コーヒーにまつわる道具 Vol.10
ベトナムコーヒー用フィルター
ベトナムの生豆をいくつか買って焙煎しました。そこで思い出したのです。「ベトナムコーヒー、なんかあの銀のカップみたいなのを乗っけて飲むんじゃなかったっけ?」。
思い立ったらそく行動。速攻で買いましたよ。ベトナムコーヒー用フィルター。調べてみると、アルミ製の価格が安いものと、ステンレス製の少しだけ高いものとがあります。現地ではアルミなんだろうなぁと思いつつ、なんとなくステンレスな気分だったのでステンレスにしました。こういうのは気分に限ります(笑)。
では、早速準備です。
<準備するもの>
1.ベトナム コーヒーフィルター
2.コーヒー豆 20g →せっかくなのでベトナムの豆
3.コンデンスミルク(練乳) 20g
4.お湯 100ml
5.コーヒーミル
6.カップ
7.スケール
<つくり方>
まずはなんといってもベトナムコーヒー用のフィルターです。構造的に別のものでも代用が効きそうですが、とにかくこれがないと雰囲気がでません(笑)。フレンチプレスで緑茶入れても雰囲気出ないのと一緒です。
ベトナムコーヒー用フィルターセットを見てみます。
↓ 左から、カップの上に置く受けの部分。その横がメインのカップ、そしてその横が中蓋、そして蓋です。
↓ カップとフィルターの準備をし、お湯を沸かしながらミルで、ベトナム産の豆を挽きます。この豆は昨日紹介したトイさんの豆です。ロブスタです。この豆は、ベトナムコーヒーをイメージして、いつもより(いつもはシティあたりの焙煎が多い)深く焙煎しました。
↓ベトナムコーヒーは小さいグラスの上にフィルターを乗っけて、コーヒーの色も楽しめるイメージがあります。しかし、ちょうどいい大きさのグラスがありません。久しぶりにボダムのダブルウォールグラス出してみました。この丸っこいフォルムと不思議な構造が好きなのです。
↓ コンデンスミルク。これがないとベトナムコーヒーにならない、でしょう?
↓ コンデンスミルクを入れる量がわからないので、ネットでベトナムコーヒーのつくり方を検索。すると大体のサイトはコンデンスミルク:「適量」。この「適量」っていうは厄介です。なぜって、「適量」なんてわからないから。ということで、20gにしました。
↓ ダブルウォールの楽しいところ。液体物が浮いているように見えるところ。
↓ グラスの上にベトナムコーヒー用フィルターセットを置いていきます。まずは、グラスの上に置く「受け」の部分。
↓ 次にメインの本体部分。受けの部分と本体部分の穴が無数にあります。これがフィルターの役割なんですね。
↓ 次にミルで挽いたコーヒー豆を投入。
↓ そして中蓋を置いて、と。ちなみにこの中蓋がネジで止められるフィルターが売っています。それによって抽出の濃さを調整できるらしい。ちょっと欲しい。。
↓ 準備しておいたお湯を注ぎます。最初は蒸らすようです。またしてもネットには「適量」のお湯で蒸らすとあるので、20ml入れてみました。
↓ 蒸らし時間もよくわからなかったので、「適当」に20秒にしました。今回は「20」という数字に縁があるようなので。
↓ 蒸らしたらお湯を注いでいきます。小さな穴なので、すぐにポタポタ落ち始めるのかなと思ったら、案外コーヒーが落ち始めるのに時間がかかります。ちなみにお湯の量もサイトによっては100ml、120mlなどとあります。が、僕のフィルターはそもそも100ml入れたらいっぱいいっぱいです。
↓ 蓋をします。僕はアマゾンでHinode Coffeeさんのステンレスフィルターを買ってみました。検索で上の方にきたので(笑)。
↓ 抽出時間も5〜8分と書いてあるサイトがありましたが、よくわからないので、とりあえず6分で様子を見ることにします。
↓ ポタポタ落ちています。
↓ 6分が経ったところで蓋を開けてみると中はこんな感じ。こうなるから中蓋がネジで固定式の物もあるんだな。結局お湯が落ち切ったのが7分30秒ぐらいでした。これに関しては時間がどうこうという問題ではなさそうなので、抽出時間はお湯が落ちきるまで(笑)。
↓ コンデンスミルクとコーヒーが2層になっているのがわかるでしょうか? きれいだなぁ。
↓ でましたマドラーという名のハシ(笑)。これでかき混ぜます。
↓ 混ざってきました。混ざってきました。
↓ できあがり!
ここまできて、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、実は僕はベトナムコーヒー初なのです。だから、作るのもイメージ。味もイメージ(笑)。でも、結論をいうと、このベトナムコーヒーめちゃくちゃうまい!
コンデンスミルクと深煎りのロブスタの豆の絶妙なマリアージュ。いや〜ロブスタ見直した(笑)。これはロブスタじゃなきゃダメですね。ロブスタの個性がこうやって活きるんだなぁ。反省です。なんとなくロブスタ、僕は苦手意識があったのに完全に払拭。
お湯が落ちるまでに7分半の時間がかかったので、飲む頃には結構ヌルい感じに。でも考えてみれば、暑いベトナムではこれをアイスコーヒーにして飲んだりしているんですよね。熱々で飲むことはあるのかな〜。
100mlの量だと少なくて、もっとたくさん量を飲みたくなってしまいます。が、少し時間が経つと、この量は適量なのかもと感じます。胃に結構くる(笑)。エスプレッソみたいな物ですね。
はじめてのベトナムコーヒー。これは振る舞わないと。青空が見えて、コーヒーを外で飲みたくなりました。いつかベトナムにも行こう。雲が親指を立ててGood、行こうねって言っているようです。
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