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コーヒーにまつわる道具 Vol.21

COMMANDANTE(コマンダンテ) - コーヒーミル

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今回のコーヒーにまつわる道具は「ミル」です。その名もコマンダンテ 。ドイツ製の高品質手挽きミルです。

前回、エスプレッソマシンのFlair Pro 2を購入した記事を書きました。

そこで痛感したのが、エスプレッソを淹れるにはエスプレッソ用のミルが必要、という当たり前のようなことでした。

当たり前のようなことなのですが、新たにミルの購入というのは、結構ハードルが高いもの。新しく買えばお金もかかるし場所もとるし。今あるミル(ナイスカットミル)でも使えないか淡い期待を抱いていました。

しかし、ナイスカットミルで1番細かく挽いた豆ではエスプレッソで重要な圧がかかりません

エスプレッソ用のミルを買うしかない。そこで、考えた結果、コンパクトで高性能なものに絞りました。そしてヒットしたのが、COMMANDANTE。手挽きミルの中では最高峰とも名高い製品です。

↓本音を言うと、エスプレッソ用のミルを検索する中で一番気になっていたのはEK43 S。しかし個人が日常で使うにはオーバースペックと今回は判断しました。いずれまた欲しくなりそうですが、、、

それでは、COMMANDANTEの紹介をサクッとしたいと思います。

↓何かの兵器が入っているかのような箱。今までにない梱包にテンションが上がります。

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↓蓋を開けてみるとシンプルな製品が現れました。素敵なパッケージング。

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↓本体部分。かなりズッシリした重みがあります。僕の手には収まりますが、手が小さい方だとちょっと厳しいかもしれないサイズです。

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↓全てを取り付けるとこんな感じです。木製ノブがすごく良い。挽いた豆が入るガラスジャーは透明なものと黒色のものが1つずつ入っています。

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↓本体を包んでいた更紙がすごく良い質感。GRUNとはドイツ語で「緑」。は未熟という意味もありますが、これからの希望という意味もあります。あまり人気はなさそうなカラーですが、僕はこの色と木の色の相性が大好きです。

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↓実際に豆を入れてみます。ドリップ用に挽き目を30クリックに調整。

コーヒー豆を40g入れたのがこちら。豆はスクリーンサイズにもよりますが、MAX 40gですね。

40gの豆を挽くのに2分かかりました。電動ミルに慣れているせいもあって、2分でも少し長く感じてしまいますが、手動とはこういうことです。

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↓こちらはエスプレッソ用に極細挽きにしたもの。挽き目は8クリックにしました。

豆の量は20g。所要時間はやはり2分でした。初めての極細挽き。確かにナイスカットミルの1番の細引きとは全く違います。

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この極細挽きでFlair Pro 2を試したところ、バッチリおいしいエスプレッソができました。

このCOMMANDANTE + Flair Pro 2の組み合わせはすこぶる良さそうです。これで当面、エスプレッソ修行も楽しめそう。

あとは、COMMANDANTEの挽き目研究をして、もう少しこの道具について知ってあげないと。また、普段使っているナイスカットミルとの挽き目の比較もしたいと思います。

コマンダンテ で挽いた豆をドリップでも飲んでみましたが、とてもクリーンな味わいです。なかなか楽しめるミルに出会えました。

<補足>

コマンダンテ は個人的には満足する製品ですが、手の小さな方には正直扱いづらいと思います。握力がかなり必要になります。

そんな方には、より細身のZproあたりが無難かと。

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8月に入りました。海に行きたい。

日曜日。思いっきり開放感の中で1日を過ごせれば。とりあえず水浴びをしよう。

皆さん、良い1日を!

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8月1日 木下杢太郎 (1885 - 1945) この日生まれた医学者。第二の鷗外をこころざし、ライの研究の権威となり、また唯美主義的な創作をした。キリシタン研究にも貢献。

 理知の生活の上では、われわれ(日本人)の脳髄は今やヨーロッパの精神襲撃の痛ましい市街戦場となっています。その方面ではわれわれは、被侵入者で、かつそのために多数の合の子ができてしまいました。実際のことを白状すると、われわれは、あの大きく背の高く、女は往々すこぶる美しい碧眼人の間に、何か知らぬ圧迫を感じています。 われわれの心をもっと朗らかに、われわれの体をもっと立派にするために、われわれはその根本の原則を考える必要があります。優生学はそのもっとも広い意味で研究せらるべく、そのために国立の大研究所を作るのがいいでしょう。(其国其俗記) 

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

※現代においては上記の言葉は多くの批判を受ける対象となるでしょう。僕も賛同はできません。しかし、当時の知識人の正直な考えを知る上では貴重な言葉です。そしてそれはオリンピックのいざこざを見るにつけ、今においても脈々と流れる意識なのだと感じざるを得ません。

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