コーヒーと音楽 Vol.175 - Pink Moon
Nick Drake - Pink Moon
また今年もこの日がやってきました。
４月の満月、ピンクムーンの日。
正確には今夜満月ではなくて明日未明の３：５６ということですが、ニュースを見ると今夜を見頃としています。
ピンクムーンときたら、もうこの曲しかありません。
Nick Drake の Pink Moon。
本当に素敵な曲。
↓１年前のピンクムーンの日にも取り上げました。
この曲が入っているアルバムのその名も「Pink Moon」。名盤です。
今では名盤とされるこのアルバムも発表された当初は、一部にしかちゃんと評価されませんでした。
精神的に病んでいたNick Drakeは１９７２年にこのアルバムが発表された２年後に亡くなってしまいます。
そんな彼がつくったこのアルバムには、自己を見つめる視点、自己を通した視点で満たされています。
この曲が使われたフォルクスワーゲンのCMがあります。なんて素敵なんだろうと思っていたら、ディレクターはJonathan Dayton and Valerie Faris。映画「リトル・ミスサンシャイン」を手がけた二人です。納得です。
今年は明日のイースター（復活祭）と重なったピンクムーン。
何かがよみがえる日。
Pink Moon gonna get we all。みんなピンクムーンに目を奪われる。
土曜日。昼間にパラパラ降っていた雨が上がりました。
皆さん、良いお月見を。
＜今日の誕生日＞ ４月１６日 ダスティ・スプリングフィールド（1939 - 1999）この日生まれたイギリス出身のミュージシャン。
＜一日一言＞ ４月１５日 チャップリン（この日ロンドンに生まれた偉大な芸術家。幼児から舞台に立ったが、アメリカに渡って映画を自作自演。全世界の大衆に愛された。
テリィ「世の中のことが何もかも無駄のように思われてきたの。花を見ても、音楽をきいても、みんな何の目的もない、無意味なように思われたの。」 カルヴェロ「意味を求めたってはじまらないよ。人生は欲望だ、意味などどうでもいい。全ての生き物の目的は欲望なのだ。それぞれ欲望があるから、バラはバラらしく花を咲かせたがるし、岩はいつまでも岩らしくありたいと思って頑張っているんだ。・・・そうだ、人生はすばらしい。恐れの気持ちさえもたなければだ ー 何よりも大切なのは勇気だ。想像力だ。」（ライムライト）
＜一日一文＞ ４月１６日 パウル・クレー
色は、私を捉えた。自分のほうから色を探し求めるまでもない。私には、よくわかる。色は、私を永遠に捉えたのだ。私と色とは一体だ。 ー これこそ幸福なひとときでなくて何であろうか。私は、絵描きなのだ。（一九一四年四月一六日）『クレーの日記』南原実訳、新潮社、一九六一年あまり善良すぎることをするのはおやめなさいよ。少し気楽に、そして意地悪になさいな。一生に一度くらい、少し悪者になってみるのも、案外いいものよ。『ある婦人の肖像』（下）、行方昭夫訳、岩波文庫、一九九六年
＜今日の英語＞
One of the main enemies of trees are insect larvae, which feed on them and often kill them.
樹木の大敵の１つは昆虫の幼虫で、樹木を食料とし枯らすことも多い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？