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部下がついてくるリーダーシップの要素はビジョンを見せること

こんばんは、経営者のこうたです。

リーダーシップって漠然としながらも、必要な要素全てを一つに表現した的確な単語でもあります。

語れば本が一冊できあがってしまう量になってしまうので、本記事では部下がついてくる『根幹の要素』に絞ってご紹介します。



1.リーダーシップとは

上述したように、リーダーシップって数多の要素を一つの単語に絞ったものです。

なので今回は、タイトル通りに部下がついてくるリーダーシップに絞っていることを念頭にお読みください。


キーワードは「ビジョン」
社長として、プロジェクトリーダーとして、直属の上司としてと、立場によって求められる能力は異なります。

しかし部下からしたら共通していることが一つ。
それが、「ビジョンを示しているか」です。


・この人となら成功するビジョンが見える
・この人についていけば自分のスキルが上がる
・この人となら楽しく仕事ができそうだ
・この人なら俺を出世させてくれる
・この人なら何かあった時に自分を守ってくれる

こういった安心・信頼・モチベーションが容易に想像できる存在になることが、リーダーシップの要素の一つです。

というより、この気持ちを部下が持つことによって、リーダーが司令塔として成り立ち、成功や向上に繋がっていきます。



2.どうすればビジョンを見せられる?

実績が人を評価するのと同様、上司の信頼にも実績が必要です。
しかも過去にこういうことがあったという自慢ではなく、対象部下に背中を見せる行為を指します。

それは変化。
もっと言えば、『好転の事実』です。


・今まで不当な評価だったのが、長所を評価してもらった
・アドバイスや指示をもらうことでスキルアップに繋がった
・仕事にやりがいを感じられるようになった
・初めてプロジェクトが大成功した

そして重要なのは、一人一人に対して適切なアドバイスや指示を出すこと。
そうすることで、どの成功であっても自分が一役買ったからだという自信に繋がります。

そしてなぜ自信を持てたかと考えた時、リーダーのおかげだと思うのです。

単純だと思いますか?

しかし、マイナスからプラスへ転じた時、よほど自分に自信がある人以外は誰かのおかげだと思う傾向にあります。

なぜなら、自分一人ではどうにもならなかったがゆえにマイナスから脱せられなかったわけですから。

そして同時に、「プラスになったのはお前の力だ」とリーダーが言うことで、より強くリーダーのおかげだと思い込みます。


これ、実は難しいように思えて、当たり前のことを話しているんですよ。

リーダーとは責任者です。
責任者ということは、成功が大前提の立ち位置です。

重要なのは全体の成功ではなく、個々の成功を意識してこそ部下はより良い印象を持ってヴィジョンが明確化されるということ


全体の成功さえすればいいじゃんと思った人。
例えばプロジェクトメンバーが10人で、そのうちの6人の能力が高かったゆえに大半を担っていたら、残りの4人は参加したと思えるでしょうか?

一つのプロジェクトで見たら大成功でも、長い目で考えたらその4人にも高い能力と共にやりがいを持ってもらわなければなりません。


ゆえにビジョンとは、ざっくりとした全体像をリーダーシップによって示し、部下の信頼度によって各々ビジョンが鮮明化されるイメージです。



3.根幹は『恩』

私は引き抜きが当たり前の業界に入りました。
私は引き抜きがうまかったほうですが、どうやっても引き抜けない人は少なからずいました。

それは、『恩』があって今の会社に従事している人。

会社全体には不満があり、現在不当な扱いを受けているが、恩のある人がまだ在籍しているから辞めたくない。

このパターンの人は本当に不可能でした。
もっとも、その恩人が長続きしないだろうことは予想がついたので、縁を保ちつつタイミングを見て声をかけて引き抜きましたが笑

この事実から分かるのは、恩人が満足したら当人も満足するということ。

何がなんでもついていきます! の精神じゃないんですね。
心酔しているわけではなく、裏切れないという気持ちのもとの行動です。

社会人としては非常に強い繋がりです。


恩は人を裏切りません。
特に自分を変えてくれた恩は長いこと覚えているもの。
逆に嫌なことも覚えられるので注意が必要です。

そして恩を感じると、こんな人になりたいと思うようになります。
リーダーシップに必要な要素を備えた新たなリーダーが生まれるのです。



4.リーダーはどのような意識(目的)を持てばいい?

答えはここまでの間に書いてあります。
簡単です。

部下を育てようという強い気持ち。

それこそ自分の中でも、リーダーシップを発揮して部下を成功に導くビジョンを見つめることです。


たとえ表面上厳しいだけだったとして、本気で部下のためだと思っていればちゃんと伝わります。

私は厳しい人のほうが好きです。
もちろん怖さはありました。

ただ、優しい人って精神的には楽ですが、いざという時になると本当に役に立ちません。
私は経験上、それを知っていたから厳しい人を慕うようになりました。

厳しい人というのは、暴言を吐く人のことではありません。
鞭だけで飴を与えない人でもありません。

自分にも他人にも甘えを作らない人です。

自分にも甘えがないということは、いざという時にも全力で助けてくれるということ。


優れたリーダーシップとは、部下が慕ってこそ価値のあるものに変わります。

リーダー1人では何もできないということを理解してください。


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