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視野が狭い人は無能 共に仕事はできない

こんばんは、経営者のこうたです。

もはやシリーズ化してきたと言ってもいい『無能シリーズ』。

実は無能シリーズには必ずモデルがいます。
だからいつも文章量が多いんですよね笑


さて今回は、仕事ができる人ほど苛立ってしまう相手となります。

まあ私のnoteは文句を言う内容ではないので、
・部下を育てる時に視野を広げるように意識させよう
・今本記事が当てはまる人は気をつけよう

の2点を意識してお読みください。



1.視野が狭いとは?

物事に関する考え方の幅が狭いことです。

私はいつも『思考力』に集約させて説明しますが、単純な例を出しますと、

「この資料のコピーをお願い」

社内業務をしている人は、何度も言ったり言われたりしているセリフだと思います。

この後に続く会話は、

「何部ですか?」

私はこのやり取りを聞いて、いつも馬鹿だなあと思っています。

コピーをお願いする時点で、何部必要なのか聞かれるのは当然です。
ならなぜ、前もって何部コピーするのかを伝えないのか。


この質問をすれば相手はこの疑問を持つと、少し考えれば分かることにも気づけない。

『視野が狭い』には、周囲の意見が受け入れられない、固定観念が強いなどの意味もあります。

広義では様々な意味を持っている『視野が狭い』ですが、私は、「少し考えれば分かることにも気づけない」が根本にあると考えます。



2.少し考えれば分かることにも気づけない

これを言うと、思考力のない人は次のことを言うでしょう。

「誰もがお前みたいに考えられるわけじゃない」

つまり、『思考の放棄』です。

『思考の放棄』とは、生きるうえで最も失ってはいけない要素だと思っています。


確かに、仮説思考や逆説思考を用いた、いわゆる先読みの思考力は、誰もが有しているものではありません。

地頭力や訓練が必要なので、私が出会ってきた割合で見ても、優れた人は2〜3割くらいでしょうか。

ですが、「この資料のコピーをお願い」から「何部ですか?」の流れは、限られた人にしか気づけないことでしょうか?


「少し考えれば分かることにも気づけない」と言う人は、たいてい思考力に優れている人です。

つまりは能力差の大きい相手から言われると、視野の狭い人は「そんなの無理だ」と考える前から判断してしまうわけです。

でも実際は、「この資料のコピーを30部お願い」と言えるようにしろと言っているだけ。


これって本当に難しいことですか?

もしこの意見に対して、「その程度のことならどっちでもいいじゃん」と思った人。

「だから視野が狭いんだって」と言い返しておきます。



3.視野が狭い=気が利かない

この場合の気が利かないとは、気遣いがないとか配慮が足りないという意味ではありません。

また例を出します。

カフェにて後輩が、先輩の分のコーヒーと自分のココアを注文するために並び、先輩は席取りをしていた。
後輩が購入したコーヒーとココアをお盆に乗せて席に向かう。
「ミルクと砂糖は?」

もうお分かりですね?

先輩がミルクと砂糖を欲するか分からない場合、私ならとりあえず2つ共持っていきます。
有料ならともかく、大半のカフェは無料でセルフですからね。

コーヒーに砂糖とミルクを入れる人がいる、というのは常識であり、知らないわけがありません。

私はブラック派ですが、今回の後輩の立場だったら必ず持っていきます。
まあ実際は持っていくというより、頼まれた時点で聞きますけど。


その思考に至れない時点で視野が狭く、結果的に気が利かないことになってしまうのです。

私の友人に普段は頭が悪いけど、ものすごく気の利く人がいます。

彼は迷ったらとりあえずもらってくるタイプで、よくよく観察してみると視野の狭さをカバーするような動きが多く見受けられました。

焼き鳥で塩かタレか分からなければ、どっちも頼むということを簡単に行える人です。

これって結局、『視野が狭い自分を理解したうえでカバーできる視野の広さがある』ということなんですよね。

このタイプは、意識的に思考力を働かせれば能力を発揮できるのに、常に思考を巡らせていない人。

個人的にその器用さは羨ましいです。



4.有能な部下を失わないために

さて、ここまでを踏まえたうえで質問です。

同等の立場、同じ給与で働いていることに納得ができますか?

視野の広い人は、視野の狭い人の中途半端な思考や行動すら考慮して行動します。

これ、相当なフラストレーションです。

退職理由で毎回真ん中くらいに入るのが、

・給与が低い
・キャリアアップがしたかった
・適切な評価をしてくれない

こんなセリフをよく聞きませんか?

「あいつと同じ給料なのが気に食わない」

しっかりと部下を見て人事や評価を決めないと、有能な人だけが抜けて無能しか残らない会社になってしまうのです。



5.仕事のできる人が損をする

真面目な人が損をする、というのと同じで、仕事のできる人が損をするなんてことがあってはなりません。

しかし実際、有能な人についつい頼ってしまう上司や会社が多いのです。

無能を育てることをせず、半ば無視をした状態で邪魔にならない程度に放っておくんですね。


会社という単位で見ると余裕があっても、部署や現場という単位で見ると余裕のあるところのほうが少ないもの。

ゆえに無駄な1日、無駄な1時間を過ごすわけにいかず、有能な人にボトムアップをしてもらうしかないという判断に至るわけです。



6.有能者はどうすればいい?

有能者であれば、会社にある程度在籍していると、今後に期待できるかどうかがなんとなく分かると思います。

期待できないと判断したのであれば、今すぐ退職をオススメします

人は年を取ると選択の幅が狭まり、行動限界も低下してしまいます。

別の業界や会社を経験するだけでも大きな力になりますから、とにかく無駄な1日を過ごさないように意識してください。


今後を考え、退職、独立、キャリアアップのいずれを目指すかを真剣に考えている人は、おそらくたいていのことはできるはずです。

であれば、早いうちに様々な"経験”を積んでください。

経験の有無でも選択の幅はだいぶ広がります。


有能が損をする世界は100歩譲って諦めても、無能が得をする世界だけは許しちゃダメですよ。



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