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コーヒーとお酒 Vol.30 ウクライナの白ワイン その4
SHABO RESERVE TELTI - KURUK(2018)ウクライナ
今回の「コーヒーとお酒」で紹介するのは、前回に引き続きウクライナ産の白ワイン SHABO RESERVE TELTI - KURUK(2018)です。
前回のワインの品種はピノ・グリージョ(ピノ・グリ)でしたが、今回は地場品種テルティー・クリークで造られた白ワイン。
↓前回のワインは独特のおいしさがあって記憶に残っています。
今回のワインの個人的な印象は、青リンゴでした。甘さは感じず、始終ドライな印象。もう少しまろやかさがある方が好みです。甘みのある食べ物とペアリングすると相性が良いかもしれません。
栓を開けて2日目の方がおいしく飲めました。
それにしてもこのワインの産地であるオデッサもロシア軍からの攻撃に備えて臨戦体制に入ったとのことです。そのニュースが2〜3日前のこと。それから最新の情報が入っていません。どうなっているんだろう。
本当に悲しい。
ちなみにオデッサ州の州都である港町オデッサの姉妹都市は横浜です。
↓オデッサの歴史を見るに、この場所も時代に翻弄されてきたことがわかります。1941年にはソ連軍 対 ドイツ・ルーマニア軍とオデッサの戦いがありました。
もしロシアの中に、「ソ連」という意識が強くあるならば、ドイツ・ルーマニア軍によって陥落させられたオデッサには特別の想いがあるはずです。
プーチンが今回の侵攻の際によく引用する「ウクライナの非ナチ化」というのも、第二次世界大戦の「独ソ戦」の恨みが多分にあるのでしょう。
ちなみに第二次世界大戦時にオデッサの住民はルーマニア軍によって2日間で10万人の市民が虐殺されたとも言われています。
80年という時を経て今度はロシアがウクライナという国民意識を持った市民と対峙するという。
今回紹介したワインが造られているのはSHABOという土地。スイス移民によって1822年にワイン造りがここではじまったとされています。
本来であれば、今年はワイン造り200年記念の年であったに違いない。
早く平穏な日常となりますように。そして人々がワインを飲んで祝える日が一刻も早く訪れますように。
山々には彩りがいつの間にか増えてきました。山の中はたくさんの春でいっぱいなんだろうな。
月曜日。自然の移り変わりに自分が追いついていない気分です。
皆さん、ゆっくりおやすみください。
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<今日の誕生日> 3月28日 John Evan (1948 - )この日生まれたイギリスのキーボーディスト。Jethro Tullのメンバーとして知られる。
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<一日一言> 3月28日 ゴーリキー(1868 - 1935)この日ロシアのニジエ・ノヴゴロドに生まれる。小学校中退、あらゆる職業をへて、社会主義リアリズムの創始者となる。代表作は「母」「どん底」
私は書物のなかで、私がかつて生活のなかで聞いたことのないような、思想に出会うことは稀れであった。(私の大学)
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<一日一文> 3月28日 ゴーリキー
幼年のころ、わたしはみずから自分を蜂の巣のように想像した。さまざまのなんでもない、ごく平凡な人びとが、生活についての自分の知識や思考の蜜を蜜蜂のようにそこへ運んできては、だれでもできるものでわたしの精神を惜しげなく富ましてくれるのだ。しばしばこの蜜はきたなく、またにがいことがあったけれども、あらゆる知識は ー やっぱり蜜であった。「幼年時代」湯浅芳子訳、岩波文庫、一九六八年
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<今日の英語> 英検1級 でる順パス単
I agreed to support their proposal if they would make minor amendments.
少し修正を加えるなら彼れの提案を支持する、と私は同意した。
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