コーヒーと音楽 Vol.161 - ウクライナ人に関する曲
IDLES - DANNY NEDELKO
追記:貼り付けていた動画+歌詞は削除しました(2022/08/21)
ウクライナ情勢が気になって正直コーヒーどころではない状態です。
ここ数日、自分の投稿がウクライナのことばかりになってしまっていて、読者の方の中には嫌気がさす方もいるかもしれませんが、やっぱり他人事とは思えません。
寒いだろうに明日どうなるかもわからずに身を寄せ合っている方々にコーヒーを淹れてあげたい気持ちです。
自分自身が全くウクライナのことを知らなかったので、せめてウクライナのことをもっと知って、このnoteで紹介していきたいと考えています。
僕自身が関心のある芸術分野、音楽、食べ物、飲み物を中心にまずはウクライナに興味を持つ。そこからで良いのだと思います。
今回の「コーヒーと音楽」で取り上げるのは Idles の Danny Nedelko です。本来であれば、僕がこのnoteで取り上げることはまずなかった音楽となります。
彼らの音、そしてスタイルを聴いて見てもらえればわかるのですが、かなりエネルギッシュです。人によっては耐えられない音楽かもしれません。お洒落で穏やかなカフェ時間を過ごすような音楽とは対極です。
本当はずっとこのnoteでは心穏やかにホッとできるような記事を可能な限り書きたいと思ってきました。今も思っています。それが故に、意識的に自分自身の中では大切にしていても、強い印象を与える可能性のある音楽は極力避けてきました。
しかし、ウクライナ情勢を画面越しに見るにつけ、心の中でグッとくるものがあります。こんなときにはこんなときの音楽が聴きたくなるもの。そんな折、ふと「そういえばIdelsのDanny NedelkoのDannyってウクライナ移民だったな」と思い出しました。
Idlesはイギリス出身のバンド。彼らはパンクバンドと呼ばれることを否定しているようですが、僕からするとその精神を感じます。
彼らのKEXPでのスタジオライヴ映像を見たとき、はじめてハードコアバンドのライヴをみたときのような緊張感が伝わってきました。
長いことパンクやハードコアシーンから遠ざかっていましたが、僕の根底には若いときに夢中になっていたそれらの音楽およびそのカルチャーシーンの影響が確実にあります。そのときの衝動が呼び起されたような感覚。
その独特の緊張感から一瞬もしかしたら新しい政治的なスキンヘッズ系(メンバーはスキンヘッドじゃないけれど)かとも思いましたが、KEXP(シアトルにある公共ラジオ放送局)でそのようなバンドが出るわけがありません。そして、Idlesのことを調べてみると僕にとってはまっとうで骨太なロックバンドであることがわかりました。
今回紹介する曲 Danny Nedelko の歌詞も読んでみると、移民問題に対しての明確なメッセージがそこにはあります。
ボーカリストのジョー・タルボットはGlastonbury 2019のライヴの途中で感極まって泣いています。こういうステージは初めてみました。
このウクライナ侵攻がはじまった24日からニュースを追っていますが、日に日に難民の数が増えています。
最初は5万人という報道が15万人になり、今日の段階では36万人。これからもっともっと増え続けることは間違いありません。
その先にはヨーロッパの各地に今まで以上のウクライナの方々が移民(避難民)として生活をはじめるということです。そうなればまったくの異国の地でいちから生活をはじめる人びとがものすごい数生まれることになります。
EUがウクライナ問題を深刻に捉えている理由はいくつもあると思いますが、その中のひとつには間違いなくこれからの難民受け入れをどうするかという問題が入っているはず。その切迫した感覚は日本においては理解しがたいものなのだということは想像できます。
ウクライナから難を逃れるために国境を超える方たちもいれば、ウクライナのために戦う決意をし、祖国に戻る方たちもいます。
僕はただ一刻も早くウクライナの方々に穏やかな日常が来ることを祈ること、そしてウクライナについて僕にできる形で紹介をするぐらいしかできません。
ウクライナで起こっていることは他人事ではない自分事として捉えておきたいです。
春を感じる陽ざしを窓越しに感じながら僕は一杯のコーヒーを飲みました。
月曜日。張り詰めたものが、緩やかになりますように。
皆さん、おやすみなさい。
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2月28日 島原の乱(1633)天草四郎を盟主とあおぐキリシタン農民軍三万余は、原城によって十二万余の幕府軍に抵抗すること四ヶ月に及んだが、この日全員玉砕した。
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2月28日 ブライアン・ジョーンズ(1942 - 1969)この日生まれたイギリスのミュージシャン。ロックバンド、ローリング・ストーンズの元ギタリスト兼リーダー。
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