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コーヒーと音楽 Vol.79

The Automatics - Let Me Be

その昔、いわゆるPower popというジャンルの音楽にハマっていた時がありました。正直に言うと未だに、どこを境にPower popなのかPunkなのかRockなのかと言われると言葉に窮します。

それぐらいのミーハーな感じなのですが、それでもPower popにカテゴライズされた音楽に間違いなく惹かれるのは事実です。

↓英語版のWikipediaにはもっと詳しくPower pop(またはpowerpop)について書かれています。

一説にはThe Whoのピート・タウンゼントが自分たちの音楽をpower popと1967年に言ったのがはじまりとされているようです。ただ、Power popの元祖と言われているのは、1970年代のBadfingerやthe RasberriesのようなThe Beatlesの流れを汲むバンドたち。

じゃあThe BeatlesはPower popなのかと言われると、僕はビートルズはビートルズだ、としか言えません。ということで、僕の中に個人的なPower popの定義があるとすれば、「ビートルズの流れを汲む、甘く切ないメロディーを大切にしたロック」とでもなりましょうか。

↓過去に紹介したMarshall Crenshawもパワーポップとされたりされなかったり。

今回紹介するthe AutomaticsのLet me Beという曲は2001年発売の「2」というアルバムに収録されていました。

The Automaticsは1976年に結成されてイギリスのpunkシーンでも活躍したあと解散。 リーダーのDave Philpはその後、アメリカのカリフォルニアに渡りビジネスをしていたそうです。

2000年に入り、日本のBASE Recordsさんからのお誘いがあり、日本ツアーやアルバム製作をしていったとWikipediaには書かれていました。自分の好きなアーティストにコンタクトをとってツアーやレコーディングまで達成する、その過程を思うと感動します。

以前はこの「2」のCDを所有していたのですが、今となってはどこへいったやら。もしかしたら歌詞カードも日本盤なので付いていたのかもしれません。

いつもだったら歌詞の意訳をするところなのですが、歌詞がネット上にはありません。今回は歌詞を聴き取る気力はないのでパス。ちょっとおサボりです(笑)。単純に素晴らしいメロディーラインを皆さんも堪能してください。

メンバーは、Dave Philp - Vocals 、Wally Hacon - Guitar、Bobby Collins - Bass、Ricky "Rocket" Goldstein - Drums です。

ドラマーのRickyは後に Sham 69 に加入。ギタリストのWallyは後にWreckless Ericと活動。ベーシストのBobbyはHolly and the Italiansに参加。と、まぁすごいバンドだったのです。

Automaticsは同名のバンドが存在するので、音源購入の際はご注意を。僕の知る限りでは、日本のThe AUTOMATICSとアメリカのPop Punkバンド、Automaticsがいます。

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プランターのオクラも実が大きくなってきました。花は黄色い。真っ直ぐ伸びる幹です。

火曜日。雨が降ります。恵みの雨。今朝はこの雨に包まれながら自転車で通勤だ。

皆さん、良い1日を!

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6月29日 内田魯庵(1868 - 1929)この日死んだ文学者。欧米文学の紹介者。また社会小説の先駆者として、するどい社会批判で有名。「破垣」(やれがき)は発禁処分となった。

 およそ不義敗徳の社会の裏面に行わるる間はなお邦家の幸いなり。今の社会のごとく至るところ公然と表面に行われて、行う者は恬(てん)として恥じず視る者は常時として怪まざるにおいては、たとい文士の筆を軛(やく)するとも、百世の下いかにして永く歴史家をあざむくべきをうべき。一文士の一製作を禁ずるは容易になしうべく、衆文士の筆をことごとく覊束(きそく)するもまた容易になしうべし。秦皇を学んで書を焚き文士を坑(あな)にするもまたなし難きにあらず。ただそれいかにして満天下の耳を聾(ろう)し眼を盲し、もって全く視聴するなからしむることをうべき。(「破垣」について)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より







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