追ってはならない」「自社の企業文化、事業戦略、事業運営方針に起点で考えるべき!」という警鐘のようにも
もっとみる「自ら機会を作り出し機会によって自らを変えよ」の解釈
「”自ら機会を作り出し機会によって自らを変えよ”。この言葉の現代における解釈、ご自身の経験、実体について教えてほしい」というインタビューを最近受けました。話したことを忘れないうちにメモしておきます。
1. 機会は主体的であり、受動的でもある
まず機会には二通りある。文言の通りに自ら機会を主体的に作りだすケース。自分はこれをしたい、顧客に対してこれを提供したいと意思を発露し、説明責任を果たし、実