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『俚俗と民譚』第1巻第8号に掲載されている会員名簿

 以下の記事で紹介した『麻尼亜』を発行していた平井蒼太の「涸れた泉」が掲載されている『俚俗と民譚』第1巻第8号(1932年)だが、この号には『俚俗と民譚』の会員芳名が載っているので、以下に引用してみたい。

会員尊名(順序不同)
東京 柳田国男
兵庫 玉岡松一郎
長野 高橋昌司
東京 福島憲太郎
東京 岡書院
東京 中里龍雄
奈良 水木直箭
東京 高橋文太郎
横浜 石野瑛
東京 岡本信三
宮城 本田安次
東京 宮尾しげを
福岡 櫻田勝徳
静岡 内田武志
長野 井上福實
大阪 栗山一夫
東京 中山太郎
横浜 栗原清一
青森 種市有隣
広島 東條操
東京 村田鈴城
岩手 小笠原謙吉
大阪 吉岡廣明
大阪 藪重孝
大阪 宮下星波
東京 喜多義次
東京 山本靖民
青森 吉田三郎兵衛
東京 渋沢敬三
大阪 鹿島道雄
熊本 能田太郎
長岡 内田桂一
広島 有田徳太郎
大阪 澤田四郎作
大阪 藤野崇
青森 高橋敏文
兵庫 大久保櫻外
青森 福田建之助
岡山 川口宗一
仙台 藤原相之助
神戸 河本正義
八戸 夏堀謹二郎
富山 山岸曙光子
八戸 小井川潤次郎
東京 野崎トメ
壱岐 山口麻太郎
富山 小柴直矩
東京 麦島紀麿

順序不同と言いながらも柳田国男の名前が1番最初に記載されているのは気遣いだろうか。以下の記事で紹介したことのある加賀紫水の発行しており、戦後に復刊した『土の香』の会員名簿も柳田が1番最初に記載されている。また、上記の記事で紹介した平井はこの時点では会員ではなかったようである。

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